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第4話 光の魔法、そのチカラ

冒頭はちょっと別視点です


 怪しい謎の空間に、2人の怪人がいた。

 片方は腕を組んで暇そうに歩いており、もう片方は人が1人入りそうなカプセルを弄っている。


 暇っぷりにしびれを切らしたのか、怪人が口を開く。


「おいタクラム、別の世界からニンゲン共がやって来たそうだな」

「そうみたいですね」

「オレ様とやり合える奴が居るのか、今から楽しみだぜ!」

「ただのニンゲン如きが、我々と渡り合える訳ありませんよ」

「タクラム、お前なんか今日はやけに冷たいな」


 タクラムと呼ばれた怪人は、作業の手を止めて怪人と向き合う。


「そりゃそうでしょう。私は地球文明の偵察に忙しいのです。ウデプシーに構ってる暇なんて無いのですよ」


 やれやれといった感じで素っ気なく返すタクラム。

 また暇になったとぼやきかけたウデプシーは、先程の発言のある1点が気になった。


「偵察だぁ? 何故、何の為に」

「メサイア様君臨の為、『死面徒』を使い人々を襲ってエナジーを集めるのですよ。召喚元の文明と戦うのも、粋な計らいでしょう?」

「奴らを使うのか! そいつぁいい!!」


 ウデプシーが唸りをあげた所で、タクラムの作業も終わった。

 稼働するカプセルの内部では、新たな怪人が生まれようとしている。

 やがてカプセルが開くと、煙とともに死面徒のお出ましだ!


「さあお行きなさい『シール面徒』よ! 地獄のシール貼り作戦でエナジーを集めるのです!!」


 この空間は『ネガルディア』の本拠地。彼らが動く日はもはや今日か……。


* * *


 気がつくと、俺はベッドに包まれていた。王宮のそれとはまた違う、素朴で味わいのある空間だ。

 俺は何故こんなところに?


「おや、目が覚めたか」


 声がした方に振り向くと、おじさんがいた。多分、この家に住んでいるんだろう。


「あの、俺はいったい……」

「池に浮かんでるのを女房が見つけてね。それからウチで看病してたのよ」

「あ、ありがとうございました」

「しっかしあのなりで生きてるとはなぁ! 見た時はたまげたぞ!」


 そうだったそうだった。

 見つけた金貨のせいで橋から落ちたんだった。

 いや本当に、生きてるなんて自分でもビックリだよ。


 あ、そうだ。

 持ち物が無くなってるかどうか確認しないと。

 着てる服も違うし、元の服がどこにあるのかも知りたい。

 だんだん記憶がはっきり思い出せてきた。

 確か洞窟に持ち込んだのは、調達した鞄とクラスカードだけ。


「あの、俺が見つかった時に着てた服ってどこにありますか?」

「それなら、ちゃーんと干しておいたよ。濡れたままだと体に悪いからな」

「何から何までありがとうございますっ!」


 早速服を受け取り、ポケットの中を探ると、あったよ! クラスカード!

 最悪これさえあれば、身元は証明できる。濡れて不具合が起きてる様子もないし、無事でよかった。


 あと、これも聞いておきたい。


「それと、ここってどの辺ですか?」

「この村かぁ。ここは『シプル村』つってな、グラージュにあるけども、王都より隣のコートクランの方が近いかもしれないんだ」


 なんか知らない単語が出てきた。

 話の内容からして、多分国や地域の名前だと思う。

 それにしても、王都から遠いのかぁ……歩きで何日かかるんだ?


 それに問題は野営、か。

 寝てる間に野生動物に襲われでもしたら、せっかく助かった命もお陀仏だ。

 しばらくの間は、この村に留まろう。


 それからは、村のお手伝いをして過ごしていた。

 村の中央には何かを祀っている祠があるけど、詳しくは知らない。


 俺も村に馴染んできたある日の出来事。


「ようあんちゃん! 今日も早くから畑の手伝いかい?」

「手伝いといっても、雑草を捨てに行くだけですって」

「そうかいそうかい。まあ頑張りなよ!」


「にいちゃーーん! ルファドさまごっこしようよーーー!」

「これが終わったらねーーー!」


 いつものように通りがかった人からの挨拶に返事して、仕事を終えてから、いつものように子供たちの相手をしている。


「へいわをあらすあくにんめ! これでもくらえ!」

「ぐわーーっ!!」


 今日も今日とてやられ役。演技も上達したんじゃないかな?

