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部活中に異世界へ!  作者: ツヅル
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第一話

初めましてこんにちは!

まず主は語彙力も文才も無い素人です。

受け止め切れないコメントは辛いのでご遠慮下さるようお願い致します。

では、どうぞー。



高校1年の夏休み。


小さい頃から憧れていた運動部のマネージャーになって五ヶ月が過ぎ、マネージャーの仕事にも慣れてきた。


ボールが弾く音

バッシュがコートと擦れる音

ピーッとなるホイッスル

ブーとなる試合終了の音。


バスケはしてないけど、青春してるって感じがする!!

そう思いながらいつもとは違う体育館で給水器の準備をする。


今日は合同夏合宿。

私がいる 入西高校の他、海南高校、秋山北高校、伊那東学園高校の4校が練習試合を織り交ぜながら練習をしていた。

「重そうだけど、それ俺が持っていこうか?」


振り向くと、2年の雪城涼矢先輩が給水器を持とうとしていた。


「雪城先輩、練習はいいんですか?」


この時間はコートで基礎練習しているはずだ。


「救急箱を忘れて取りに行った所だったんだ、これも持っていくならついでにと思ってね」


ニコッと優しく笑う雪城涼矢先輩は

バスケ部レギュラーで、いつもはクールで優しく礼儀正しいが、バスケ中はとても熱いプレイをする選手。

そのギャップが堪らない!

と女子に大人気の先輩だったりする。


「いいんですか? あと2個あるので助かります!」

イケメン先輩と話せてラッキー!

なんて顔をみられてバレないように、作り笑顔で対応すると


「じゃぁ持っていくね、いつもありがとう、暑いからマネージャーも体調気を付けてね」


そう言いながら雪城先輩は右手に給水器、左手に救急箱を持って体育館へ行った。

給水器の準備が終わり体育館に向かうと、2面あるコートでは各々の学校が練習をしていた。


邪魔にならないようにコートの端を通り抜けようとすると


「あぶねぇ!!」

という声が聞こえる。

パスミスしたバスケットボールが顔面目掛けて飛んでくる。


普通なら手で叩き落としたり避ける事が出来たかもしれないが、なんせ両手に3リットルの給水器。


顔面直撃不可避!

終わった……


と衝撃に備えて目をつぶる。


しかし


パァン――


と言う音がし目を開けると

そこには伊那東学園のジャージを着た青年が立っていた。

「大丈夫ですか?」

穏やかに、しかし凛とした声で聞かれる。


「あ、はい! ありがとうございます」


お礼を言うと、先程「あぶねぇ!」と言っていた青年が走ってきた。


「わりぃ、大丈夫だったか?」

「私は大丈夫です! 」

と、咄嗟に答えると伊那東学園の青年が彼にボールを返した。

「じゃぁ、俺は戻るから」

とコートに帰っていく。


「さっすが、桜中4番はすげぇなぁ」

「桜中?」

「そそ、さっきやつ、去年の全中大会の優勝校、桜中のキャプテン」


「そうなんですか!?」

そんな有名な選手がいるなんて全然知らなかった!

私が驚くと ププッと目の前の青年は笑い出した。


「おたく、入西高校のマネージャーでしょ? マネージャーなのに知らねぇの? めっちゃ有名だせ?」


「知りませんでした…」

少し反省していると


「おい、横田、何をやっている!」

とメガネをかけた青年が近づいてきた。


「何って、お前がパスミスせいで謝ってるんだろ!」

「その事に関しては驚かせてすまなかった」

こちらを向きながらメガネの青年が謝った。

「横田、先輩達がナンパしてるんじゃない、とお怒りだ。早く戻るぞ」


「何それ!!俺ってそんな風に思われてるわけ!?」

「日頃のおこないだろう」

「ひっでえ! あ、じゃぁ、俺らも戻るから本当ごめんな」


そう言うと2人とも自軍のコートにかえっていった。


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