セフレ契約①
これも「アイの朝帰り」同様、キャラの会話表現練習用で書いたもの。
「不自然にならない程度のおもしろ語尾」って難しいですね…
結局キャラごとの会話表現が書き分けできず、アタマに発言者名書いて脚本状態( ´△`)
もうこれはこれでいいかな…と。
ミク「ねぇねぇ、ココノってミキヒサと付き合ってんの?」
1604号室にミクが遊びに来た。
いつもの1603号室に行ってみればもぬけの空。
マリンはミウを連れて買い物へ、アイは1604号室住人のマナミと共に『依頼』の仕事で外出中。
1604号室へ行ってみれば暇を持て余したココノとモエノがいた、という具合。
暇な者同士、まして同世代の女の子同士ともなればおしゃべりに花が咲くといったものだが、普段は自宅にも帰るミクなので、たまにアンジェラス内の最新動向に疎い時がある。
情報収集も兼ねてこうして他の部屋へ顔を出すことがあるのだが、今日は本人に突撃インタビュー状態。
ココノ「うん」
ミク「おおぅ…ちょっと留守にしている間にココノ様が大人の階段登ってたよ…オヨヨ…」
モエノ「股に穴開けた同士でなに言ってんだか」
ミク「モエノさんや。それはそれ、これはこれ、よ。恋愛とパパ活って別物じゃん」
モエノ「まぁそうだけどさぁ」
ミク「で、どうなの? ミキヒサはどうなの? どんな感じ?」
ココノ「うーん、ひと言で言って、かわいい…?」
ミク「うひー。ノロケが激甘スイーツ!」
モエノ「あんた、自分で聞いたんじゃん」
ミク「そうなんだけど。ミキヒサって年、下よね、私たちより」
ココノ「うん。今15、かな。誕生日12月って言ってたからもうちょっとで16」
ミク「うひー」
モエノ「うわぁ…若いわぁ…ロリコンじゃん」
ミク「この場合おねショタ?」
モエノ「あ、そっか」
ミク「ちゃんとヤってるの?」
ココノ「セックスでしょ? うん。してるよ」
ミク「年下だとどんな感じなの? やっぱりガバッとくる感じ?」
ココノ「うーん、どうかなぁ。最初の時は彼、初めてだったみたいだから、私がリードしてあげたし」
ミク「童貞喰っちゃった?」
ココノ「うん。ごちそうさまです」
ミク「美味しかった?」
ココノ「うん。めっちゃ美味」
ミク「やっぱ違う? 年下、というか同世代だと」
ココノ「違うねぇ。もうね、お客のおじさんたちとは全然違う。がんもどきとシャウエッセンくらい違う」
ミク「がんもどき…」
モエノ「シャウエッセン…」
ミク「私、初めての時からずっと年上だったからなぁ…あ、昔話ダメだっけ?」
モエノ「このくらいはいいんじゃない? アンナさんは個人が特定できちゃうようなのはダメってスタンスだから」
ミク「じゃ、相手の年齢とか言わなければいいのか」
モエノ「あとまぁ、辛い過去ならいちいち言わんでもってアンナさん言ってたし。ミクがいいならいいんじゃない?」
ミク「そういうことね。まぁ具体的数字はともかく、なんというか、小慣れた感じの人ばっかでずっと来たからさ、同世代って知らないのよね」
モエノ「私も随分そういうのはご無沙汰って感じね」
ココノ「してもらう?」
ミク「ミキヒサに?」
ココノ「そう」
ミク「いやいやそれは…ココノ様に悪いでしょ」
ココノ「まぁ言ってみただけだけど、オチンチン貸すくらいならいいかな…あ、やっぱダメ。ちょっと想像したらモヤッとしちゃった」
モエノ「そりゃそうよ。言い寄られでもしない限り、誰も獲ったりしないから」
ココノ「言い寄られたら?」
モエノ「うーん…頂いてしまうかも。美味と伺いましたので」
ココノ「ああ…年下彼氏の甘美な味、教えるんじゃなかった…」
ミク「どこで知り合ったの?」
ココノ「…ホテルオハナ…」
ミク「ごめん。質問が悪かった。オハナのどこ? じゃなくてお仕事のときとか?」
ココノ「うんとね、トレーニングルーム。ちょうどその日、二人きりでね」
ミク「二人きり? 怖くなかった?」
ココノ「うん、ちょっと」
ミク「やっぱそうだよねぇ」
