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14話優先されたお食事会

荷物持ちの朝は早い。


あいつの休日に起きる時間は9時。


一緒に行く相手の起床時間より前に起きてその日の準備をする。


そうしなければ遅刻してしまい、相手の機嫌を損ねてしまう。


その為俺は8時に起床し、歯を磨き、髪を整え、服を着替えた。


そして、俺は窓から外に出た。


完璧な着地、門へ走る。


「おっはよー!今日は早いね。たくさんのものを買うために魔物を倒して寿命を稼いできたよ。ソラも今日が楽しみで早く起きちゃったの?」


この時俺は抵抗をやめた。



「ごめんね。買いすぎちゃった。重いでしょ?」


マナには相変わらず自分の買ったものを持つという考えがないようだった。


「あっあれもいいな!ここで待ってて!」


そういうとマナはまた走りだした。


―――――やっと自由だ。


「きゃっ。」


目の前で走っていた女の子がこけた。


「大丈夫?」


俺はこけてしまった女の子に手を差し出すと驚いた顔をしてこっちを見た。


「あっ、ありがとうございます。」


戸惑いながら女の子は手を取ったが、そんな彼女からは血の匂いがした。


「ケガしてるの?」


こくりとうなずき腕を袖で隠した。


ぐぅぅぅぅぅ


彼女はおなかを抑えた。


「何か食べる?」


こくりとうなずき袖を引いてきた。



「ハンバーグを2つ。」


「2つですか?承知致しました。」


店員は戸惑っていながらオーダーを取った。


彼女の方を見ると下を向きもじもじしていた。



―――相変わらずうまい!


俺はさらにハンバーグをほおばり、彼女もつられて口いっぱいにハンバーグをほおばった。


「おいしい!」


そういうと彼女は笑った。



大人サイズの大きなハンバーグを彼女は食べきってしまった。


「すごいね。食べきれたんだね。ほかにも食べる?」


いつもハルの分の余った食べ物を食べていたため彼女がすべて食べきったことに驚いた。


こくりとうなずきメニューを指さした。



「おなか一杯になった?」


今もっている寿命を確認して俺は覚悟を決めた。


―――しばらく水だな。


「ありがとう。おいしかった。」


「そうか。よかった。このキーホルダーあげるよ。」


「ありがとう。家に帰るね。バイバイ!」


彼女は手を振って走っていった。


こうして俺は帰路についた。



「何か言うことは?」


―――――あっ。


門の前でマナが腕を組んでにらんでいた。


―――――死んだな。


この後俺の身に何があったか思い出せない。


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