ドキドキの班決め
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「オレは……誰でもいいよ。」
「いや、何かある間があったな。」
「本当にないよ。」
「少し悲しそうな顔してるぞ。」
「えっ!?」
「嘘だよ。でも本当に一緒になりたい人がいるんだろ。」
オレは言葉が詰まった。どうするか。正直に言うべきか、いやオレは言わない。一ノ瀬にも迷惑がかかってしまう可能性がある。それだけは避けたい。
「なりたい人はいない。オレもみなとの希望通りきららのいるグループでいいと思うぞ。」
「まぁ、ひろがそう言うなら。」
しばらく経つと女子もグループができたようだ。ここからまたグループを合わせて班を作る。すぐにオレたちはきららのグループに向かった。たつやが声を掛けるように話し合って決めた。たつやは他に好きな人がいると結構知られているらしく女子グループに話しかけに行っても誰かが好きバレするとかの問題は起きない。
「班にならない?」
「いいよ!私たちも班になりたいと思ってた!」
「本当?ありがとう!」
オレは一ノ瀬を見てみた。きららとは同じ班になっていない。他のグループと組もうとしてる。一緒が良かったのが本音だがまぁ班で行動しない時もある。その時に少し話せるだけでいい。
「では、ここで修学旅行の行き先を発表する。行き先は、京都だ!」
歓声が上がる。オレも京都には行きたかった。昔一度だけあるがもう覚えていない。今、寺とかみたら感動するのだろうか。いや、まだ感動できないだろう。美術館とかで有名な絵をみても芸術がわからないのと同じだ。おとなになったらわかるのだろうか。そんな事を考えているとたつやが声をかけてきた。
「京都のどこに行きたい?」
「そうだな。清水寺に行きたい。有名だしな。」
これから京都で行きたい場所を決める。楽しめればそれでいい。修学旅行が楽しみだ。
修学旅行楽しみだよね!好きな人とは一緒がいいよね!
ブックマークとか待ってます!