24話 夢オチなんかじゃ終われない
「ここは、どこだ……?」
(ここは上空だ)
今までずっと黙っていた水竜が突然語り掛けてきた。
「あ!水竜!なんで今まで何も言わなかったんだよ」
(すまん、かなたならわかると思ってな)
「……まあいいよ」
「それでさ水竜、ここどこ?」
かなたは半笑いで聞いた。
そして水竜は答えた。
(ん?ここは……上空だ!)
沈黙する、そして叫んだ。
「はああああ!結局上空かよ!」
そのままかなたは地面に叩きつけられたのであった。
――END――
「……さま、かなたさまー!起きてください~」
どこからか、かなめの声が聞こえる。
「うああ!」
かなたは目覚めた。
どうやら今のは夢だったらしい。
(大丈夫か!かなた!)
水竜が語り掛けた。
「水竜……はあ、夢、だったのか」
「かなた様~!良かったです……私死んじゃったかと思いましたよ!」
かなめが少し涙目になっていた。
「かなめ!無事でよかった……俺も死んだかと思った……」
「私もさっきまで気絶してたみたいで、気が付いたら!なんと!私たちのマイホームの前に倒れてたんですよ―!」
じゃじゃーん!
「元気そうで何より、ちなみにじいさんは?」
「校長先生なら、あっちで伸びてます!」
どうやら全員無事だったようだ。
「しかしかなめよ、さっき『私たちのマイホーム』て言ったか……?」
かなたがそう聞くと、かなめはまたしても顔を赤くして後ろを向いてしまった。
「いえ……かなた様の聞き間違いですよ……!」
「そ、そうだよな!だって、こんな熊とか出ますよ~的な森の中で、しかもゲームの世界でしか見たことのない初心者が造りました~と言わんばかりのあの豆腐ハウスがかなめの家だなんて!まさか!ありえない!あはは」
かなめは後ろを向いたまましゃがんだ。
「……」
「かなめ……?まさか」
かなめは今まで見た中で一番恥ずかしそうに言った。
「はい……今日から暮らす私たちの家です……」
かなたはやってしまった。
そして叫んだ。
「もしさっき体験したことが夢じゃないのであれば!俺を天国と地獄の狭間とやらに戻してくれぇぇ!」
戻るわけがない。
さあ、気を取り直して楽しい理想の生活を実現しようではないか!
久しぶりなのに読んでくれた方々ありがとうございます、、!
自分もストーリーを読み返さなければ、、
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