レベルの恩恵
風のように立ち去った仁は家に帰り、明日の準備をして就寝した。
ピビッ、ピビッ、ピビッ、ピ。
朝のアラームを止め起きた仁は、顔を洗い朝食をたべ学校に向かった。
「よーし、それじゃあまず50mそうから始めるぞ!」
現在仁は、昨日西岡が言っていた通り体育測定をしている。
「はぁ、さっさと終わらないかな…」
「仁、お前まだ始まったばかりで何言ってんだよ」
自分の順番が回ってくるまで、待ちながら終わってほしいと愚痴を漏らしていると雄道が、近寄ってきて愚痴の返事をしてきた
「そう言われても、俺は学校が嫌いなんだ」
「そんな事を、将来ホームレスだぞ仁!」
雄道が、将来の事を勝手に言ってきたので仁はこう言った
「雄道、俺はもうお前が一生稼げない程の資産があるから大丈夫だ」
「ほんとか、なら仁はいくら持ってるんだよ?」
仁は、総資産額は言いたくないのでとりあえず株の事を説明した
「雄道、お前酒田グループや永山スポーツや聡明薬品の名前ぐらいは知ってるよな」
「おう、それぐらい毎日CMやってるから知ってるぞ!」
「他にもあるがさっき言った会社の大株主は俺だ、だから俺は金には困っていない」
そう話すと雄道は、「えぇぇーー!」と大声を出したが仁が思いっきりすねを蹴り黙らした
「うるさい」
「だって、お前仁、大手企業の大株主だぞ、お前何億資産あるんだよ」
雄道は小声で仁に聞いた
「言うわけないだろ、それにお前が俺の金を狙っても鉄拳制裁されるだけだから気をつけろよ」
「し、しねよ!」
雄道に警告すると、雄道は「えっなんでバレた!」という顔をしてそう言った
「まぁ、今回は話してしまったが、雄道、お前がほかのやつにこの事を話すのなら鉄拳制裁になるから気をつけろよ」
「わかった、お前との関係も壊したくないし約束する」
「俺は、出来れば壊してほしいんだがな」
「なんでだよ!」
「だって、そうすれば友人の裏切られて引きこもりと言う事にできるだろ」
「そんな事、絶対するか!」
「ちっ、」
「なんで舌打ちなんだよ!」
「柊、秋口次は、お前らだぞ!」
そんな事を話していると西岡が大声を出しそう言った
「仁、どっちが早く走れるか勝負しようぜ」
「断る、どうせ俺が負けるだけだし」
「ちっ、いいじゃねーかそれぐらい」
仁と雄道は話しながら移動し、スタートラインについた
「位置について、よーい、」
パァン!
仁と雄道は、スタートの合図で走り仁は、どうせ負けるだろうし、記録だけは成績に響くから本気で走ろうと思い走った
「えっ?」
仁はゴールした直後、雄道の「はぁ!?」と言う声を40メートル越しに聞いた。
「先生、タイムは?」
「4秒…ジャストだ…」
「そうですか」
タイムを聞かれた西岡は、びっくりしながらタイムを言った
(やばい、ダンジョンでレベルが上がってるの忘れてた!)
「しまった!」とい思って、これからどうしようかと元の場所に戻りながら考えていると雄道はやっとゴールし、息を切らしながら西岡にタイムを聞いていた
「はぁ、はぁ、先生何秒?」
「雄道、8秒だ」
雄道は、西岡からタイムを聞いたあとすぐに仁の元に向かって来た
「仁、なんだよあの速さ、それとお前タイム幾つだ?」
「4秒ジャストだ」
「日本記録越してるじゃねーか!」
雄道が、大声を出したせいでクラスの奴らに聞かれた仁は学校では本気を出してしまった事を公開した
その後、仁は本気を出さずに体育測定行ったが全て平均以上を出してしまい、身体測定の目立ちたくなかったのだが目立つようになってしまった仁は、負のオーラを周囲1m圏内に放ち相手を寄せ付けないようにし、今日の授業を終了し、ホームルームを終えたあと、雄道や同じクラスの生徒が、話しかけてくる前に教室を出た後、スキルの〘身体強化〙を使い学校を脱出し、さらに〘瞬足〙と〘空中跳躍〙を使い駅には行かず自分の足で人にバレないように帰宅し、体育測定でやってしまっい学園内ぼっち計画が、ダメになってせいでイライラした仁は、急いで装備を整えてダンジョンに向かい10層のボスのビック・スケルトンとスケルトン×2
を倒し、そしてまた、リポップするまで10層のスケルトンとホブゴブリンをサーチ&デストロイをし、ボスがリポップするとまたボスを倒しそして、リポップするまでまたスケルトンとホブゴブリンをサーチ&デストロイを六時間仁は繰り返し、スッキリしたと思い仁は、帰還して浄化で、全身を綺麗にして自室にもどと既に時刻は朝の12時30分になっている事に気付きこのまま、起きていると遅刻確定と分かり凛さんの説教を恐れ仁は夕食はなしにして、急いでドロップ品を整理して隠したあとレベルを確認せずに就寝した