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GMとPL2によるシングルプレイ

ニコニコ動画で連載していたリプレイを小説風にしていく予定です。

「一振りの剣があった。古に量産された平凡な剣」


「骨により欠けた刃は鉄で加工され、血で錆びれば鍛え直された」


「剣豪と呼ばれた者にも出会った。剣には魂が宿った」


「永い年月を経て生き残ったその剣はいつしか、魔剣・・・と呼ばれるようになっていった」



GM「さて、今回の舞台はヴェッツ」

ルーカス「ヴェッツ?オリジナルの国か?」

GM「国ではなく村だけどな。人口は約2千人。クランベル、ライン、カナンの中間に位置するこの村は貿易で存続している」

GM「ヴェッツの蒸留技術は非常に高く、蒸留水、蒸留酒を特産品として貿易を行っているんだ」

ルーカス「ふむふむ・・・水の美味い村と認識していればいいかな?」

GM「そしてキミがこの村に訪れる理由は、キミの幼馴染がこの村に住んでいて5年ぶりの再会を果たすためにやってきたという設定だ」

GM「ハンドアウトは・・・」

GM「キミはグランフェルデンからヴェッツへと向かう馬車の中にいた。多数の積荷とともに揺られうつらうつらと昼寝をしてしまう」

GM「そんな時、馬車が何者かに襲撃された!応戦しようにも手元にあったはずの武器がない」

GM「慌てたキミは手近にあった剣を取る。すると・・・?という感じだ」

GM「時代は西方聖歴1009年4月16日となる」

ルーカス「おk。まず出自から振っていくよ。俺の両親は・・・25で闇の一族か」

GM「王侯貴族に仕える諜報員か。シックスセンスは良いスキルなんじゃないか?」

ルーカス「闇に潜み闇に生きるってのは厨二心をくすぐられるな」

ルーカス「境遇は・・・正体か」

GM「キミは自分が何者なのかを知ってしまう・・・」

ルーカス「実は俺は"剣の王女"アストレートの息子!!」

GM「魔族の息子だったかー(白目)」

ルーカス「これが後に伏線になったりしなかったり・・・」

GM「まぁ本編での出番はないだろうから構わんけどさ、でもちゃんと種族はプレイヤー側として選択出来るものにしてくれよ?」

ルーカス「合点承知のすけ。目的はー・・・強制」

GM「自分に関係なく行動している」

ルーカス「全てはGMの手のひらの上だったのだ!」

GM「そりゃ道筋作るのは俺だけど、PCになって行動するのはお前だからな?じゃあギルドを作成しよう」

ルーカス「運命のダイスロール!ネタっぽいのこいネタっぽいのこい・・・」


GM「ゴールドワイバーン・・・か。黄金の飛竜とか?」

ルーカス「どーすんだよお前ここは笑いとるとこだろ・・・カッコ良すぎるんだが?」

GM「いいじゃないか。中世の紋章なんかにも採用される由緒正しきドラゴン族だぞ?」

ルーカス「本には戦争や嫉妬、疫病の象徴なんて書かれてるんですがそれは・・・」

GM「ギルドサポートどうする?」

ルーカス「目利き×2」

GM「普通すぎ」

ルーカス「うっそだろおまえwww」

GM「序盤の金稼ぎは大事だったそれいち」

ルーカス「お前真面目にやる気ねーのか・・・」

GM「俺はお前に真面目なRPなど求めていない」

GM「俺が求めているのは芸人魂だ!」

ルーカス「くそが氏ねwww」

GM「ほれ視聴者様にPC紹介する。武器は冒頭の魔剣が手に入るから買わなくていいからな」


ルーカス「えー・・・ヒューリン男のルーカス・グリフィン25歳だ。ギルド【ゴールドワイバーン】のギルドマスターをしている」

ルーカス「といっても俺ひとりしかいないわけだが・・・」

ルーカス「ヴェッツに住む友人から久々に飲まないかと頼りが届いたので、グランフェルデンでの仕事を切り上げヴェッツへと向かう馬車の中だ」

ルーカス「神がそうしろっていうからな!」

GM「俺が神です」

ルーカス「神殺しの魔剣はよ」

GM「ではキミは現在馬車に揺られどんぶらこっこどんぶらっこすやすや状態ね?」

ルーカス「スヤァー」

GM「そしてハンドアウト通り妖魔が襲ってくる!」

ルーカス「なんてこった!俺は帯剣を探すけど手元にない!GMの陰謀である!」

GM「最初から持ってなかったけどな(ぼそっ)」

ルーカス「GMがいらないっていったでしょうが!」

GM「したらば手近に一振りの剣が落ちている。荷馬車から転がってきたんだろう」

GM「取りますか?取りませんか?」

ルーカス「巻きます」

