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空欄の世界  作者: 大原康弘
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今岡はこっちを見た。これ捨ててよ母さん二度と使わない、ごめん母さん…そういうと今岡の母さんは今岡を強く抱きしめた。あなたは私の大事な子供だからね。どんな理由でも人にナイフを向けないの、人を傷つけるだけじゃなく信用を傷つけるよ、あなたは強く生きなさい、泣きながら言うもんだから西島も見ていて。自分の怪我なんてどうでもよくなった、ここにいちゃいけないような感じだった。

すると今岡のお母さんは、ころっと態度を変えて包帯を上手に巻いてくれた。後から知ったが今岡のお母さんは看護婦らしい、めちゃくちゃ優しく巻いてくれた。こんなに優しいお母さんも持っているのに今岡君はよくわからないこともあるな西島はクスっと笑った。示談というより、別に今岡を訴えるつもりはないけど制服真っ赤で包帯まいて帰ったらさすがに親から超ー心配されたその怪我はどこで?学校か?親父にも疑問に思われたが西島は友達と悪ふざけしてたら木の枝がこすれたと言い張った。もちろん親父は信じなかった。

警察いくぞ!って怒鳴ってたけど、西島が阻止した。ごめん、お父さんこればっかりは訴えたくないよ。

そう言うと母が、親父を止めた。とにかく今岡に助けられたって言うと。騒ぎは静まった。

後日、竜太郎は自ら池崎先輩の家にいった。昨日の件やはり自分が間違えてることに気づいた。

刃物で人の心を動かせるはずがない。西島の勇気は小野寺にはなかった。なりふり構わず、友達である今岡を止めた西島は自分が思っていた弱い人間とは違った。

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