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蒼黒き光が導く亡者転生記  作者: アクドニアデフジム
第一章 転生亡者
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第2話 蒼黒き空間での始まり・後編

一話の後編です。どうぞゆっくりと楽しんでね。


第2話




「・・・いや、ちょっと待てくれよ、なぁ爺さん先ほどさぁ何かの邪神とか名乗って

いなかったか?」


と俺は先ほどの奇妙な老男性もといネクロシスが名乗った邪神と言う名乗りに反応し

もう一度確認の為に聞いてみる。物凄く嫌な予感がひしひしと感じ来るが・・・。


「その通りだ!小さき定命よ、我は黄泉の世界を支配する邪神である!超常的な存在

と対面した感想はどうだね!驚いたか?それとも恐怖したかね!!」


とネクロシスはもう一度邪神である事をかなりテンション高めな声で名乗った後

感想を聞いて来る。


(うん、聞き間違いじゃなかった、つまり目の前に居るこのネクロシスて爺さんは

黄泉を支配する邪神て認識すればいいんだな、そして邪神に対面した感想か)


俺はネクロシスが名乗った邪神と言うところは言い間違えとかではなかったことに

頭を抱えたくなってくる。


だが、とりあえずはその邪神から対面した感想を聞かれたので少しだけ考えた後。


「・・・まぁ、とりあえず今俺の目の前に居る爺さんが黄泉の世界を支配する邪神

と言う超常的な存在なんだとは理解したよ、そんな凄い存在にもう一つ聞きたい事

が在るんだが、何で俺は『蒼黒き輪廻の狭間』と言う空間に居るんだ?教えてくれ

ると有り難いんだが」


と俺はネクロシスに何故俺はこの場所に居るのかと聞いて見る。まぁ多分は刺されて

死んだからここに来たんだとは思うが。


「うん~!、何だ小さき定命よ!ある程度は分かっているようだなぁ!そうだ貴様は

古びた黒服の定命によって破れた雑巾のように何度も刺されて死亡し、輪廻の輪へと

向かいするはずだったのだが、何となぁ吾輩が色々と輪廻の輪をちょちょいっと操作

誘導などを行い、吾輩が支配する空間時空へと呼び寄せたのである。どうだ?これで

何故ここに居るのかを理解できたかね?」


とネクロシスは俺の質問に対して本人なりに分かりやすく教えてくれる。とりあえず

今の状況を作り出した張本人と言う事は確実に判明したな。


「あーうん、ある程度は理解したんだが、新たに聞きたいことが増えたんだが・・・」


と俺は先ほどのネクロシスの話を聞いた後、さらに聞きたいことが判明したの聞いて

見ることにする。


「爺さんがその輪廻の輪から俺の魂?をここに呼んだんだよなぁ?一体どういった

意図でこの空間世界に呼んだんだ?何かしら目的が在るんだろ」


と俺はネクロシスにどういった目的で呼んだのかを聞いて見る。本当にどんな意図で

ここに呼んだのだろうか。


「おう?、そうだなぁ目的はだなぁーちょっとした邪神の戯れと吾輩の娯楽の為に

と言ったところでなぁ~つまりは」


とネクロシスは不気味な笑みを浮かべながら何かを言う前に片手を俺の心臓辺りに

添えた瞬間に悪寒が身体中に巡るように伝わっていく。一体何をしてるんだ!?。


「小さき定命よ!貴様には我が邪神の加護を宿したのちに剣と魔法の世界へと転生

してもらおぉ!、なぁに心配することなどないぞ!何せ吾輩の加護により現地の

言語などは自動で翻訳されて理解も出来るし会話も行えるぞ!、しかも常人よりも

五倍の速度で強くなっていく効果も付いている凄い加護なのだぞ!だがそのせいで

貴様が転生する肉体は不死者の一種である亡者へと変貌してしまうのと自身の名前

関する記憶を完全に消滅してしまうのだがなぁ!アハハハハ」


とネクロシスはそう言い終えると不気味な笑顔で笑いだす。いや、待て色々と言い

たいことが多すぎる。


「はあ?、どう言う事だ?剣と魔法の世界へ転生!?つまりはファンタジーな世界

で生まれ変わってこいてことかぁ!?」


と俺は戸惑った表情でネクロシスにそう問いただす。


「いやはや、そうな感じかの~ただ小さき定命よ、自身の身体が変化している事に

気が付いたらどうかね?」


とネクロシスはそう言ってくる。


(はぁ?俺の身体が変化している?それは一体どう言う・・・意味・・・)


と俺はネクロシスの発言した言葉に疑問を持ちつつも自身の身体を確認して見ると

そこには本来ならば絶対にありえない膨らみが二つほど胸に存在しており、しかも

それだけではなく自身の肌は青白くなっており、身体は細く華麗な腕と手首へと

変化しており、しかも下半身は細長く綺麗に整った太腿と足首となっており、それは

まるで。


「何で俺の身体が女になってんだぁ!?」


と俺は自身の身体が女性へと変化していることに気付き、驚愕と混乱によって

思わず声に出して叫んでしまう。そんな様子を見ているネクロシスは一体どこから

取り出して来たのか黒い色合いをした手鏡を渡してくる。


「ほれ、小さき定命よ~これで自身の容姿も確認して見るといい~」


とネクロシスはになりと口元を歪めながらそう発言する。それを聞いた俺はすぐに

ネクロシスが持っている手鏡を乱暴に取るとすぐに自身の容姿がどのようになって

いるのかを確認する。そこに映っていたのは黒茶色の長い髪に鋭い目つきをした

紺色の三白眼に黒く染まった眼球など全体的見ても理想的に整った綺麗な容姿が

自身が持つ手鏡に映し出されていた。


「はぁ?、これは一体どうなってるんだ!?、この鋭い目つき以外は完全に女顔の

顔に変化している!?おい爺さんてめえぇ一体全体俺に何をしやがったぁ!!」


と俺は自身の身体変化に関して何か知っているであろうネクロシスに対して俺は

怒鳴り声を上げながら問いただす。


「アハハハ、そう怖い顔で怒鳴るものではないぞぉ小さき定命よ~何簡単なことじゃ

ぞ、ただ単に吾輩の加護を与えるのもつまらないからここは邪神の遊び心で貴様の

新しい身体は前世とは逆の性別である女性として転生してもらう事にしたぞ、何心配

することなどないぞ、服装などは転生先の文化に合わせて選んでおいてやるから

安心して亡者として歩むといいぞ~」


とネクロシスはそう言い終えると二回ほど拍手行い右腕を上空へと掲げると蒼黒い

光が輝き視界を覆っていく。


「つまり趣味かよ!!、うぁ眩し!?」


と俺は色々と納得の行かないまま意識が遠のいて行き、最後に聞こえた事は。


「そうそう、今から転生する現地の詳細などは一緒に送られる吾輩の眷属に聞くと

言いぞ~それではバイバイ~」


とネクロシスはそう言い終えながら左腕を振って見送っていたのであった。

 





一体所でここまでです。いや、書いた自身が言うのはあれだけど邪神様いい趣味してるね。

次の投稿は現時点で3話が書き終わり転生先での周辺地域の説明などを中心とした4話を

書き中ですので次の投稿は三月の初め頃には投稿できると思います。

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