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結局誰かに頼っていたからうまくいったけど。
そういえば飛朗斗君最近みないな。公園に姿を出さない。そういえばあの時手だけふってたけ。
いつもはベンチに座って、僕の話を笑顔で聞いてくれた。誰かが聞いてくれるだけで支えにな
ってくれたのに。飛朗斗君見なくなって。拓馬君も噂を聞かなくなった。気のせいなのか?
それならそれでいいけど、どうしても悔しくて仕方ない優太は泣きながらシャワーを浴びていた。
無価値な人間なんていない。そう言い聞かせて。悪い事をしたわけでもない。まだ抵抗できないわけでもない。
このまま遠慮したまま生きていたら僕は一生このままだろう。先を想像したら自分の人生は自分で守るしかないって思った。
優太がシャワーからでたら。感の良い母親が優太を心配した。泣いてたの?
え?いや鼻かんでた、鼻水がでるから。そーゆうことね。もう春休みも近いから。受験勉強頑張ってね。
それと塾にも言ってもらうから。あうん…とにかく今が勝負時だから、何か問題があるなら早めに相談しなさい。




