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理想の生活を夢見るのは間違っている  作者: らびみぃ
第1章 全ての始まり編
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20話 全ての始まり

「でたぞおおお!」


 外はもう暗くなっていた。


 地上に勢いよく飛び出ると桜は素早く着地した。

 龍輝は地面にたたきつけられた。

 かなたも地面にたたきつけられ、かなめはその上にチョコンと乗っていた。

「かなめ……どいてくれ……」

「はっ!ごめんなさい!」

 かなめは慌てて横に立ち上がった。

「ありがとう」


 すると地面にたたきつけられた衝撃でやっと龍輝が目を覚ました。

「何かものすごい衝撃が……」


 『あ、やっと起きた』


「ここは……研究所はどこだ!?」

 龍輝が慌ててかなたに聞いた。

「研究所はこの下、組員たちはみんな逃げてったよ」

「そ、そうだったのか……桜は!」

「桜は後ろ」

 龍輝は振り向くと、少し目元がうるうるしていた。


「よかった」

 そう言うと桜は龍輝に近づきそっと抱きしめた。

「ありがとう、私の為に」

 桜も少し泣きそうだった。


 それを見たかなたとかなめはその場から少し離れてこれからどうするのか話し始めた。

「それで、かなめはこれからどうするんだ?一応龍輝と桜は助けたってことでいいんだよな?」

「はい!本当にありがとうございました!かなた様にはなんとお礼をしたらいいか……」

「お礼なんていいよ!それと家までものすっごい遠いし……どうやって帰るか……」

「かなた様!そのことなんですがさっき捕まってるときにこれを見つけたんです!」

 そう言うとかなめはワープできる輪っかを見せた。


「それ!ワープできるやつ!なんて都合のいいこと」

「へへ、まさか見つけるなんて思ってなかったです」

 これで家まで一瞬で帰れる。

「さ、龍輝と桜のところに戻って家まで帰るぞ!」

「はい!」


 合流すると龍輝と桜はワープで家まで来ることに納得してくれた。

「でもほんとにいいのか?俺たちかなたの家にいて」

「そうね、迷惑になったりしないかしら」

「俺がいいって言ったんだからいいんだよ!あと龍輝は家壊してるんだからいまさら何気にしてるんだよ……」

「すまない、ほんとに反省してる……」

「それじゃ!俺の家までワープ!」


 輪っかが光だし吸い込まれると特に何事もなく家までついた。

「やっぱり一瞬だな」


 こうして長い一日が終わるのであった。



 2月20日朝9時

 朝の冷たい風でかなたは目を覚ました。

「さ、寒い……仮で直してもらったけどやっぱりどこかに穴とかあるな……窓ガラスヒビ入ってるし、ふすま無いし……」

 リビングに行くともうみんな起きていた。

「みんな朝早いね……」

「かなたが遅いだけだ」

 そういう龍輝の服を見るとまだパジャマだった。


「かなた様!ご飯できてますよ!」

 かなめがご飯を運んできてくれた。

「おいしそう!かなめありがとう!いただきまーす」


 龍輝と桜は何も言わずかなたの食べる姿を見ていた。

「どうですかかなた様!今日は冷蔵庫にあった物を色々混ぜてみたんですが」


 かなたは何がとは言わないが忘れていた。

 一瞬出しそうになったが耐えて全て食べ切った。

「かなめおいしかったよ……肉と魚と野菜は分けた方がもおいしくなると思うよ……」

「そうですか!今度やってみますね!」


 なんとか乗り切ったのであった。



 その後はセカイが迎えに来る4月までは大星に帰る方法がないというのでかなたの家にしばらくいることになった。


 セカイが来る一ヶ月ちょっとの間に四人はたくさん遊んだ。

 かなたは学校に行き友達にも紹介し七人で遊ぶこともあった。

 大星についての話や、今までに何があったのかも少し聞いた。

 龍輝と桜は付き合ってるのかとも聞いたが、それはないと言われた。

 かなめには毎日のように一緒に大星で暮らしましょうよと言われた。

 だがかなたは毎回断っていた。

 中学校が楽しみすぎて行きたいけど行けないと。

 そのたびにかなめはしょんぼりしていたが、かなたはそれを見て中学を卒業したら行くと返していた。