 しかし子供たちは加減を知らない。おかげさまで、俺の青あざが絶えた日は無い。お兄さん涙が出ちゃうよ。


「しっかし、みんなルファド様が大好きなんだね」

「あたりまえだよ! ルファドさまはヒーローなんだから!」

「すごくつよくて、それですごくかっこいいんだから!」


 子供たちはルファド教について、ヒーローが活躍したかのように教わっている。

 どんな場所でも、子供たちがヒーローに憧れるのは一緒らしい。これが後々の信仰に繋がるんだろうな。


 何やら村の入り口の方が騒がしい。野次馬根性を働かせて見に行くと、そこには変な人たちがいた。


 頭は……変なシール?

 それに首から下がタイツとマントにベルトとブーツだけって……


 変な人の後ろには、これまた全身タイツにお面だけといった風貌の人たちがずらりと並んでいる。


 こんなところでヒーローショーとは、さっきまで似たようなことをやってたから親近感が湧くな。


「ビリー共よ! 『地獄のシール貼り作戦』開始だ!」


 『ビリー』って、あの沢山いる全身タイツの事か!?

 ビリーは一瞬で散らばると、手に持ったシールを次々にあちこちへと貼りまくる。


 な、何するんだーっ!

 そんなに遠慮なく貼っちゃうと、剥がすのが面倒なんだぞー!

 シールも剥がす途中で途切れたりしちゃうし!


「いきなり何するんだよ!?」

「そう慌てなさるな。お楽しみは、これからだ!」


 変な人はそう言うと、パチンと指を鳴らした。

 その途端、村中で爆発が巻き起こった!


「これぞ『地獄のシール貼り作戦』! 我ながら完璧に決まった……!」


 ……まさか、爆発が起こった場所は全部あいつらがシールを貼った場所なのか!?

 だとすると村は……!


「ああ……家が……畑が……!」

「俺たちゃ明日からどうやって生きていけばいいんだよ……」

「嘘でしょ……まだ小さい子供がいるのに!」

「パパー! こわいよー!!」


 村の至る所は炎に包まれ、何もかも焼き尽くされていく。

 村の人たちはパニック状態。その心中は察するに余りある。

 俺も内心穏やかではない。あんなにお世話になった人たちが苦しまされているのだから。帰る家が無くなるだなんて、あのくつろげる空間が無くなるだなんて、そんなの考えたくはないから。今すぐにでも飛び出て、ヤツらを殴ってしまいたい。


 けれど、俺が戦ってどうなる?

 団長のチェックも受けきってない、実際に戦闘でも逃げ隠れてばかりだった俺に、何が務まる?


「存分に泣け! 思うがままに喚け! それがメサイア様君臨の為のエナジーとなるのだ!」


 俺って無力だ。

 結局のところ俺は、『誰かのために頑張ろう』などと出過ぎた考えをせず、誰かの中の『その他大勢』に徹していればよかったんだ。


[それは違うさ]


 打ちひしがれる中、ふと聞こえてきたイケ声に顔を上げると、炎の中で何かが輝きを放っている。あれは、確か、祠があった場所だ。

 その輝きは燃え盛る炎を突っ切り、俺のそばまでやって来た。


 それは、馬の顔と翼をあしらった金属っぽいレリーフ。

 誰の力が加わっていないにもかかわらず、空中でふよふよと漂っている。


[ダレかの為に行動を起こすのは、結果が伴わなくとも立派な行為だ。ワタシは、そんなキミの心に光を見た]


 声と共にレリーフはチカチカと点滅する。もしかして、コレが喋ってるの!?

 それに、俺の心に光?

 ちょっと何言ってるか分からない。


「その、俺の光であいつをなんとかできるってのか?」

[勿論だとも。ワタシが持つ魔法の力とキミの心。2つが合わされば、ネガルディアの死面徒にも負けないさ!]

「それは分かった。俺は、どうすればいい?」

[ワタシを天に掲げて変身だ!]


 へ、変身?

 これってヒーロー系のアレなのか……別にいいけどさ。ただ掲げるだけだし、人前でポーズを取ったりしなくていいのは、恥ずかしくないから助かる。


[やってくれるのか! 変身後どんな姿になるのか、今なら設定が変更できるがいいのか?]

「どうせ大して変わらないだろうし、弄らんでも別にいいんじゃない?」

[そうか! では行くぞ!]


 浮かぶレリーフを掴むと、怪人を力の限り睨みつける。


「やい怪人! よくもみんなの帰る家を壊してくれたな!」

「はっ。誰かと思えば、ただのニンゲンではないか! 何の力も持ってない存在に何が出来る!?」

「出来る……やってやるさ! 奇想転身!!」


 なんか知らんが、自然と言葉が出てきた。ちょっとコワい。


 目の前が光に包まれる。ちょっと前にも、同じような経験をしたことがあるような……。


 光が収まり、まず感じたのは違和感。股間がスースーする。それになんかいつもより視線が低い、気がする。


「変わった……?」


 誰の声だ今の。まるでいたいけな少女だったぞ。


「あ、あー。マイクテス」


 でもそれは確かに俺が言った言葉で、でも少女にしか聞こえないというのはつまり。


 恐る恐る下を向いてみると、特筆するほど大きくはないが確かな膨らみがあった。ひっそり股間を触ってみても何もない。すべすべだ。


「もしかして、俺、女の子になっちゃってる!?」


 なんで!?

