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空欄の世界  作者: 大原康弘
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ねーやめてよ!女子がキレると優太の動きが一瞬とまる、いやでも…

もう1人の女子が女子に雑巾投げるなんて最低!って後ろからちくりと言う。

優太はこいつが雑巾をって言おうと思ったけど、先生が来たし、空気的に自分が投げたのだから、自分が悪いと

思って、優太は我慢して雑巾をしまった。先生が朝の号令をするまえに優太をちらっと見たが、

気にしないふりをした。

お昼休みになると、小学校では4~6個のテーブルを向かい合わせにくっつけて、1つの班をつくり

輪になるようにして向かい合って食べるルールになっている。優太はそこで、班を作ろうとして、

テーブルを寄せたが、雑巾を当てられた女子が嫌がっていた。優太は困惑した表情をすると、

先生が近づいてきて早くしないと、皆お昼食べられませんよ、そういうとしぶしぶ女子が机を寄せた。

帰り際に今度は、別の女子が米倉さんをいじめないでって言ってきた。女の子をいじめると最低って島田

さんと武田さんが近づいてきてそのまま走り去った。雑巾を投げたのは僕だけどそもそも雑巾が机にあって

それを澤北が汚いって言い出したじゃないかあんまりだ。しょんぼりした顔で家に帰った。『おやつ買ったわよ』母さんが僕に伝えたが、ため息交じりで小さな声で『はぁい』って答えると

優太、最近元気ないわねどうししたの?なんでもないよ…そういってミスタードーナツを1つ選んで食べた。

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