第二話 好きです、簗木さん
「ふぅ。」
全てのメッセージを読み終わってベッドに横になる。
殆どの人が「大丈夫ですかお大事に」の定型文の応用みたいな手紙を書いてくれた中、
一人だけ明らかに毛並みが違う人がいた。
「拝啓久見殿、顔も知らない貴殿の為にさく時間は自分にとっては非常に無為だと思われる。
だが、親愛なるクラスメイトの一人ということで自分もそれなりに心配はしている。
ご自愛ください。」
と筆文字のような達筆で書かれていて、
これだけ読んだときはなんなんだコイツと思ったのだが、
あまりにもこの手紙が異質だったので読み返してみると、
実は下の方に凄く小さい文字で
「早く元気になって学校にきてね。」と、可愛らしい字で書いてあった。
人ってこんなに簡単に恋に落ちるもんなんだな。
これは可愛すぎるよ、反則でしょ…
「出席番号47番 簗木」
僕の初恋の人は、不器用で天邪鬼な女の子みたいです。
どうも、百辻です。
さっき熱を測ったら39.0℃もありました。
うちのお風呂と同じ熱さですね、はい。
結構しんどくなってきたので執筆活動は小休止して宿題しようと思います!
ではまた、第三話でお会いしましょう。アデュー!