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パパは嫌われ、血を流す

鷹人族のムーニンは変なダンスを踊りながら歩いているがメチャメチャいい奴だった。

俺はこれまでの経緯を話したがさっぱり分からんとの事。

これも村長案件だな、村長に分かるとも思えないが……

ってか、舞は異世界(ここ)から家に戻って来たじゃんか。わりと簡単に戻れるのかもしれん。

「舞ちゃん、どうやって戻ったの?パパに教えて?」『(わかんない)』

「昨日は何してたの?教えて」

『(わかんない、うさぎとあそぶ)』

今のところ娘に否定的な言葉しかもらってないのだが……「パパの事、嫌いか(泣)?」

『(ちがう、いまはうさぎとあそぶ)』

また否定された。嫌われてはいないようだけど……「お菓子は好き?」

『(すき、ちょうだい。早くよこせ)』

よっしゃ!『すき』頂きました。酷い言葉もついてきたけど。

「コラ!悪い言葉使っちゃメッでしょ、もうすぐ養護学校に行くんだよ。」

『(怒った……パパ嫌い)』 あわわわ、いかん、いかんぞ

「後でおやつあげようねー。パパの事好き?」

『(……うさぎとあそぶ)』パパは嫌われててしまいました。



そうそう(悲しい事は忘れて)、ちょっとした体の異変に気がついた。

全然疲れてないのだ。しかも腰痛も肩こりもない。そういえばうさぎ君を戦った時も体が軽かった。

確実に身体能力があがっている。この世界は俺達に力を与えているのかもしれない。チートといわれる言葉は聞いた事がある。

娘は『念話』が使えるみたいだし、俺も聞く事ができる。

「ムーニン、魔法ってあるのか?」

「魔法って火とか氷とかの事?あるよ」

「おぉ、何かやってみてくれ」

「うーん、ボクは身体強化しかできないんだけど………………エイッ!」ボコー

地面にクレーターができてるんだが。某旅団の人より強いんじゃ……

「俺もできるのか?」

「わかんないけど、自分を信じる事が大事だよ。血の流れ、気の流れを感じるんだ。考えるんじゃなくて感じるんだ」

何かカッケェ。漫画みたいだ。血の流れ、気の流れ……自分を……信じる!

俺の右拳が熱くなるのを感じる。これは行けるのかもしれん。

「ハァーーー、ペガサス流○拳!」

はい、そんな甘くはなかったです。只今拳から激しく流血しております。まさに流血拳

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