表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

魔法使いと過去

「他に好きな人が出来たんだ…」


「ふーん、そう。別れようか」



高校入学と共に始まったお付き合いは、高校卒業と同時に呆気なく終了した。3年間。それなりに好きだったし、楽しい事もたくさんあった。他に好きな人が出来たのは仕方ない、上手くいくといいと思う。


「え…ちょっと待ってまどか。それだけ!?ふーん、そう。って!え!?」


「だって、好きな人が出来たんでしょう?残念だけど仕方ないよね。楽しかった。好きな子と上手くいくといいね」



ニコリと、表情を変えるのが億劫な私に出来る精一杯の笑顔を作る。別れ際が無表情だと優しい彼が罪悪感を持ってしまうかもしれない。せっかくなら円満に終わる方が彼もいいだろうし。



「じゃあね。元気で」



振り返らずに彼のもとを去った私は、顔を真っ青にしながら膝から崩れ落ちる彼を見ることはなかった。そして、実は彼が私の気持ちを試すために嘘をついたことを知ることも、永遠に無かった。



私の名前は桂まどか(かつら まどか)。18歳の春から短大生。

これは、私がこの世界からいなくなる2日前の出来事。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