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空欄の世界  作者: 大原康弘
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常に誰が加害者か被害者かわからなくなるくらい警戒しなくてはいけなくなる経験、作者の学校ではそんなのが日常茶飯事だったかな?結構頻繁にあったのは作者の学校だけ?

少し話がそれたけど、西島の警戒はまさにこれより大きなレベルの警戒だ、誰かが近くにいるだけで

狙われるんじゃないのかって、一日が人より疲れてしまう。何事もなく昼休みになった。あと一時間授業を受ければ…って考えてる間に、小野寺と宮城寿の声が後ろから聞こえた。そのタイミングで西島はトイレに行くふりをした。どこでもいいから逃げたい気持ちだった。しかしその行動が余計で、かえって目立ってしまった。

おいどこ行くんだよ!西ちゃん、え?振り向くと澤北が腕を肩に乗せてきて、馴れ馴れしく近づいてきた。

おーい、西ちゃん、肩パンやろうぜ。嫌だよ!大きな目を開いた感じの声で断ると、ゲラゲラ笑いながら。


 

そう焦んなよ、一回だけやろうぜ!小野寺は西島の目を見ながら言った。おーい大きな目をギョロっとしてどうした?怖いじゃんか、西島は廊下の壁につたい歩きみたいにして逃げようとしたが、諦めた、1回ならいいよ。わかったわかった。じゃあこっちな、人目の少ない、男子便所の先、まっすぐいくと音楽室の手前だ、ここで?西島は不安そうな顔をしたが、断る暇なんてない。ジャンケーン…ラッキーだった。西島が勝った、西島は3人の中で誰を叩いていいのかわからない。止まってると…



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