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空欄の世界  作者: 大原康弘
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そんな後姿を見て僕はこのとき自分が孤独になるんじゃないかと思ったが。精神的に弱ってた為。

開き直っていたし。誰かを巻き込むのも嫌だった。家に戻ると、杏子さんは部屋にはいなかった。そのまま部屋に閉じこもった。部屋に閉じこもりふと何かを取り出す…白紙の自由帳には漫画の絵が描かれていた。

決してうまくはないけど、たくさん書いてる人の輪郭的な部分…何かを浮かべ

何かをスラスラ書く。女の人の髪?そこへ部屋に再び入ってくる杏子は絵に目が行くが。

一瞬でノートを閉じる堅斗は、入るときぐらいノックしてください!って強めに言いう。

あ…ごめんね。ベランダに洗濯ものあるから取り込んだらいくわね。堅斗は無言でパジャマをもって

風呂場に駆け込んだ…ひっそりとそっと杏子はノートを見てしまった。



何回書いてるかわからないくらい。キャラクターの絵や人の顔なんかでてきた。

ページをめくると中学に入ってすぐだろうか。クラスの集合写真をそのまま真似て書いたような絵が見えた。

そのまま杏子はノートを閉じて洗濯も物を取り込んだ。それを浩に伝えると、母親が死ぬ前に唯一母親に言ってたみたいなんだ。漫画家になりたいって。漫画家って言われても俺たちはぴんと来ないし。その絵は俺には見せたことがないんだ。そーかまだ書いてたのか…知らなかったなそれは。見てないの?うん俺が見るのは嫌だって。当時隠すようにして言われた。まだやり始めだったみたいで絵もそんなにうまくないってそういえば言ってたな。

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