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空欄の世界  作者: 大原康弘
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ねーやめなよ。フフフ笑いながら止める花蓮は高倉の近くの席で、その近くにいるのが、小島さやかだ

小島さやかはクラスの中で、いや学年の中でもトップクラスの可愛いって評判だ。しかもまたこの可愛い子に限って。弱い子にも優しい一面がある。性格もよさそうに見える。このさやかさんは、男子どころか、女子からも人気があった。やめろっていっても武田さんも笑ってたじゃん。アハハ。イヤー笑うよ。痛い!とかなんか言えばいいのに四角い顔して終始無言だったし、なんか激落ちくんみたい。やめなよそれを聞いたさやかも笑っていた。

仲いいの?石塚君と…仲いいわけないじゃん、なんでだよ。だって宗太がやったのに、怒ってないじゃん。

そうなんだよ、気づいてないのかな俺に…宗太が不思議そうに言うと。木原が笑っていた。

顔まで真似るなよ。アハハ、石塚が戻ってきた。席に再び座ろうとする石塚をみて、宗太が激落ちくんだって言うと、またまた皆笑っていた。

なんのことかわからない石塚も振り向くと、こっちを見てる。そこでようやく感づいた。

さっきの椅子は宗太がやっていて。その時の話を皆でしてたんだな…自分が一体何をしたのかわからない。

ただただ、石塚は傷ついた…と思ったら、さやかが笑顔で話しかけた。大丈夫?石塚は緊張したのか…

頷いて、そのまま終わった。さやかはさほどそれを気にしていなかったが。石塚は帰り道も。

さやかの気遣いに内心喜んでいた…あの笑顔。ふと我に返るといつの間にか自宅についていた。


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