 どうして!?


[案ずる事は無い。身体能力は元の体と同等かそれ以上だからな]

「そういう問題じゃねぇよ!」

[設定を変えなかったのはキミだろう? しかしいきなりスカートだと気に障るだろうから、中はショートパンツにしておいたがね]


 という事は、前の人が使っていた設定とほぼ一緒になるんだよな。

 それが女の人だったなんて、考えてなかった……。


「先にお前を使ってた人はどうなったんだ?」

[もうこの世に居ないさ]


 あっ、そっかぁ。

 村の人の話では、祠はおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの年代のものらしい。


「おい、もうそろそろいいか……?」


 女の子になったショックで変な人の事がすっかり頭から抜け落ちてた。ごめんなさい。


 レリーフは俺の腰に付けられたポーチに独りでに滑り込む。なるほど。そこが戦いの時の定位置って訳か。偉そうな事を言ったつもりじゃないけど。


「さあ行くぞ!」

「ビリー共よ、奴を迎え撃つのだ!」

「「「ビリリィーーーッ!!」」」


 ファイティングポーズからひとたび地面を蹴れば、ものすごい勢いで宙を駆けた。


「えっ、ちょっ、うわっ!」


 こんなに強いなんて聞いてないんですけど!?

 これなら握力は鉄パイプをグシャグシャに出来る程度になってるかもしれない。気をつけよう。

 なんて事を思いながら、俺はビリーの集団に頭から飛び込んだ。


「ビリィ!?」


 俺がぶつかった所からビリーはどんどんドミノ倒しみたいに倒れてゆく。

 ……結果オーライ!


 それでも転倒を免れたビリーは襲い掛かってくる!

 派手に転んだ俺は乱れた金色の髪を軽く整えながら立ち上がり、拳を構え、気づいた。


 そうだ俺基礎訓練しかしてないんだった!

 剣を握るのも拳で殴るのも初めてだよ!


 跳びかかってきたビリーを咄嗟にしゃがんで躱す。掴みかかってきたら、身を翻して避けた。


 避けてばかりじゃ埒が明かない。けど、殴りに行くには度胸がない。

 せめて棒切れでもいいから武器さえあれば……!


[仕方ない……『ヴィブジョーソード』!]


 ビブ……なんだって?

 レリーフの放った言葉が原因か、俺の目の前に虹みたいな剣が現れた。多分これが、そのビブ何とかソードであってると思う。


 導かれるように剣を握る。

 なるほど。これはいい重さだ。握っててしっくりくる。


 型も何もあったもんじゃない、デタラメな振るい方。剣で斬るというよりは、鉄の棒で殴る感じだったけど、それでも残るビリーは倒せた。


「よしっ! 残るは変な人、お前だけだ!」

「変な人呼ばわりとは失礼であるぞ! 吾輩には『シール面徒』という立派な名前があるのだ!」

「じゃあシール面徒、覚悟っ!」

「甘いわ! シール手裏剣をくらえ~!」


 シール面徒は手に持った沢山のシールをこちらに投げてきた。

 左腕の盾で防御すればいいじゃんとも思ったが、[村を破壊したシールと同じ可能性がある]との言葉で、身を翻してギリギリで避けきることに成功。シールは俺の背後で爆発している。危ない危ない。


「今度はこっちから行くぞ!」


 俺が振り下ろした剣を、シール面徒は片腕で防ぎ、もう片方の拳で叩いて跳ね除ける。攻撃を弾かれた俺だが相手の回し蹴りを剣で受け止め、回って流して叩きつける!


[剣の柄に手をかざして必殺技だ!]

「えっと、こうか?」


───────{4}───────


 言われるがままにやってみると、剣の柄にはめ込まれたオーブから数字が浮かび上がる。何か意味でもあるの?

 まあいいや。


「ぐわあ~~っ!!」


 鋭い斬撃が決まった!


「もはやこれまでか…………ム?」


 ……………………アレ?

 

 まともに食らったはずなのに、シール面徒、ピンピンしてるぞー?