ココノ「セリナとの件の割とすぐあとくらいだったから、なおさらね。でもほら、ミキヒサが来たからって出てっちゃったらなんか露骨に避けてるようになっちゃうから。そういうのはダメかなって」
モエノ「その件は私もちょっと心が痛んでねぇ。ミキヒサ連れて来たの私だしさぁ。迷惑掛けちゃったかなぁって」
ココノ「アンナさんがうまく収めてくれたからいいんじゃない?」
ミク「モエノは知り合いだったの? ミキヒサと」
モエノ「そういう言い方でいいのかな。近所の子だから」
ミク「そういうの連れて来たんだ」
モエノ「アンナさんが、信用できる相手って言ってたからね。まぁ事件起こしちゃったわけだけど」
ココノ「普段の生活空間で襲われちゃうのは怖いよね」
ミク「え? そんなんでよく付き合う気になったね」
ココノ「うーん、話してみたら案外いい子だなって思って。セリナの件はすっごく反省しててね。もう聞いててかわいそうなくらい。それで、カズサに説教されて、目が覚めた!って。俺もカズサさんみたいになるんだ!って。だからトレーニングもメニュー以上にやってるって。もうね、かわいいの。目がキラっキラっしてて。キュンキュンしちゃう」
ミク「ほえぇぇぇ…」
ココノ「それでね、聞いてみたの。私を抱いてみる?って。驚いてたけどね」
ミク「そりゃそうだよなぁ」
ココノ「男の子ってさ、溜まってくると暴力的になっちゃったりする子もいるじゃない? 聞いたらまだ童貞だっていうし、あ、そういうことか、って。じゃ、童貞卒業して適度に抜いてあげれば落ち着くのかなって。じゃ、おねえさんが一肌脱いであげよう!って」
ミク「ココノ、聖者だな」
ココノ「まぁ私もウリしなくなってずいぶん経ってたから、ちょっと潤い欲しいかなって思ってたし」
ミク「いいなぁ…ちょっと羨ましい」
モエノ「やっぱしたくなっちゃう?」
ミク「うん。生理の前後とか、特にね」
モエノ「ああ、分かる。疼いちゃうよね」
ミク「うん。こう、中を掻き回して欲しい感じ?」
モエノ「そういう時はどうすんの? 自分でしてる?」
ミク「こっち来てる時はしないけど。実家だと気兼ねなくできるから」
モエノ「あ、そっか、ミクは通ってるのか。しょっちゅう見るからもうこっち住まいかと思ってた」
ミク「こっちいる方が楽しいしね。ソファーも寝心地いいし」
モエノ「ベッド使ってないの?」
ミク「居候みたいなもんだからね。3人に使ってもらってる。たまに使わせてもらうけど、いいよね、ここのベッド。全身から根っこが生えちゃう。このままここで、ってくらい気持ちいい」
モエノ「3人で2つ? ああ、マリンとミウが一緒なのか」
ミク「そうそう。私がここ来た時にはもうそうだったし」
モエノ「私と大体同じ頃だよ、あの2人。あの頃はまだ今ほど親子感なかったけど。ミウが、というよりマリンがってとこかな、変わってったなと思うのは」
ミク「あの2人は男の心配いらないねぇ。マリンはミウで満たされちゃってるし、ミウもマリンにヨくしてもらってるし」
ココノ「え、そうなの?」
ミク「あ、しまった」
モエノ「大丈夫よ、私たち口固いから。それで? どんな感じなの?」
ミク「モエノ、すげー食いつくな。まぁ時々ミウのかわいい声が聞こえる程度よ。一緒にお風呂入ってる時とか、たまにベッドとか」
ココノ「あー、ミウの声聞いてみたいね」
ミク「かわいいよー。声がうっとりしてるもの」
モエノ「とろけてる?」
ミク「そんな感じ。翌朝はとってもスッキリした顔してる」
ココノ「なんかたまにすごく朝から元気な時があったけど、そんな秘密が」
モエノ「そういう話聞いちゃうと、ちょっと、こう、したくなっちゃうわよね」
ミク「指でほじってあげようか?」
モエノ「そういうのは聞くのはいいけど実際にやるのはイヤ。負けた気がする。マンガで読む分にはきれいでいいけど」
ミク「難しいお年頃だ」
ココノ「してもらえば?」
モエノ「誰に?」
ココノ「誰か」
ミク「ココノ、なんも考えないで言うよね、いろいろ」
ココノ「誰か…メンバーで」
モエノ「メンバー? 誰よ」
ミク「カズサは? イイモノお持ちっぽいけど」