GM「取るか取らねーかっていってんだろ某人形アニメじゃねーよ」

ルーカス「じゃあ取ります」

GM「ではその剣を握るとですね、手から血が逆流して流れてくるのを感じます」

ルーカス「うげぇ!気持ちわるっ!思わず手を離すよ」

GM「剣はルーカスの一部のように張り付いて離れない。しばらくすると血の逆流が収まるね」

ルーカス「俺は妖魔となってしまったのか!?」

GM「それでもいいけどそうじゃねーよ?そしてどこからか声が聴こえる」


オルナ「・・・貴様の名は?」


ルーカス「おいおい、これ名前言ったら呪われるんじゃないか?」

オルナ「もう遅い。血の契約は果たされた。名を」

ルーカス「遅かったらしいな。ルーカスだ。お前こそ誰だよ」

オルナ「法の魔剣オルナとでも呼ぶが良い。それより近くで血の流動を感じる。喰わせろ」

ルーカス「何が法だよすっげーぶっそうじゃないか・・・」

GM「では魔剣オルナの性能について紹介しよう」

GM「オルナは種別、長剣と大剣を併せ持つ剣でフリーアクションでどちらかのスタイルを選べる」

GM「効果として、人間、妖魔、巨人、魔族、竜の分類に属するエネミーをこの剣で倒すと、永続的に攻撃力に+1され続ける」

GM「カース効果もある。これはこの武器攻撃の命中判定ではスキル、パワーによる振り直しはおこなえない」

GM「この武器を使用した命中判定でファンブルした場合、お前は即座に死亡する」

ルーカス「はえーすっごいつよい・・・のは分かるんですがカースの性能エグくないっすか?」

GM「これだけの強さを持つ魔剣だ。相応の対価だと思うが?」

ルーカス「まぁアリアンロッドの精霊にお願いすれば死なないか・・・」

GM「二回目は死ぬけどなwww」

ルーカス「んじゃあ魔剣とちょっとお話しよう」

ルーカス「おい魔剣」

オルナ「オルナと呼べ」

ルーカス「じゃあオルナ。俺に従え」

オルナ「ふぇ?」

ルーカス「俺はお前の呪いは絶対に受けない。お前は俺の物だ!うははははははは!!」

GM「うっわーやっぱりこいつに魔剣なんて持たせるんじゃなかったかなー」

ルーカス「くくくく・・・いくらでも血を浴びせてやるよ。手始めにあそこにいるモンスターだな!」

オルナ「あれ?なんか違う・・・まぁいい」

オルナ「永い眠りで腹が減っている。さっさと殺るぞ」

ルーカス「契約成立だな」

GM「状況的には奇襲攻撃だがシックスセンス持ちだしな。通常通り処理していこう」

ルーカス「行動値は俺の方が上だが、奇襲されたということなら一発敵の攻撃を避けてから戦闘になるということにしよう」

GM「了解だ。突如迫り来る剣の切っ先を避けたキミは反撃に転じる。相手は二匹で全員がエンゲージしているぞ!」

ルーカス「楽勝だな。おい魔剣ちゃん。しっかり頼むぞ」

オルナ「オルナだ。今度ちゃん付けしたら反応せんからな」

ルーカス「なんだよ拗ねてるのか?可愛いなぁ」

オルナ「可愛いとか言うな人間風情がッ!!」


「ルーカスとオルナのペアは襲撃してきた妖魔をなんなく撃退。襲撃してきた理由を妖魔に尋ねることもせず叩っ斬ったのである。遺憾だ」


ルーカス「しかしダイス目が振るわないな・・・ちゃん付けされてテンション下がってんのか?」

オルナ「ちゃんづけされた・・・死にたい・・・」

ルーカス「おいこら。そのくらいで落ち込むんじゃない。ドロップロールは?」

GM「ダメです」

ルーカス「(ルーカスダイスを転がす)」

GM「ダメだっつってんだろハゲ!」

ルーカス「まだはげてねーよ!腹いせに気絶してる妖魔Bにとどめの一撃ずぶっ

GM「外道め」

ルーカス「魔剣に魅入られし者ルーカス!これで攻撃力10!強い!」

オルナ「ま、貴様のダイス運を考えればこのくらいで丁度良いかもしれんな」

ルーカス「うるせーぞオルナちゃん」

オルナ「もうやだ死にたい・・・ぐすん」

GM「魔剣オルナのテンションが下がった。攻撃力が-2された」

ルーカス「おいおいおいおいおい!?冗談でしょう!?」

GM「繊細なお年頃なんだから気をつけろ」

ルーカス「剣に歳があるのかよ・・・マジで攻撃力下がった?」

オルナ「今回は多めに見てやる・・・ぐすっ」

ルーカス「ふぅ・・・じゃあこの積荷を運んでいた商人に話しを聞くぞ」

ルーカス「この剣、積荷の中にあったみたいなんだが素性は?」

GM「どっかの街で仕入れた大量の武具の1つじゃないかな?覚えてないって言ってるね」

GM「欲しいなら1本くらいやるよ。助けてくれたお礼だってさ」

