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空欄の世界  作者: 大原康弘
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優太は、相談できないでいた…靴を隠されているって、さっきの先生は靴を探してくれるって

話していたのに…すぐにいなくなる、優太は担任の先生ですら、優太の事は見ていても、

それを見ぬふりをするかのように、目線をそらしてそそくさと優太から離れ、他の生徒の所へいってしまう。

気にかけるべき時に、自分の中のルールの様なものが勝手に目をそらすうように先生は動いてしまっているのが近年の先生が見せる行動だ。


 

カレー食べないの?え?いや…食べるよえへへ、とっさに笑って見せたが、

母親には不思議そうに優太の目を見た。父親にも相談したいけど夜分遅くまで働いているので話ができない。

優太が相談できないでいると、いじめっていうのはどんどん深刻化して、無くすのはだんだんとできなくなり

本人だけじゃとうとう対処できなくなる。

母親は心配こそしたけど、年ごろだから、悩むのも成長の証しかなって思っていた。

次の日になると、優太が目にしたのは自分の机が掃除用の雑巾が置かれていたことだ。

なんだよこれ!優太が言うとクラス中がこっちをみるなり。澤北がお前の机きたね~ゴミ箱みたい。

そう言って冷やかしてきた、優太はたまらずに、雑巾を澤北の顔めがけて投げた。

それをひょいとよける澤北、澤北がよけたお陰で雑巾が関係のない女子生徒の肩に当たった。



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