表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐ったお姉ちゃん、【ヤンデレBLゲームの世界】で本気を出すことにした!  作者: 月白ヤトヒコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

160/160

番外。『蒼。お姉ちゃんはね……お酒なんかよりも薄くて濃ゆ~い本の方が酔えるってものよっ!!』

 お久し振りですが、本編じゃなくて番外編です。すみません。(*_ _)人


 それは、ライカ農園で果実酒を造る予定だと話した日のことだった。


 蒼が、どこか浮かない顔であたしにひそひそと話し掛けて来た。


『な、な、ねーちゃん』

『ん? なぁに? 蒼』

『あのさ、農園で酒造るんだろ? しかも、玄人呼んで造らせるからには美味しい酒目指すんだろ? ねーちゃんはさ、酒飲みたくならないの?』

『お酒? なんで?』


 蒼の、どこか心配そうな顔にきょとんと首を傾げる。


『え? だって、ねーちゃん()はとっくに成人済みのアラサー女子だったから。偶~に酒とか楽しく飲んだりしてたんじゃねーの? 俺は見たことないけどさ? 一応、前は大人だったから飲酒オッケーだったかもだけど。今は、まだガキだから。飲酒とか絶対身体に悪いじゃん』


 少し言い難そうに、でも子供の飲酒は身体に悪いとあたし(ネロたんの身体)を心配そうに見下ろすシエロたん(蒼ver)の、憂いの乗った水色の瞳。


『お酒は全く飲むつもりは無いけど、ありがとうございますっ!!』

『は? や、酒飲むつもりないのはいいけど、一体なんの感謝だよねーちゃん?』

『ふっ、そんなの無論。シエロたんの、憂いを帯びた心配そうな瞳がネロたんへ! 向けられたことへの感謝だけど? 美少年の憂い顔って、色気を感じざるを得ないわよね!』


 惜しむらくは、この構図を客観視できないことっ!! ゲーム画面なら、スクショ撮り捲って永久保存掛けてるのにっ!? く~っ、残念無念っ!!


『・・・』


 あたしの言葉で、憂いと戸惑いの表情が一瞬でスン! として、視線へと若干の呆れとほんのり蔑みが混じった。最推しシエロたんのそんな顔もまた善し! ありがとうございますっ!!


『あ、蒼も、シエロたんが成人するまでお酒飲んじゃ駄目だからね? まあ、この世界観だと、十五歳前後から飲酒が認められるかもだけど。やっぱり、元日本人としてはお酒は二十歳から! って感じよねー? アルハラ、セクハラ、泥酔による意識混濁を利用した強盗や暴行、怪しいお薬を使って無理矢理なお持ち帰り……からの、誘拐監禁。急性アルコール中毒による死亡事故などなど。飲酒は危険がいっぱいだものね!』

『アルハラ以降が、洒落にならん犯罪の数々……そして、急性アルコール中毒でぽっくりとかマジ怖いんだけど?』

『お酒って、ほろ酔いで楽しく陽気になっちゃうくらいで済めばいいんだけど。やっぱり、過ぎると毒になっちゃうし、簡単に悪用もできちゃうから。自衛手段としては、飲まないことが一番。飲むとしても、外で飲む場合はアルコール度数の低いお酒を軽~く一杯二杯程度に留めておくべきね。あと、お酒の席では、絶対にグラスから目を離さないこと。中座している隙に、睡眠薬や覚せい剤やら危ないお薬混入されることがあるから。アルコールと薬の飲み合わせはかなり悪いから。あっという間に意識混濁しちゃって、犯罪被害に……とかも、少なくないらしいわよ。体質によっては、薬が効き過ぎてODでぽっくり逝くし。薬を混入した人は、傷害どころか殺人で逮捕されちゃったり?』

『犯罪のオンパレード怖っ!?』

『特に……美人さんは要注意! 男も女も関係ないわ。男が女の子襲うのはよく聞く話ではあるけど、女だって泥酔した男をお持ち帰りすることだってあるし。まあ、実際は美人さんじゃなくても、蓼食う虫も好き好きだから。ヤれれば誰でもいいっていうような色魔犯罪者だっているし』


 なんだったら、イケメンがイケメンにお持ち帰りされるところは、ちょっと生で見たいけどっ! フィクションだから許される諸々があるのよねー。


『相手の同意無い状態のお持ち帰りや、送り狼でアハ~ン♡な意味での手出しは、不同意性交罪だもの。あと、泥酔男お持ち帰りするような肉食女子は、伝家の宝刀……妊娠しちゃった♡という言葉で結婚を迫って来る可能性あり。お酒を飲み交わす場の裏側とは、そういうやべぇ輩が虎視眈々と、自衛しない自己防衛意識の低い無防備な獲物を狙う狩りの場でもあるのです』

