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空欄の世界  作者: 大原康弘
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そう聖菜の母親は自殺していたから現れることはない。あの日聖菜の母親は心中しようとしていたのだから。

遠い昔を聖菜はリアルタイムで見ているかのように鮮明に覚えているため、幻覚?みたいに。はっきりと目に映ってしまう。それは幽霊とかではないと聖菜も認識していた。私にもそんなクズみたいな母親と同じDNAがあると思うと怖くて不安が消えなかった。正直結婚とかもしたくない、進学なんて興味もなかった。他人の事も興味なんてない。ただ楽しそう、退屈だから、あいつら(萌夏達と)つるんでいるだけで、別にやりたいことなんてない。自分に居場所がないのが嫌だった。期末テスト最終日優太は震える手で何かを書いている。『お母さん、こんなことになってごめんなさい。

僕が今回自殺することになってしまい大変ご迷惑をおかけしました。お母さんは時に厳しくまっすぐに僕を

今日まで育てて下さいました。ありがとうございます。お父さんも、子供のころから沢山色んな場所に連れてってくださり。家族の為に沢山思い出を作ってくれてありがとうございます。体もしんどいのに毎日仕事して大変だけど僕がいなくなっても頑張って下さい。それから同じ中学にかよう、皆!なんか迷惑かけてごめんなさい。毎日コミュニケーション取りたかったけど。上手くいかなかったみたいだね。

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