表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LIAR   作者: ナイキ
3/4

4話『捜索』

『一度だけ母校の先生に脅迫文を送った人間は野田早織でしょうか。答えてください』

それが、秋山夕美への質問だった。

野田早織とは、クラスの人気者と言わんばかりに男がいつも近くにいる女である。この学校では五本指のなかに入るであろう可愛さだ。

「ねぇ、早織ちゃん。そんなこと本当にしたの?」

と、秋山は野田に聞く。

すると、「早織ちゃんがそんなことするわけねぇだろ!!」「ふざけんな!!」

と男たちは秋山を責めた。

しかし、それに動じず、もう一度聞く。

「ねぇ?本当にしたの?」


そして、野田は「してないよ。そんな訳のわからないこと」

と答えた。


その言葉を疑いもせず。迷いもせずレランにこう言った。彼女はそんなことしていません。と。


「診断完了。You are LIAR」「え?」

「、、、」


やっぱりか。

「え、、、早織ちゃん!」「早織ちゃんがそんなこと、、、」


「そんなことしてない!!私は悪くない!!!」


『野田早織さんは今すぐに自害してください。でなければ、秋山夕美さんを殺害します』


「え、、、?」「おい待てよ!そんなことー「黙れ人殺し!!」


「は?」やっぱり、さっきのが、、、。

「人殺し」「手前が口出しすんなよ!」「近寄んな!」


ぐ、、、。やっぱそうなるか。ちくしょう。


「夕美、、、。死んでよ。私のために」「え?」


あまりにも突然な言葉で全員が凍りついた。


「そうよ。私とあなたじゃいきてる価値が違うの!!残念だけど、私は自害なんかしないわ!!」


「早織ちゃん、、、」「そんなこと言う人だなんて、、、」


確実に野田の好感度は下がった。そして、逆に秋山を全員が庇いだした。


「人の命に価値なんてねぇんだよ!!」「裏切り者!早織ちゃんなんてもういい!!」


「は?なにいってんのよ!!」


また、クラスが騒ぎ始めた。そういえば、もし誰かに野田が殺された場合はどうなるんだろうか。


また、質問が繰り返されるのだろうか。

なら、、、もしかしたら秋山だけは生きて戻れる!?


「自殺なんてしないからな!!」


「私も死にたくない!!二人で助かる方法を!!」

「あるわけないでしょ!!あなたが死ねばいいの!」


喧嘩はエスカレートして。そして、「は!?


「「「しーね!しーーね!しーーね!」」」と野田に精神的ダメージをクラスの全員が与えてきた。


そして、野田は「は!?ふざけんな!!黙れ!だまれ黙れ!!」

怖い。仲間だった人間があっという間に敵に回った。


体震えが止まらなくなっていた。人間は他人の本性を知ってしまうと、簡単に裏切ることができる。


慣れてしまえばどうってことはないのだろうが。

ものによってはなれることなんてないんだろう。


「やだ!!やだ!やだだやだやだ!!!う、、、んぁぁぁぁわぁー!!!!!」

そして、野田は壊れた


「あー、あぁあー」としか喋らなくなってしまった。


「はははざまぁねぇな」「キモーー」



「早織ちゃん?ねぇ、早織ちゃん!!」「あーー」


もう、言葉すら通じなくなってしまっていた。


また、人間の怖さを知ってしまった。これからも、怖さを知るのだろうか。

そして、俺はこのまま黙っていることしかできないのだろうか。


『野田早織さんは自害をしませんでしたが。障害を負ったので。この質問は終わりです』


質問が終わったか、、、。

そして、次の命令が。

2nd stageへの幕開けになった

すいません。現在忙しくて執筆が困難になっています。申し訳ございません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