ルーカス「じゃあ有難く頂戴するぞ。ふーむ、なんだろうな、この剣・・・」

GM「オルナは装飾も古い型の剣で、柄も少し錆びていて商人も捨てるしかないかなーって思ってたらしい」

GM「この時代だと煌びやかな装飾を施した武具こそ人気で、刃こぼれしやすい剣なんかは使い捨てぐらいにしかなってないと思う」

ルーカス「夢がないなぁ」

GM「俺は剣なんかより投擲武器や弓のほうが強いと思ってるし。だからこそ魔剣の存在はアンチテーゼなんだよ」

ルーカス「難しいこと言うんじゃないよ。魔剣、強い、カッコイイ!でいいだろ?」

GM「そうそう。そういう事だからこれから頼むぞ、オルナちゃん!」

オルナ「GM?!お前にまでチャン付けされるなんて・・・死にたい」

GM「じゃあルーカス。キミは無事ヴェッツへと辿り着いた。頼りをくれたアイラが出迎えてくれるぞ」

ルーカス「よぉアイラ、久しぶりだな。何百年ぶりだ?」

アイラ「1万と2千年ぶりくらいじゃない?」

ルーカス「ずいぶんとしわくちゃババアになっちまったな、はっはっはっ!」

アイラ「グランフェルデンまで数秒で帰る方法があるんだけど・・・試してみる?(笑顔で拳をごりごり鳴らしている)」

ルーカス「アイカワラズオキレイデスネ、アイラサン」

GM「彼女はスーパーマスター:モンクを取得しているのである」

ルーカス「ドクターワイリー並のジャンピング土下座を披露するよ!」

アイラ「全く・・・一言多いんだよアンタは」

ルーカス「折角来たんだ。アイラの作った酒飲ませてくれよ」

アイラ「そうだな、まずは家に行こうか」

GM「アイラはそう言ってキミを家へ招いてくれる。彼女の家は酒場を経営していて、彼女が作るミードは村でも評判だ」

GM「通常は2、3倍に薄めてハチミツを発酵させるものを1:1の割合で発酵させ、濃厚な喉越しと香りを演出している」

GM「これは当然ヴェッツの醸造技術の賜物でもあるが、それを最高に生かすためには繊細な技術が必要となり、彼女はそのエキスパートと呼べるだろう」

GM「店の名前は<二日目の朝>という」

ルーカス「なんだその無駄に濃い設定は」

GM「町民から衛兵まで幅広く集まるので、情報収集にはうってつけな場所ともいえるな」

GM「さらにこの酒場では神殿の仲介役として依頼を斡旋しているため、今回ルーカスを呼んだのもそちらの事情があってのことだと言う」

ルーカス「うん?普通の冒険者じゃ手に負えない依頼ってことか?」

GM「Lv1の冒険者に依頼だぞ?きっとお前があまりに不甲斐ないから可哀想になって依頼をまわしてくれたんだろう」

ルーカス「冒険者としての腕は未熟なルーカス君。グランフェルデンでは依頼達成したことなかったなー・・・」

GM「その設定はひどすぎるだろうwww」

ルーカス「こんな神殿にいられるかっ!俺はヴェッツへ向かうぞ!」

アイラ「そんなアンタに朗報だ。簡単な依頼があるんだが受けて見ないかい?」

アイラ「昔のよしみだ、ギルドの名前を売るにも良い依頼だと思うんだけどね」

ルーカス「腕っ節の強い暴力ドゥアンだと思いきや良い女だった。どんな依頼だ?」

アイラ「いくつか依頼が入っていてね。お前さんに選んでもらおうと思う」

GM「さて、ここで通常とは違うシナリオキャンペーン方式について説明するぞ」

GM「依頼は俺がいくつか用意したものをお前にチョイスしてもらう」

GM「依頼はミドル、クライマックスのみで構成され、バトルならバトルのみ。素材集めなら探索シーンのみが描写される簡易依頼となっている」

GM「もちろん、通常のように3,4時間かかる依頼も用意してある。そういった依頼を受ける際は警告を出すようにするから安心してくれ」

ルーカス「分かりやすくていいが、それだとシナリオクリアはどのタイミングになるんだ?」

GM「依頼を1つこなせばシナリオクリアになるよ。ただし簡易依頼ではミッションクリア経験点は発生せず」

GM「エネミー、トラップ、難易度の数値のみが経験点となる」

ルーカス「クリア経験点がないんじゃギルドのLvUPが出来ないんじゃ?」

GM「ギルド成長点は本来、シナリオ終了時に参加したPCのCLの総計となるわけだが」

GM「今回は依頼ごとに設定された成長点が加算される」

GM「依頼書の★に数値があるだろ?これは依頼の難易度を表していて、この★の点数がギルド経験点として配布される」

(依頼書のほしに数値があるだろ?これは依頼の難易度をあらわしていて、このほしの点数がギルド経験点として配布される)