モエノ「うーん…あのちっさいお姫様を泣かしてしまうよ、それ」
ミク「姫じゃ、ちょっと借りるね、ってわけにはいかんか」
ココノ「タクミ」
ミク「タクミってアイと付き合ってんじゃないの?」
モエノ「なんか、セフレ的な関係みたいよ」
ミク「誰から聞いたの?」
モエノ「アイ本人から。セフレ、とははっきり言ってなかったけど、カラダの関係があるお友達って。要はセフレよね?」
ミク「まぁ、そうよね。ユウタはお手付きか」
ココノ「サキがゾッコンだもんね」
モエノ「そこは…好みは人それぞれ…か…」
ミク「やなの?」
モエノ「好みかというと、ねぇ?」
ココノ「モエノはグイグイ引っ張ってくれる人、好きだもんね」
ミク「ノブヤはどうよ?」
モエノ「あの人、そういうの相手にしてくれなさそう」
ココノ「孤高の人って感じだもんねぇ」
モエノ「ミクはどうなのよ?」
ミク「困ったことに…モエノと同意見でございます」
ココノ「そしたらあとは…」
◆
「ハァァァっ?」
談話室にショウの大声が響き渡る。
「私とモエノと、2人。どうかな?」
「どうって…どうなんだ、それ」
「セフレってヤツよ。セックスだけの関係。まぁアンジェラスの仲間って関係はあるんだけど」
「私たちね、ほら、アンジェラスに入ってから、ちゃんと収入あるでしょ? そうするとウリしなくてよくなって、それはいいことなんだけど、それはそれとして、やっぱりしたくなっちゃうのよ」
「はぁ…」
◆
ココノ「ショウか」
モエノ「ショウ、いいな」
ミク「いいよね」
ココノ「おお。意見が合ったぞ。ショウ、そんなにいい?」
ミク「ココノは嫌なの?」
ココノ「嫌ってほどじゃないけど…見た目がイカつくて苦手かなぁ」
ミク「あのくらい普通じゃない? ビブ横辺りじゃ珍しくないっしょ」
モエノ「ショウはね、結構あれで可愛いところあるのよ」
ココノ「かわいいんだ…」
ミク「ミキヒサかわいいって言ってる人に言われたくないかな」
モエノ「まぁまぁ。蓼食う虫も好き好き、ってことで」
ココノ「それ褒めてないよ?」
ミク「まぁでも残ってるのショウしかいないし、残り物には福があるってことで」
モエノ「それはショウに失礼じゃないかな?」
ミク「いや、そういう意味で言ったんじゃ…」
モエノ「まぁともかく、ショウにお願いしてみましょう。断られたらそれまでだし」
ミク「そりゃそうだ」
ココノ「ねぇ、ルール決めた方がいいんじゃない?」
モエノ「そうね。二人一緒にお世話になるわけだし」
ミク「ルールねぇ…」
◆
「女もそうなのか?」
「そこは男女の差ってないと思うんだよね。男はさ、チンチン勃ってどうしようもないって感じだろうけど、女は女で、こう、なんていうの? こう、お腹の奥が求めてるっていうか」
「中をかき混ぜて欲しいとか、そんな感じ」
「そうそう、そういうの。自分でするったって、欲しいところまで届かないのよ」
「返ってもどかしくなっちゃうの。一応ね、イったりはするんだけど、なんか満たされないっていうか」
「オモチャとか使うって手もあるんだけど、やっぱ違うのよ。満足感的なところで」
怒涛の如く女性の性事情を聞かされ、ドン引きのショウ。
セックスってなかなかできないものと思っていたのが、やってくれという者が2名も目の前に。
ショウとてヤリたいことはヤリたいのだが、さぁどうぞ、と言わんばかりに提示されれば不安にもなる。
あるいは騙そうとしているのでは?とすら。
「…そんなに違うモンなの?」
「違うね」
「大違いよ」
「でもよぉ…なんか虫が良すぎるというか…騙そうとかしてねぇ?」
「してないしてない。っていうか、ホントはこっちが頭下げなきゃいけない立場くらいの話。土下座も辞さないくらい」
「マジで言ってんのか?」
「マジもマジ、大マジよ」
「私たちもね、やっぱり女としてのプライドみたいのがあるのよ。やっぱり、男の人から求められたいって」
「それにね、ほら、またウリやったりとかナンパされてみるとか、方法はあるんだろうけど、信用できない相手はイヤなのよ」
「妊娠とか病気の心配もあるしね」