 本当に行く気があるのかは分からないが。


 楽しい毎日を過ごしていると、あっという間に時間が過ぎて行った。

 気づけば3月中旬、かなたは小学校を卒業した。


「かなた様!卒業おめでとうございます!」

「かなめー!ありがとう!」

 この時龍輝と桜は遠くから二人を見守っていたらしい。



 その後も時間が過ぎていき4月1日


 セカイが来る約束の日になった。

「もう行っちゃうのか、なんか寂しいな」

 かなたは少しの間だったがとても楽しかった思い出がいっぱいで寂しくなっていた。

「かなた、いつか大星に遊びに来いよ!いつでも待ってるからな!」

「分かったよ!また遊ぼうな!」

 龍輝はそういうがかなたは行き方なんて知らない。


 続けて桜も話し始めた。

「最初会ったとき矢打ったりしてごめん、またどこかであったら仲良くしてね」

「あの時はびっくりしたよ、でも桜が矢を当てる気ないって分かってさ」

「分かってたのね、私が誰も殺す気がないって」

「もちろん!向こうでも誰も殺すなよ」

「分かってるよ」


 かなめが話そうとした途端、家の前に大きなワープゲートが開いた。


「わわ!もう来ちゃったんですか!?えっとえっと……色々ごめんなさい!」

 まさかの謝罪、かなたは笑いながら言った。

「99の悪いことがあっても、たった1つの良いことがあるなら俺は幸せなんだ、俺はかなめたちと会えてすっごく良かった!だから謝らなくていい!」

「そうなんですか……?」

「うん!」

 かなたがニコッと笑うとかなめもニコッと笑った。


 ゲートの方に近づくとセカイではなく校長が出てきた。

「あれ、師匠じゃないのか」

「ほっほっ、すまないがセカイは今お取込み中なんじゃ」

「そうなのか」

「かなたよ、本当に感謝している、龍輝に、桜まで救ってくれるとは。それでじゃが良かったらおぬしも」

「行かないよ」

 かなたは校長が言い終わる前に断った。

「俺はまだこっちの世界でやりたいことがあるんだ、だから行くならまた今度!」

「そうかそうか、自分の意思を持つことはいい事じゃ、それと水竜はどうするかい?」


「そういえば忘れてた!」

(ったく!いつまでほっとくのかと思ったぞ!)

「ごめんごめん」

(かなた、爺さんに言っとけ、俺はかなたのとこに残るってな!)

 かなたは校長にそのことを伝えた。

「なんか、俺のところに残るって……」

「ほっほっほっ、水竜に好かれるとは中々やるのぅ」

「そうなのかな……」


「ではそろそろ行くとするか」

 そう言うと校長はゲートの中に消えて行った。

「みんな!またどこかで会おうね!」

 かなたがそう言うと龍輝と桜もゲートの中へ消えて行った。

 最後の最後にかなめからひと言。

「かなた様!3年後の4月1日にまた聞きに来てもいいですか?」

 かなたは少し考えると。

「わかった、3年後の4月1日にまたね!」

 かなめはめちゃくちゃ喜ぶとゲートの中へ行ってしまった。

「また会いに来ますね!かなた様ー!」

 かなめの姿が見えなくなるとゲートは消えてしまった。


「皆行っちゃったな」

(そうだな)

「てか水竜、こっち残ってどうするんだよ」

(寝る)

「え?」

(3年間寝る!また3年後だかなた!)

「え!どゆこと!水竜の力とかはどうなるの!?」

 水竜の返事がなくなってしまった。


 後で試したが水竜の力は発動しなくなっていた。

「ま、中学ももう始まるし、心機一転頑張るぞ!」

 こうして四人はそれぞれの道へ進んだのであった。



 かなた、かなめ、龍輝、桜、この四人が出会ったのは偶然だったのかもしれない。




 

 3年後――


 かなたは引きこもりになっていた。



 この話の全ての始まり。

全ての始まり編ラストでした。

もう少し文章力とか表現力を上げたいですね、、

2章に入る前に色々確認したいことがあるので3年とはならないですけど待っていただけるとありがたいです。

ここまで読んでくれた方々本当にありがとうございました!完全に自分の趣味なので進みが悪いですがこれからもよろしくお願いします!

良かったら評価ブックマークもしていただけるとすっごく喜びます!

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