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新たな命令

クロは自分が初めて貰った名に感動しつつも、主人の命令に耳を傾けていた。

「主人、僕はこれから何を成せばよろしいでしょうか?」

「あれ、まだ言って無かったけ?クロお前には勇者を殺して来て貰いたいんだ」

「勇者ですか?」

「そう勇者。俺の敵、王国から送られてくる刺客で俺を殺そうとしてるんだけど、あいつら精霊魔法とか、聖剣とか、光魔法とか、いろんな技使ってくるし、何より次から次へと来るから相手するのが面倒なんだ。だから、俺の代わりにお前に倒してきてもらおうかな〜と思って」

「なるほど、その勇者と言う刺客の首を持って来ればいいのですね」

「そう、その通り。勇者は必ず二人以上の聖女と一緒に居るから。勇者は出来れば生かして、出来なければ首を。聖女は生け捕りで。城まで持って来てね〜」

「承知いたしました」

「じゃあ後、適当によろしく〜」

主人は隣に立っていた騎士風の女の手を掴み引っ張りながら、僕に向かって手を一振りした。すると、主人の手から台風を想像させる風が吹き付けて来て僕を主人の部屋から押し出した。さらに、風の勢いは僕を部屋から追い出すだけじゃ収まらず、僕は宙を5分ほど飛び、主人の城の外まで飛ばされてしまった。

「あれが、主人の力。さすがだ」

僕は主人の城の真っ黒な城門に敬礼をすると、城を後にした。


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