レオンとメイドの初対面
優しい両親と兄とメイドの人達に可愛がられながら育ち何だかんだで僕は3歳になった。そんなある日の朝。
「レオン様。朝でございます。起きてください。」
レオンは朝にすごく弱いのでルビー家のメイドは何度も何度もレオンを座らせてやっと起きるのである。
「おはよう。ございます。ルーシーさん。」
「はい。おはようございますレオン様。それでは早速着替えを手伝わせていただきます。手を上に上げていただいてもよろしいですか?」
「うん。」と言ってレオンは手を上に上げたのだった。
着替えを終えたレオンはメイドのルーシーと共に階段を降りて食堂に向かうのである。
「おはようレオン。今日はしっかりと起きれたかい?」
「はい。父様!」
「本当かなレオンくん?」
「母様!本当ですよ。あれ?メア兄様は?」
「メアなら」と言うとドアが開き
「どうかされましたか?父様?」
「何でもないぞ。」
「それではお爺様とお婆様を読んできます。」
「頼んだぞルーシー!」
ルーシーはこの家のメイド長である。古くからルーシーの一族はこのルビー家に仕えていてメイトや執事として働いている。
少ししてから扉が開いて、
「いやーすまんすまん。魔道書を読んでいたら遅くなってしまったわい。」
「そうですよ爺さん。これからレオンに読ませるからって急に書庫を片付けるんですもの。ビックリしたわよ。」
お爺様は今、45歳でお婆様は44歳。この世界では比較的若いが孫がいるのだ。
「おはようございます!お爺様!お婆様。」
「おー!おはようレオン!」
「おはようねレオン。」
とレオンは1通り挨拶をしたらお爺様が
「それでは頂こうか。」と言い朝食をとり始めた。
この国では、7代ほどが一緒に住んでいるがルビー家は代々将軍として戦地へ赴くの他の貴族に比べて人が少ない。
お婆様たちはルビー家に残って共に暮らしているがお昼から共にいることが多い。
「アンディ様。本日は出来れば私の娘をレオン様に合わせてみたいのですが、よろしいですか?」
「そうか。もうレオンもそんな歳か。お前の娘も今、3歳だな。」
「はい。」
「それでは合わせて良いぞ。娘の名は何といったかな?」
「メイといいます。」
「そうだったな。でもあの2人は普段から仲が良いから私達の様に小さい頃は喧嘩ばかりという風にはならないよな。」
「そうだといいですね。メアの専属のメイドをしているアリアはどんな感じだ?」
「はい。多少は贔屓目に見ているかも知れませんが将来は私よりもずっと良いメイドになるかと。私の旦那も褒めていましたよ。」
「そうか。よし。お昼はあの2人に任せてみるかな?」
「任せてみるとは?」
「2人だけで食べさせて見ようという意味だよ。」
「そういう事ですか。わかりました。準備をしておきます。」
「頼むぞルーシー!!」
「はい!では、まずは2人を合わせますのでレオン様を部屋に戻してきますね。」
と言ってルーシーはレオンの方へ行き
「レオン様。部屋に戻りますよ。」と言うと
「はーい!」と元気に返事をしてルーシーの元へ走ってきた。
そしてレオンが「お父様後でね!」
と言い部屋へ戻っていった。
・・・部屋についたら、
「レオン様。」
「何?ルーシーさん?」
「今日から、あなたのメイドは私じゃなくなりますよ。」
「何で?」
「そういう伝統なのよ。」
「で・ん・と・う?何それ?」
「あなたのお父様も昔、同じようにしたのよ。3歳になったら、私の娘に交代するのよ。生まれていたらね。」
「なら、メイちゃんが僕のメイドになるの?」
「そうですよ。」
「メイちゃんは僕のお友達なのに?」
「そうね。メイはお友達でメイドなのよ。」
「そうなんだ。なら、いつでも一緒に遊べるね。
「そうね。それではメイを呼んでまいりますのでお待ちくださいませレオン様。」
「はーい」と言うとルーシーは部屋を出てメイを呼びに言ったのだった。
少しして扉が開くとルーシーの前にメイが立っていた。
「メイちゃん!」
「レオンくん!」
と言い2人はガシッ!という音が出そうなくらいガッチリと抱きしめた。
「メイ!今日からはあなたがレオン様のメイドになるんだからね!頑張りなさいよ。」
「はーいママ頑張る!」と言い両手をバンザイした。