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孤独の人

作者: 孤独の人

少し前までは私にも仲間はいた







部屋の隅で膝を抱く






私は孤独だ






寂しくなって、誰かにメールしてみる





でも、素じゃできない





そんな時、助けてくれるのがお酒だった



飲んで、飲んで、飲んで、頭の中をからっぽにさせて



朦朧とした状態で、震える指を制して



やっほー



なんて、明るい自分を見せて



送信









返信は誰からも来ない





何日も何日も待ったけど、誰からも来ない




あれっ




みんな忙しいのかな




一日中家にいる私とは違って










そうか、ブロックってやつだ



ブロックされてたんだ



あーあ



削除と











私は孤独だ








身体が最近、震える






震える





震える






震える











少し前までは私にも仲間はいた



でも、一人、また一人と去っていった



久しぶりに目が合っても、私は逸らした


知らないふりをした

急いでいるふりをした









身体が動かない




大きくあくびをすると、今まで溜めていたものが目から流れ落ちた



あーあ




くだらない











小説サイトか





へえ、簡単に書けるじゃないか




おもしろそうだ





これなら家でもできる




私は生まれ変わる














私は一人で生きていく

孤独のまま生きていく





必ずや、必ず




有名になって




私をブロックした奴らを




見返してやるのだ





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