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空欄の世界  作者: 大原康弘
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堅斗はそのまま自分の部屋に戻った。別にクラスメイトの弱みを見たってわけでもないけど、宗太の普段は学校にいるときと違う顔をしてるんだなって、性格は偉そうだけど、パンクを直したら素直に喜ぶ、そんな一面もあって、いいとこあるんだなって他人から感謝されるって、例え相手が宗太でも嬉しくって堅斗はにやけた…

ガチャ…そこへ杏子が部屋にきた…どこいってたの?別に…風邪ひくわよ。

母さん…何?杏子が聞き返すと声がでなかった…(だめだまだ結論がでない学校に再びいくって言えない。)

いやなんでもない、もう寝ます…そういうと杏子から腕をつかまれた…なんですか?そういうのも時間が足りなった。堅斗は杏子にギュッとされ、強くなるのに我慢なんてしなくていいんだよ。ただいつまでも我慢してたら前にいけない。行きたいんでしょ学校に…そうは言うけど、また冷やかされるよ…あなたは初恋をしたんじゃないでしょ?あなたはただ書きたい人に出会っただけなのよ。

漫画家になるのが夢なら行きなさい…誰にも言うつもりじゃない夢を何故?あ…そうかさっきの話親父が全部、その瞬間堅斗は涙を流した。以前、本当の母親に話したのを思い出していた。あの時の姿を杏子さんがきっかけで思い出した。そうだあなたは優しい子だから強いね実の母に言われた言葉…。優しさって強さなんだ…このままだと、ただ甘えてるだけだと思っていたけど、そうじゃない、甘えていいんだ。僕はそのことに気づけなかったんだ。

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