ルーカス「PCがギルドへ成長点を上納するには?」

GM「ルール通り許可する」

ルーカス「これなら手軽にTRPGで遊べるな。GMの負担はすごそうだが」

GM「1つのシナリオを考えるよりは楽だよ。依頼書にレライエを討伐せよって書けばいいだけだし」

ルーカス「おうレベル詐欺魔族の話はやめーや」

GM「いやぁスキルマスター:レンジャーは強敵でしたね!」

ルーカス「で?今回はどんな依頼があるんだ?」

GM「単発で出来るものを色々書いてきたんだが・・・っと」

GM「とりあえずこの5つでいいか」

ルーカス「不穏なものが見えますねぇ・・・」

ルーカス「しかしバルトクエばっかだな。日によって依頼内容が変化するぐらいはしてくれるよな?」

GM「GMを殺す気か」

ルーカス「なにをいまさら」

GM「いいか?1つの簡易依頼をクリアしたら2d6日経過させる。そして依頼が更新されるのは2週間毎とする」

GM「1つの依頼を受注したらその依頼をクリアするまで他の依頼は受注出来ないので注意するように」

ルーカス「報酬が高い依頼が沢山あったとしても、最悪2個しか受けられないわけか」

ルーカス「逆に何もせずに時間を経過させることは可能なのか?」

GM「それはなし。そういう事態になったらこちらで用意した通常のシナリオを選択してもらう」

GM「アフタープレイは依頼達成報告後に行うよ。報告後に時間経過として2d6日経過するから、そのあいだにLvUPを行ってほしい」

ルーカス「シーン制限とかシナリオ制限スキルはどうなる?」

GM「シーン制限スキルはシーンが切り替わったとGMが判断したとき、シナリオ制限スキル、フェイトは依頼報告して2d6日経過すれば再度使用可能とする」

ルーカス「おk。リソースを1度に全部ぶち込めるのは好材料だな」

GM「それじゃ改めてどの依頼を受けるか決めてくれ」

ルーカス「じゃあこの★2の山賊討伐にしよう。これってもうエネミー識別されてると考えていいの?」

GM「さすがにソロじゃエネミー識別までは無理だしな」

アイラ「アタシの面子を潰さないようくれぐれも注意するように。やつらがいるアジトの場所を教えよう」

GM「ということでヴェッツ北西にある小さな森に着いた。時刻は夕刻。森には食事中なのか、野営しているふたりの山賊の姿があるな」

ルーカス「やぁやぁそこな山賊お二方!われはルーカス・グリフィン!」

GM「名乗るの!?普通奇襲出来る?とか聞かない?」

ルーカス「はぁ?そんなニンジャみたいにコソコソ出来るか!俺は正々堂々真正面からぶっ飛ばすのが好きなんだよ!」

GM「(あーしまったこいつ馬鹿正直なんだった・・・)」

GM「あー・・・近づくキミの姿に気付いた山賊達は立ち上がり武器を取る」

GM「なんだテメーは!俺たちが何者か知ってて来たのか!」

ルーカス「お前馬鹿なの?俺、ちゃんとルーカスって名乗ったじゃん。そしてお前ら山賊だろ?」

GM「お、おう・・・すまん・・・な?」

ルーカス「分かればよろしい」

ルーカス「そして氏ね!」

GM「いきなり物騒になった!?」

GM「ちっ!こいつ神殿から派遣された冒険者か!」

ルーカス「神殿じゃねぇ!神殿は俺に仕事くれないからなぁ!!」

GM「色々おかしいと思うんだがそのロールでいくのか?」

ルーカス「なにもおかしくはない。これぞ冒険者」

GM「お前の中の冒険者は少なくともドラクエのような勇者じゃないってことは分かった」

ルーカス「よせよ照れるぜ・・・」

GM「バトルシーンに移項するぞ」

ルーカス「はい」

GM「全員がエンゲージ。行動はルーカスが先手だな」

ルーカス「よっしゃ!先手必勝、山賊Aにメジャーバッシュ!4、4、6でクリティカル!」

