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明日雪が降るらしい  作者: 川園奏美
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プロローグ

明日、世界が終わるならどうする?


突拍子のない質問。

だけど実はそんな現実はすぐ身近にあるんだと思う。


ただ、私がそれを知ったのはつい最近のことで。

遅すぎたわけではないと思うけど、もう少しだけ早く知りたかったことだ。





米山灯里よねやま あかり 大学3年生


高校を卒業する時に、私はそれまで打ち込んでいたテニスを辞めた。

県ではそれなりに成績を残していたし、テニスも大好きだ。

関東大会までは進めたが、インターハイには行けなかった。そこにもちろん後悔も沢山ある。

高さを始めた理由をよく覚えていないように、辞めるきっかけもふんわりとしたものだった。

他のみんなもやめるから、なのか、部活に疲れた、なのか、これ以上やっても上にはいけないから、なのか。

きっとどれもそうで、どれも違う。

そんな感情のままやめてしまった。


いま在籍している大学では部活やサークルには入らずバイト、遊びに忙しい。


前にコンビニでバイトをしていたがそこが1年前に潰れたため、今はカフェでバイトをしている。


そこで私はきーちゃんと出会った。

可愛らしく呼んでいるがけっこう背丈のある青年で高校3年生、本名は小山田喜一おやまだ きいち

彼の落ち着き具合は初めて会った時からで、しばらくは彼が年上だと思っていた。


この年下の落ち着いたきーちゃんとの出会いが私のこれからを変えていくことは間違い無いだろう。

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