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LIAR   作者: ナイキ
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2話 『危険な嘘』

このゲームが始まってまだ10分。誰もが予想できないことが起こった。

クラスメイト一人の死。

死んだこともおかしいのだが、なによりこのゲームは色々とおかしい。

まず、このゲームは嘘つきを探すと言っていた。が、その嘘つきが死んだあとに、次の質問があると、このスピーカー(レラン)は言った。

ならば、このゲームは『嘘つき探し』何て言うのは表の顔で本当はただの『嘘つき狩り』。

要するに、嘘をついたものをレランは自分の手を下さず、嘘をいたやつに死にかたを選ばせ、殺害する。

く、、、クズだ。

『なるほど、このゲームの概要を理解したものがすこしいるみたいですね』


「なにそれ?」「概要?」


「なぁ、レラン」と俺のとなりにいた井村義則いむらよしのりが震えながらきいた。

「これってさ、、、まさか。嘘つきを探すんじゃなくて」

『そうですよ。お察しのとおり。探すと言うよりは殺す。ですね』

『!?』

バカ野郎。なぜ聞いた!クラスメイト全員を不安にさせたら、、、

「よ、よるなぁ!!俺に近寄んなよ!」「お前も嘘つきか!?なら、お前もか!?」


駄目だ。今の言葉で混乱してしまった。

「ねぇみんな!落ち着いてよ!まだ、このレランってひとが本当のことを言ったかもわからないじゃない!!」と典型的な委員長キャラの古賀御幸こがみゆきが場を納めようとするが、みんなは話を聞いてすらいない。


このままじゃまずい。もし、次嘘つきがでたとしたら。このクラスはー


『それでは、次の質問です』

来やがった、、、。

沢田雪さわだゆきさん。』

「え?私!?」といきなり名前を呼ばれ驚いた。

『貴方は昔、友達を自殺にまで追いやりましたね?』「は、、、?なんでそ。。。じゃなくてそんなことしてないわよ!!」

「診断完了。You are LIAR」

「え、、?」

沢田雪は、いわゆる不良。だが、根は優しいらしい。しかし、それでもまさか、、、自殺まで追いやるだと?

『バツゲームを選択してください。1.自分の友達を売る2.家族を売る3.自分を売る』

「え、、、!?ちょっと待ってよ!なによ、売るってどういうことだよ!!」

『オブラートに包めば売る。包まなければ、、、殺す。ということです』

「それって要するに、友達を殺すか、家族を殺すか、自分が殺されるか選べってこと?」 『はい』

な、、、。

俺は寒気を通り越し、吐き気までしてきた。

友か家族か自分を殺される。しかも、それを自分で選ばせるだと?

頭のなかが真っ白になりそして、

【怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い】

恐怖で埋まってしまった。

そして、沢田雪も。

「は、ははは。ハハハハ!!!!1よ!!友達なんて、どうせは他人でしょ!!私には関係なんてない!!!」

『そうですか。殺す友達を選択してください』

「、、、ねぇ御幸ちゃん。私ねー、あなたのそういう偉いそぶりを見せるやつ。だっっいきらいなんだよねぇ!!!!だからさぁ、死んでよ」

古賀御幸の名前が呼ばれ、本人は驚いた。

古賀御幸。典型的な委員長キャラで赤い眼鏡に綺麗に髪を後ろに束ねている。

「な、別にえらそうになんしてないわ!!わたしはただみんなが仲良くなっていいクラスにって!」「だまれぇぇ!!ははは、死ね!!死ね!!」

『エラー』

「は?」

エラー?どういうことだ。

『古賀御幸は沢田雪の友達と識別できませんでした。他のお友だちを選んでください』

「は、、!?ふざけんなぁぁ!!私と御幸は友達でしょ!!?ねぇ、御幸ちゃん?」

そして、御幸は首を横にふった。

「私は見んなと仲良くしたかった。けど、あなたがそんなことを言うのなら私はあなたの友達なんかやめる」

「は、はぁ!?じゃあ、後田うしろだは!!」

『エラー』

と、残酷な言葉。

まるで、友達がいないことを公表しているようなもの。

自分は友達と思っていても、思われた側はそう思っていない。なんて。それほど、残念なことはないだろう。

『沢田雪さん。識別したところ、現在あなたのお友だちは0名です。よって、他の番号を選択してください』

「な、、、嘘だろ!?そんなはずねぇだろ!!私にだって友達くらい、、、」そう言って、沢田雪は泣き出した。

「うわぁぁぁあ!!」

『さぁ、選択してください』

俺は、こんな選択を迫られたらどうするのだろうか。やはり、家族を選んでしまうのだろうか。でも、、、やっぱり

「3!!やっぱ、家族は大切だもんね。はは、田代くん。醜い姿見せてごめんね。私はあなたのことー『ショック

沢田雪の言葉が終わる前に。彼女は、体を後ろにそらせ、、、そして、吐血し、涙し。

動かなくなった。

「さわ、、、だ。」田代巧たしろたくみは、唖然として沢田雪に近づいた。

「なんだったんだ。おい、言えよ!」

わかっているはずだろう。けれども、聞きたかったのだろう。

沢田雪の言葉をもう一度。

しかし、それはもう叶わない。

田代巧。沢田雪に恋こごろを寄せていた。

が、みごと一度玉砕していた。

けれど、多分沢田は、、、。

『さて、次は命令にします』


『!?』多分、誰しもがきた!俺の名前を呼ぶな、私の名前を呼ぶなと心で叫んだはずだろう。


このゲームで、分かったこと。嘘つきを辱しめ、苦しめそして最後に殺す。


椅子に縛り付けられ、最後の言葉も言えず、助けの言葉も出せず、友達の信頼に亀裂をいれ、人間の本性を。このゲームはださせた。


そして、


『文月祐哉くん。』



レランはその不気味な声で俺の名前を呼んだ。


死への選択が始まる


【波川東高校2年5組。残り40名中38人。脱落二名】




まず、最初に謝りたいことがあります。それは、連載ってことになっていなかったことです!!


なので、2話目から連載ということになってしまいましたごめんなさい。


そして、朗報です。なんと、ホラー部門でランキング一位をとりました!!


感想とかほしいのですがくれないので涙してます(笑)


ファンができたらうれしーでーす(笑)


わがままでごめんなさい

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