GM「お、まさかのクリティカル。こちらは固定値で回避10なので当たるぞ」

ルーカス「DR32!」

GM「残りHP3。ギリギリセーフ!」

ルーカス「チッ、浅かったか。素直に斬られていれば苦しまずに済んだものを」

オルナ「血だー!血をよこせー!」

GM「では山賊Aの番だ。命中は14だよ」

ルーカス「割と高いな。しかしストライクバックで反撃する!・・・成功!」

GM「山賊AのDRは18だ」

ルーカス「俺の残りHPは20点。だがお前の首はもう胴と繋がってないぜ?HPロス5点を受けろ」

GM「山賊は確かな手ごたえを感じると同時に、自分の視界が薄れていくのが分かった。山賊Aは絶命したな」

ルーカス「ヒィッ!?こいつ自分から身体をぶつけにいきやがった!」

GM「いいね、モブはどんどん遊んでいいぞ。続けて山賊Bの攻撃。命中は14ね?」

ルーカス「同値回避!」

GM「2ラウンド目だ。ルーカスから」

ルーカス「メジャーバッシュ!クリティカル!」

GM「またか!?」

ルーカス「DR30点だ。次の攻撃にストライクバックで終了だな」

GM「だが命中で14以上出せるかな?」

ルーカス「フェイト使えばいいだろ?ストライクバック!成功だ」

GM「くそっ・・・フェイトがあったか。戦闘終了だ」

ルーカス「ドロップロールにフェイトを2点・・・14」

GM「ドロップはルビー×2だな」

ルーカス「この簡易依頼方式だとガンガンフェイト使っていけるから、ドロップも良い物拾えるな」

GM「簡易依頼方式ならな?通常のシナリオではそうはいかないぞ」

ルーカス「ふむ。そうだ、討伐した証必要?」

GM「証?」

ルーカス「ほら、首印とか」

(ほら、みしるしとか)

GM「いらねーからさっさと帰れ」

ルーカス「うぃーっす」



アイラ「お疲れさん、報酬の50Gね」

ルーカス「ついでにこのルビー買い取ってくれよ」

アイラ「戦利品かい?それなら街外れにある<錆付いた猟犬>ってよろず屋に持っていくといいよ」

ルーカス「ほぉ。結構細かく街を作ってるってことか?」

GM「いや全く。おそらく頻繁に利用する事になるだろうから、そういう場所は紹介しておかないとってな」

GM「<錆付いた猟犬>を経営しているのはフィルボルの男性、ザクソンだ」

GM「彼のモットーは来るもの拒まず、去るもの追わず」

GM「欲がなく、可能な限り融通を利かせてくれるのでリピーターも多い。その人の良さか店が繁盛しているというのは皮肉な話だ」

ルーカス「商売へったクソなのになぜか上手くいっちゃうお店か。とにかくこのドロップ品を買い取ってもらおう」

ルーカス「おやじさん、このルビー買い取ってくれ」

ザクソン「おーいらっしゃい。ルビーならひとつ100Gで買い取るよ。ふたつで200G」

ザクソン「ところでキミ、見かけない顔だね。冒険者かい?」

ルーカス「あぁ、そうだ。先日友人に村へ呼ばれてね。グランフェルデンから来たんだ」

ザクソン「そうかいそうかい。これも何かの縁だ。これをあげよう」

GM「そう言ってザクソンはHPポーションを2本くれるよ」

ルーカス「マジ?」

GM「ザクソンは私利私欲がほとんどないんだ。お前が新米冒険者だと思ったんだろう。好意だよ」

ルーカス「青田買いを素でやってくるのか・・・そりゃ商売も上手くいくわ」

GM「そしてリピーターとなったベテラン冒険者は大量の高価なドロップ品を持参して店に来るわけだ」

ルーカス「商売って深いなぁ・・・」

GM「それじゃ2d6日経過させるぞ」

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