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空欄の世界  作者: 大原康弘
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だからこういったケースは誰も相手にするでもなく視界にすらはいらない、しかしながらこの時代の子供たちはずる賢い子が多い。 

相手を観察してどのような性格で自分と何が違うのか見比べてしまう。そのような世界が始まっているのを僕達は再認識しておかなければならない。小学六年生の優太は来年中学に上がる。その為学校の行事は盛沢山で5月になると遠足があった。マザー牧場に来ていた優太たちはハイキングを楽しんでいた。

最初は班に分かれて、わいわいしていたんだがお昼になると。自由行動で仲の良い友達とお昼を食べていた敷物をして、お昼ご飯を食べる自由行動の時間、優太はそこで浮き彫りになるのが何を隠そう誰と

行動していいのかわからない、いじめられ役で一緒に食べようって声をかけるが誰も相手にされず

『嫌だよ、向ういけよ』優太は目を丸く開くが直ぐに下を向き

言われるがまま一人でお昼を食べはじめた。すると1人の男の声が聞こえた。山村智司が言い出した。

あいつ食い方汚いし弁当まずそう、もう一人の男もこっちを見ながら笑うのがわかる。

一緒にいるのも恥ずかしいわざと聞こえるような声でいった。

悔しさと絶望感を感じながら優太はお昼を食べていた。母親(美佳子)に作られた弁当を残すまいとただ何も考えず、この時の様子を関口智博(担任)は見て見ぬふりしながら、学級委員のいる優等生グループと話をしている。今どきの先生は見て見ぬふりするというより見てほったらかしにするのが得意だ。




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