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勇者姫のメイド  作者: IGUAS
2/11

戦後から始まる その2

彼らだけではどうにも為らなかった事は間違いない。


但しそれは始まりに過ぎなかった。

その後、帝国内の都市で次々と異形の襲撃が発生、帝国の全軍を挙げて迎撃することとなる。


結果、帝国の都市の過半数が甚大な被害を受け帝国軍の半数以上が戦死。

有力な貴族、優秀な指揮官の大半を失う。事実上の大敗北である。

姫様が迎撃を指揮したのは最初のボーグ市以外に2箇所。

すでに異形との戦闘を経験した元ボーグ衛兵隊の部下達の助けもあり、手際よく異界の怪物を排除。比較的軽い被害で終わらせている。


ここで、元ボーグ衛兵隊に首都防衛の要請が入り、姫様と衛兵隊は首都ホルストパレスに入城するのだが・・・・

それにより姫様が帝国とは何の関係も無い只の旅人だということが発覚してしまう。

一時は騒然とし、姫様は首都を追い出されそうになったのだが、ボーグ衛兵隊及び姫様に助けられた2つの都市の領主が其れを良しとせず帝都騎士団と対立。



皇帝陛下が調停にはいり、セーナ姫を勇者と認定するとの勅命により、とりあえず臨時指揮官として帝都防衛を続行することになる。

(言い忘れていたけど姫様の本名は、セーナ・グランデリエ・ナーハフォルガー・ガイウス・ヘルセ・ペルレバンデ だそうだ。

普段は単に姫様と呼んでいる。私の相棒の戦士クラウデリアも同様だ。というか多分覚えていないよあの娘。)


だが、異形との戦闘は未経験、それ故敵を甘く見ていた騎士団と 突然やってきた臨時指揮官との間にまともな連携など取れるはずも無く、騎士団の守っていた正面から戦線は崩壊、 

下級市街地の守備に追いやられていたボーグ衛兵隊が駆けつけた時には王城陥落、皇帝崩御という最悪の事態となっていた。


姫様が唯一助け出した末の王子を中心に据え、部隊を立て直し異形どもを一掃したのが2ヶ月前。



だが肝心の王子、現皇太子ケネルは異形の親玉に捕獲されて瘴気を浴びてしまい、現在も病床に伏せっている。

これが現状。


具体的な契約も約束も一切無く、都合2年間も戦った姫様には、今のところ何の報酬も謝礼も無い。

先程の「不満じゃ!」はこのことだ。




姫様 本日のプロフィール


所持金 0

住居  不定(商家の居候)

職業  無職

身分  (勇者)

所持品 ソルブレード(王家の曲刀)・火炎付ロングソード(無銘)



アマネ 本日のプロフィール


所持金 金貨1200+銀貨350

住居  ロドリコ商会社員寮

職業  ロドリコ商会経営コンサルタント

身分  姫様のメイド

所持品 メイド服



クラウデリア 本日のプロフィール

所持金 金貨20

住居  ロドリコ商会社員寮

職業  ロドリコ商会用心棒

身分  姫様の護衛戦士

所持品 姫騎士の鎧 灼熱の大太刀


変なところで切れマシた。すいません、初めての作業なので。

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