「ショウはそういうとこ、ちゃんとしてそうだから、これもそういう信用あってのこと、ってことで…どう…かな?」
「ホテル代とかね、その辺は私たち出すから。ただ、ショウにお金払って、ってなると、いや、払うのはイヤじゃないけど、さっきも言ったように、プライドっていうかね、そういうの、分かって欲しいの」
二人の言いたいことは分かる。
ショウ自身も、金を積まれてやるとなったら、なんかそれは話が違う、という気はしている。
多分、気持ちの問題なのだろう、と。
「好きでもない人とヤルのって、抵抗ねぇの?」
気になったのはその点だ。
「何言ってんの。私たち、ずっと好きでもない人に抱かれてきたんだよ?」
「あ、そうか」
失言だと思った。
「ごめん。ちょっと配慮が足りなかった」
「あぁ、大丈夫。気にしてないから。事実だしね」
「風俗のプロの人たちほどではないにしても、私たちもそういうの、お金のためって割り切ってるから。そんなには気にしてないけど、逆にお金抜きですることってないから、ちょっとしてみたいなって」
「恋愛感情がないとできないって言われたらそれまでなんだけど、私たちの間ではね、ショウとセックスする関係になって、それでそれ以上の恋愛感情を持っちゃったなら、持たなかった方が身を引くって取り決めをしたのよ。同時にね、ショウが私たち二人のどちらかを選んだとしたら、その時も身を引くって。そういうところはドライに行こうよって」
「カラダの関係も含めてね、私たち二人と恋愛ごっこして、そういう気分だけでも楽しもうよってことなの。ショウから見れば、いっぺんに二人もお試しできるってことで、合法的にフタマタ掛けられるってこと。とってもお得よ?」
「ああ、そうそう。ショウに本命の彼女ができたとしたら、その時はその時点でお互いの関係解消。その約束を守れずショウにまとわりつくなら、相手のパゾルを毟り取るってことにしてるから」
「マジか…タダじゃスマねェってのは分かって言ってんだよな?」
「当然よ。そのくらいしないと、ショウに迷惑かけちゃうから。私たちの楽しみに、ショウを巻き込みたくないからね」
「そうか…」
言ってることは不純そのものなのだが、不純に賭ける意義込みに、ショウは感服した。
「いいよ。やろう」
「ホント⁈」
「わぁ! 嬉しいな!」
「で、二人いっぺんにヤルの?」
「違う違う。やっぱね、一人一つのカラダを愛して欲しいのよ」
「お互いにどんなことしてるとか、やっぱり見たくないからね。友達同士だし。仲良しでいたいから。仕事のこともあるから、変な波風立てたくないからね」
「なるほどね。で、どっちから?」
「まだ決めてない。ショウの了承取れるかも分かんなかったし。それにね、直前まで分からない方がドキドキワクワクするでしょ?」
「そういうもんか?」
「そういうもんよ」
「ふーん…じゃ、俺は連絡待てばいいのね」
「うん。空いてる日とか、事前に教えておいてくれると助かる」
「まぁそれは『依頼』次第ってとこだな。逆に『依頼』で呼ばれなければ大体OKだから」
「分かった。それじゃ決まったら連絡するね?」
「了解」
それだけ言って、ショウは談話室を出ていった。
パタン
「ふわぁぁぁぁ…緊張したぁぁぁぁ」
「ね。ちょっと告ってる感じだったもんね」
「でもよかった。これから先の楽しみが増えたね」
「うん。それで、どっちからにする?」
「…じゃんけん?」
「いいよ」
「行くよ…せーの!」
「「最初はグーッ!」」
◆
女の子ばかり集まればウワサ話で盛り上がろうというもの(偏見)
まぁそんなノリで書きまして、色々暴露しちゃってるわけですが。
やはりセリナは話題に上がりますね、付き合ってる相手が目立つだけに。
メンバー内ではそれを微笑ましく見守っている状態…たった一人除いては。
ところで本編『第二章 ガーディアン② 作業』で
「どうするもこうするも… ミク! モエノ! お前ら逃げろ!」
というショウのセリフがあるんですが、これって伏線だったんだな(<作者が言うんか!)
いやはや偶然ってスゲーな…