「全然効いてないじゃん!」

[あ~~~それね、12ある数字で一番大きい出目にしか必殺の威力は無いんだった。うん。長いこと使ってなかったからすっかり忘れてた]


 忘れてたのか、なら仕方ない。俺も他人の忘れ物をどうこう言える立場でもないし。


「多少面食らったが、ただのこけおどしだったか!」

「けどダメージは受けている。その腕じゃ、シールもまともに投げれないんじゃないか?」

「ええい嘗めるでないわ! シール手裏剣、乱れ撃ち!」


 やっべ煽りすぎた。その所為か、シールの弾幕もさっきより密になっている。避けきれんのかコレ。


[賭けるしかないな。それなりに大きい出目なら、攻撃を打ち消せるかもしれない]

「だったらやるしかないじゃん!」


 剣の柄にもう一度手を翳す。


───────{10}───────


 お。

 なかなかいい目が出たんじゃないか

 シールの弾幕に向かって剣を振るえば、それはピタリと空中で静止する。止まっていたのは、およそ10秒。それでも回避するには充分だ。


「さあ次だ!」


───────{6}───────


 握った剣が炎を纏う。6の目は火炎攻撃なのか。

 炎を宿した剣で攻めつつ、俺は決めた!

 一番大きい出目でしか倒せないなら、これを打ち続けてればいいじゃん!

 さて、次はどんな攻撃ができるかな?


───────{1}─────── 


「痛ぁ!?」


 その目が出ると、俺の頭上には衝撃がやって来た。うう、脳が揺れる……。

 俺目掛けて振ってきたのは、金ダライ。デメリットもあるのかよ。

 大きな隙を晒した俺は、放たれたシールが巻き起こした爆風に飲み込まれ、後方へ吹っ飛ばされた。

 もう嫌だけど、次の技で倒せるかもしれない、そんな光景につい縋ってしまう。


───────{5}───────


 電撃攻撃。放たれた雷鳴がヤツのシールを焦がした。


───────{11}───────


 剣を振ったのは1回。しかし幾重もの斬撃が折り重なり、シール面徒には無数の切り傷ができた。数字が大きくなる程に、出せる攻撃も強くなるんだろうか。


───────{7}───────


 攻撃しつつ、体力も回復できる。正直、ここでヤツとの差は着いたと思う。けど12の目でしか倒せないんだ。なんかゴメンな。


───────{5}───────


 もう見た。

 けど今回は趣向を変えて、雷を刀身に纏わせてシール面徒へ叩きつける。痺れてまともに動けない内に、もう一度。


───────{3}───────


 ヤツは周囲をシールで固めて防御していた。だが、俺の剣はシールの防壁をいとも容易く切り裂いた。3の目は防御を崩す効果があるようだ。


───────{7}───────


 それももう見た。けどここで回復できるのは有り難いので、存分に使う。


───────{11}───────


 だからもう見たってば。

 ダメージは入ってるけど、中々倒せない。いつ終わるんだコレ。


───────{2}───────


 強そうで強くないけどちょっと強い攻撃が出せた。ハッキリ言っていつもの攻撃と何が違うのか分からない。


 そして……


───────{12}───────


 遂に出た!

 最大最強の攻撃!


 ここまでのグダグダな攻防でお互い疲れ切っている。俺は剣を杖のように地面へ突き立ててるし、シール面徒は四つん這いで息を切らしている。


 基礎体力をつけたおかげか、俺にはまだ体力が残っている。

 剣を引きずり、ふらつく足取りでシール面徒へ接近し、残る力で剣を振り下ろした。

 やられる間際、シール面徒は長く続いた苦しみから解放されたかのような穏やかな顔をしていた、と思う。


 俺も体力の限界を感じ、あおむけで地面に寝転んだ。

 もはや苦行だったよ。

 もう二度とやりたくないけど、これからも戦うならやり続けなきゃいけないんだよなぁ。まあ、なっちゃったものは仕方ないか。


「あー疲れた! 変身解除!」


 変身を解除しても俺の身体は元に戻って…………ない!

 どういうことだ!?


[恐らくだが、前任者との性別の矛盾を解消する為だろう。ワタシの前パートナーは女性だったがキミは男性だ。システムが生じた矛盾を解消する判断として、キミを女性の体にした]

「んーまあそういう事なら、仕方ないかぁ……」


 ふとここで、お互い自己紹介していないことに気づいた。

 変な仮面怪人の横暴を止める。それが俺に出来る事なら、どこまでできるかは分からないけどやってやるさ。


「俺は天宮晴。天宮が名字で、晴が名前だ」

[名前か……そうだな。ワタシは前任者からは、ファルと呼ばれていたな]

「じゃあファル、これからよろしく!」

[ああ。よろしく頼むよ、ハル]


 さて、俺たちの事は解決したとして、問題は村の人たちだ。

 今回の件で村は壊滅。これからどうなってしまうんだろう。

 そこにいた村の人に尋ねると、最寄りの宿場町『オッテル』に身を寄せるという。俺は行く当てもないし、同行させてもらおうかな。

運ゲは実際にサイコロを振って出た目を反映しています。ちなみに作者は風水も女装も催眠音声もパチンコ・スロットもやってません

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