エピローグ
気が付けばそこは眩しい光、ただ光のにゃか。
あ、神様がいる。
「お疲れ様」
お疲れ様じゃないにゃ。大変だったにゃ!
「え~と、神様はなにもかも知っていたのですか?」
「いや、全然わからんかった」
おいっ!
「ただ単に捨て置けぬ存在でな、おぬしたちが。あの世界に送ってからあの者との因縁に気付いた。勇者と魔王になるとはな」
「どうして勇者と魔王はあの世界から拒絶されるのですか?」
「力が強き存在は、世界を変える時には必要だが、ずっといてもらっても困る、それだけじゃな」
まあわからなくもにゃいけど・・・
「今回はまたもやわしのミスということじゃ、すまんな」
そればっかり
「あの世界にとって、僕らが来た意味はあるのですか?」
「それはもう。間違いなく発展するだろう。魔法文明が栄えるのだ。人々の暮らしは良くなる」
「それと、感謝の思いが、お前の優しさを改めて感じるのではないか?」
あたしの賢者様が役に立ったのね、それとニャオトの優しさか・・・
「あと、魔王は、隊長はどうなったんですか?」
「あれは魂の寿命じゃ。もう転生はできぬ。まあ、あれだけ思うがまま生きたのだから十分じゃろ」
ん?神様がにやりとした。
「さて、次はどんな世界に行ってみたい?」
え?
「ボーナスチャレンジじゃ!ぶい」
ピースサインって・・・
でもでも、それならあたし最初から人間がいい!
「ぶぶー、それはできぬ」
え~~
さくらって名前も思い出したし、いいんじゃないの?
「・・・どうせなら僕は平和なところがいいです」
「なるほどの~」
「よし、決めた。次は星々をめぐって宇宙大戦が行われている世界、そこの戦闘機乗りと相棒の猫!!!でどうじゃ」
「いや、僕たちの話聞いてます?」
「それではな」
おいっ!!!!!
二人の姿が消える。
ふ~、いつまでも波瀾万丈の魂じゃな。気を付けて頑張るんじゃぞ。
さて、次はどんな転生を仕込むとするかの。
おしまい。
これにて完結です。
最後までお付き合いしていただいた皆様ありがとうございました。
初めての作品を、一応完結まで書くという目標も達成です。
次回作は書き始めています。少し時間はかかりますが、頑張りますので、いつか目に留まったらぜひ読んであげてください。
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