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聖魔章〜既に終わった物語〜  作者: 強力わかリサン
第一章・喰らう罪と野蛮な勇気
2/2

原初の魔王の降臨

お待たせ致しました、遅くなりました。

「もにゅ……」


今日もまた、仲間が殺された。


「にゅぅ……もに~……」


今日もお腹が減った。


どうして、どうして我らは殺されなければならないのだ。

弾け飛ぶ仲間、潰される仲間、刻まれる仲間……

彼らが我らを狩る理由など、もう既に存在しない。

我らが落とすものは何も無い、強いて言うなら小さな魔石と、粘液ぐらい。


彼らには必要の無い物だ。



「へへっ、本当こいつら弱いよな〜?」

「だな!ストレス解消にはぴったりよ!」

「肉にもならんけどな〜、まあ増えすぎても困るだけっしょ!たくさん殺そうぜ!」



多分、彼らは人間の子供なのだろう。

我らの子を、我らを、滅ぼそうとする憎き人間。

少しなら良い、食物連鎖だ。

ただ、娯楽の為に我らの事を殺すのは、我にとっても不愉快だった。



『喰いたい』



彼らに対して思ったのは、単純な食欲。

我らは食うモノすら無く、弄ばれ消えていく。


ただ、腹立たしかった。



『貴方は【大罪:暴食】に選ばれました』



そんな時頭にそんなナニカが聞こえた。

我らは知性が少ないのか、ただ文化が無いからか文字や言葉は知らないはずだが……

それでも、『意味』が分かった。



『覚醒プロトコルをインストールします……成功。』

『暴食権能をインストールします……成功』

『権能のテストを推奨します』



謎の声は、我に謎の力を与えたらしい。

その力は、ただ『喰らえ(ウバエ)』と我に伝えてくる。

その力を、我はただ使った。



「あぁ……美味いな」



眼の前の彼らは消え、我は声が出せるようになっていた。

こうやって使うのか、『言葉』は。



食事(復讐)の時間だ、我らを満足させてくれよ、人間」



これは我が喰らい尽くす(奪い返す)物語。

そして、既に終わった物語だ。

少しずつですがあげていこうと思います。

分量自体は技量不足の為少なめになる予定ですが、概要全体を書いてから、後から細かいところをお伝えできれば良いなと思っております。

頑張ります。

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