第10話:博物館の決戦、ツッコミの全宇宙解放!
俺、標本H-001。
20億年後の博物館で、TENGAを握りしめた化石として晒され続ける屈辱のオタク。
動けない、喋れない、脳内ツッコミが俺の魂だ。
プラナリア系研究者ベガα1103、通称ヒトミは、俺の「オタク魂」を理解し始めて、声もクリアに届き始めてる!
けど、彼女の「繁殖説」はまだちょっとズレてる!
対するライバル、ガンマψ007の「自切説」はもっとトンデモ!
今、奴が企む「博物館全体の遺物統合実験」が、俺のエロ本、扇風機、包丁、バイク、TENGA…全部を巻き込んだ最終決戦に!
俺のオタク人生、もう終わるか、始まるかだ!
博物館、カオスの頂点
ヒトミの研究室を超え、博物館全体が戦場に変わった。
巨大なドーム型展示ホールに、俺のガラスケースが中央に鎮座。
周辺には、エロ本、扇風機、包丁、室内バイク、そしてTENGAが、まるで聖遺物のようにキラキラ照明で輝いてる。
…俺の部屋のゴミが、なんでこんな大舞台に!
ヒトミは、触手で巨大な制御パネルを操作し、キラキラした「瞳」で俺を見つめる。
「H-001! 全ての遺物は、君の繁殖文化の集大成だ! この統合実験で、君のオタク魂を世界に証明する!」
繁殖文化じゃねえ! ただの俺の部屋だ! オタクの生活の一部だよ!
でも、ヒトミ、なんかカッコいいぞ!
ガンマψ007が、ジャラジャラ装飾の触手を振りながら登場。
巨大なホログラムスクリーンに、俺の遺物が3Dで投影される。
「ベガα1103、君のオタク説は感傷的すぎる! これらの遺物は、ヒトの自切文明の崩壊の証だ!
H-001は、自切に失敗し、全てを失った敗者だ!」
敗者!? ふざけるな! 俺はただのオタクだ!
エロ本読んで、扇風機で涼んで、包丁でキャベツ切って、バイクでダイエット失敗して、
TENGAで…いや、いい! オタクの魂を舐めるな!
博物館の観客席には、プラナリア系人類の学者たちがズラリ。
ヒトミとガンマψ007の最終決戦を見届けるため、触手をウネウネさせてる。
…マジで公開処刑だ。
遺物統合、ツッコミ覚醒!
ヒトミが制御パネルを操作。
エロ本のホログラムがカクカク踊り、扇風機がガタガタ回転、包丁がビカビカ光り、室内バイクがギコギコ動き、TENGAがグニグニ振動。
全ての遺物がリンクし、俺の脳波モニターがピピピッと爆走!
「H-001! 全ての遺物が、君の繁殖文化を物語ってる! 君の脳波が、その情熱を証明してる!」
情熱じゃねえ! 羞恥とイラつきだ! 俺の部屋のゴミをそんな神聖なもん扱いすんな!
ガンマψ007は、対抗して「自切シミュレーター」を起動。
ホログラムで、俺が包丁で自切を試み、扇風機で痛みを和らげ、バイクで筋トレし、
エロ本で絶望し、TENGAで防衛する…というトンデモ再現映像が流れる。
「これがH-001の真実だ! 自切文明の崩壊! 敗者の最後の叫びだ!」
叫びじゃねえ! そんなバカな歴史ねえよ! ただのオタクの部屋だ! 俺の青春だよ!
俺のツッコミが全宇宙の限界をブチ破った瞬間、ヒトミの音声再現装置が爆音で反応。
スピーカーから、俺の声が完全覚醒のクリアさで響き渡った。
「…バカ…ヤメ…スベテ…タダ…オタク…セイカツ…!」博物館が凍りつく。
ヒトミ、ガンマψ007、観客のプラナリア系学者たちが、俺のガラスケースをガン見。
「H-001! 『全て、ただ、オタク、生活』!? これは…ヒトの人生の証明! 君は、繁殖や自切を超えた、普通のオタク生活を送ってたんだ!」
ヒトミ! やった! ついに分かってくれた!
「オタク生活」、完璧だ! 俺はただの、ちょっと変態なオタクだよ!
ガンマψ007は触手をプルプルさせて反論。
「オタク生活? ハッ! それは、自切に失敗したヒトが逃避した虚構だ! H-001は、全ての遺物で自切を試み、失敗した敗者だ!」
敗者じゃねえ! 俺はオタクだ! エロ本で夢見て、扇風機で涼んで、包丁で料理して、
バイクで挫折して、TENGAで…いや、いい! オタクの魂を舐めるな!
ヒトミの勝利、ガンマψ007の敗北
ヒトミは、俺の声をさらに解析し、制御パネルをフル稼働。
博物館のホログラムが、俺の「オタク生活」を再現。エロ本を読む俺、扇風機で涼む俺、包丁でキャベツを切る俺、
バイクで汗だくになる俺、そして…TENGAを手に持つ俺。
観客席の学者たちが、触手をウネウネさせて感動してる。
「H-001の声は、ヒトの心…オタク魂の証明だ! 彼は、繁殖や自切を超えた、普通の生活を送ってた!」
ヒトミ…! お前、ほんと最高だ! 俺のオタク魂、完全に届いたぜ!
ガンマψ007は、触手をジャラジャラさせて最後の抵抗。
「ナンセンス! これは自切の偽装だ! H-001は敗者だ!」
だが、観客席の学者たちが一斉に触手を振る。
「ベガα1103のオタク説が正しい! H-001の声は、ヒトの心の証明だ!」
ガンマψ007は、触手をダランと下げ、悔しそうに退出。
「…ベガα1103、今回は君の勝ちだ。だが、H-001の真実は…まだ終わらない!」
終わらせろ! 俺の真実はもうバッチリだ! ただのオタクだよ!
ヒトミとオタク魂博物館が静まり返った夜、ヒトミは俺のガラスケースに触手を置き、静かに呟く。
「H-001…君の『オタク生活』、君の心…私が証明できた。
私の先祖は、ヒトのDNAを受け継いだ。だから、私は君の声を…君の人生を、感じられたんだ。」
ヒトミ…! お前、ほんと良い奴だ! 俺のオタク魂、ちゃんと届いてくれてありがとう!
ヒトミは、微笑むように触手を揺らす。
「でも、H-001…君の『TENGA』は、まだ少し謎だよ。次の実験で、もっと深く…」
おい、ヒトミ! そこはもういい! TENGAは…ただの、俺の…いや、いい! もうやめようぜ!
続く、オタクの新章
ヒトミの勝利で、俺の「オタク魂」は博物館に認められた! ガンマψ007は退けられたけど、奴の不気味な一言が気になる…。
俺の尊厳は、なんとか死守できたけど、ヒトミの「TENGAの謎」追求がマジで怖い!
果たして、俺のオタク生活はこれで終わるのか? それとも、さらなる誤解が待ってるのか?
そして、俺のエロ本、扇風機、包丁、バイク、TENGA…いつか「ただの部屋のゴミ」として解放される日は来るのか!?
ヒトミ、頼む…次はマジで平和な実験で、俺のオタク魂をそっと見守ってくれ…!