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お兄様!僕は剣を頑張る!

魔道書を読み始めてから2年が経った。僕もメイも100を超える魔法が使えるようになっていた。

そう。今日で僕は5歳になる。するともうすぐでメアお兄様は学校という所に行かないといけなくなる。

「メア兄様。ホントに行っちゃうの?僕寂しいよ。」

「そうだな。今年で僕10歳になるからねしっかりとした貴族になる為の勉強をしないとね。たまに帰ってくるからその時は一緒にたくさん遊ぼうな。」とお兄様が言ったので僕は、

「うん!メア兄様!お約束だよ。」

「そうだね約束だ!」と言うとメア兄様のメイドのアリアさんが

「メア様。そろそろ行きますよ。それとメイ!頑張ってね。」と言うとメイは「うん!アリアお姉ちゃん頑張って!」とメイは元気よく答えたのであった。

お兄様がアリアさんと一緒に馬車で王都ある学校へ向かうのを見届けるとお父様が僕に

「おーいレオン!」

「何?お父様?」

「今から剣の訓練を始めるぞ。おいでー」と言われたのでメイと一緒にお父様の所へ向かったのだ。

「来たな。レオン!」

「はい!お父様。」

「よろしい。メイはルーシーに訓練を付けて貰いなさい。いいね」とお父様がメイに言うとメイが

「はい!」と言ってルーシーさんの所に向かって走っていったのだ。

「それではレオンよ。今日からルビー家に伝わる剣術をしっかり教えるからしっかりと覚えるのだぞ。」とお父様が言うので僕は真剣に

「はい!お父様頑張ります。」と言いお父様と一緒に倉庫にある木の剣を取りに行きました。

「それではレオンよ。まずは素振りだな。俺のをよく見ておくんだぞ。」と言うので僕は

「はい!」と言いお父様の素振りを見る。

何回かお父様が振ると僕にやるように言ったので僕が素振りを始めた。

「いきます!」と言い僕は思いっきり剣を振った。何回も振っていると手の皮が剥けて痛くなってくる。

100回を超えたあたりでお父様が

「よし。今日はここまで。」と言ってくれたので僕は剣を地面においでシートの上に大の字に倒れるのであった。

この素振りを何日も続けていると手の皮が剥けなくなってきた。手の表面も少しずつ固くなってきた。これを見てお父様が

「ルビー家の手になってきたな。よく頑張ったぞレオン。」と僕のことをたくさん褒めてくれた。

素振りを始めて1月経つとお父様が今度は技を教えてくれた。するとお父様が驚いたような目で僕を見るので僕は少し怖くなった。するとお父様が

「さすが俺とネメアの自慢の子供だ。剣も完璧だ。技はもう教えられないな。あとは体づくりと実践法だけどまだ筋肉をつけたらいけないからな。」とボソボソ言うのを聞いた僕はお父様に

「お父様?突然ひとりでどうしたの?ボソボソ何か話してるみたいだけど?」と言うと慌てた顔で

「何でもないぞレオンよ。でもさすが俺とネメアの子だ!」と言いながら乱暴に頭を撫でてくれた。僕はこれが嬉しくてこれからも頑張ろうと思ったのだった。

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