『怖い怖い怖いっ、マジで色々怖過ぎだろっ!? 酒飲むの怖いわっ!』

『シエロたんは、マジで気を付けてね? 色々……貞操とか貞操とか、めっちゃ狙われるだろうし。ほら? どこぞの粘着ストーカー騎士の送り狼とか、権力者共からの昏睡監禁イベなんてあったりするから』

『身内や護衛ですら安心できない恐怖っ!? もう俺、絶対酒飲まんわ……』

『まあ、気を付けるに越したことはないわねー』

『……つか、ネロは? 大丈夫なん? 美人っつったら、ネロも妖艶系なんだろ? あと、ねーちゃんはマジで酒飲みたくならないん?』

『ああ、ネロたんはネロリン信者がいるから多分大丈夫でしょ。アレね……ネロたんを害する者は、処されそうな気がする』

『あ~……うん、なんかそれはわかるわ~』

『というワケで、ネロたんの身の安全はネロリン信者がいる限り、ある程度の保証はされてると思うわ』

『っつってもさ? ネロの顔で、ほろ酔いとか別の意味でヤバくね?』

『あたし、別にお酒好きじゃないし。むしろ、飲む意味がわからないというタイプだから』

『え? そうなのねーちゃんっ!?』

『ええ。だってね、蒼。お姉ちゃんはね……お酒なんかよりも薄くて濃ゆ~い本の方が酔えるってものよっ!! ハッ、所詮は排泄物として無為に消える缶チューハイ何本分で薄くて濃ゆ~い本が一冊買えることかっ!? そんなん考えたら、酒なんぞお金をドブに捨ててるようなものっ! ドブに捨てるくらいなら、推し作家さんに貢いで貢いでBでLな物語を堪能耽溺するに決まってるでしょっ!! 酒なんぞより、よっぽど滾ってハイになれるんだからっ!!』

『ぁ~……うん。そりゃ、ねーちゃんが酒飲んでるの見たことないはずだわ……』


 あたしの熱弁に、蒼が死んだ魚のような目をして頷いた。


『まあ、アンタもお酒飲むときは程々にね? ちなみに、アレルギー持ちの人はアレルギーの原因食材で造られたお酒は当然アレルギー起こすし。なんなら、アルコールの影響でアナフィラキシーショックを起こす確率が高くなるから』


 アレルギー持ちは、調理された料理でのアレルギー原因物質の混入に気を付けないといけないのよねー。食材を調理する過程で、原因食材を切ったあとに同じ包丁やまな板を使っての調理。アレルギー原因と一緒に調理された揚げ物などなど。蕎麦アレルギーの人が、うどんを食べてアレルギーを起こした。原因は、蕎麦を茹でた鍋で調理されたうどんを食べたから、なんてのも有名な話だし。


 本当、大変そう。アレルギー持ちがお酒を飲むなら、無難なのは家飲みかしら?


『酒って……安易に楽しく飲むって考えだけじゃ駄目なんだな』

『そ。基本的に自分を自衛できるのは自分だけだもの。確りと自分の限界を知るのは大事だし。人間関係や義理の付き合いなんかで、自分の身体を壊すのは心底馬鹿馬鹿しいわ。無理はしない。体調が悪いときは絶対に飲まない。怪しいと思ったら絶対付いて行かない。財産を奪われたり、尊厳が傷付けられたりとか、犯罪に巻き込まれたり、万が一ぽっくり死んじゃったら手遅れどころじゃないわよ』


 失敗、程度で笑って済めばいい。でも、本当に取り返しの付かない事態が起こってから心底後悔しても遅い。自衛、超大事っ!!


『そうだな……』


 と、蒼は神妙な顔で頷いた。


 また頂きましたっ、シエロたんの憂い顔♪ありがとうございますっ!!


 読んでくださり、ありがとうございました。


 お酒造るって話のあとがきにおまけの会話で入れようかと思っていたのですが……おまけにしては長い会話になるので入れられず、成人の日なんで内容的にいいかな? と、リハビリがてらに番外編で書いてみました。(*ノω・*)テヘ


 日本では、お酒は二十歳になってからっ!!


 あと、マジでお酒には気を付けてください。


 まあ、書いてる奴は家系的にアルコールアレルギー持ちなのでお酒は飲まないんですけどね。ヤトヒコの親戚のお友達が、急性アルコール中毒で亡くなっているので。


 元々お酒に強くない方が飲み会でお酒を飲んで、普通に家に帰ったと思ったら、翌日に亡くなったと報されたそうです。その親戚はめっちゃショック受けてましたね。


 このように、お酒飲んで、普通に家に帰ってから時間差で急性アルコール中毒を起こすこともあるので、本当に飲みすぎにはご注意を。( ・`д・´)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