12話 ゲームは勝たなきゃ楽しくない
「おい、なんだその手!」
龍輝の右腕を見てかなたは驚いた。
「あれは、お兄ちゃんが契約した魂『龍王』の能力です……」
「龍王?なんだそれ?」
「かなた様も水竜さんと契約したようにお兄ちゃんも魂と契約しているんです、その魂の名前が龍王……」
「龍王……名前からして強そうだな……」
「龍王は人工の魂と違って天然の魂なのでとても強いです……でも、強すぎるあまりお兄ちゃん使えなかったんじゃ……」
「魂に人工とか天然とかあるんだ……ってか、それって結構まずいよね!?師匠は?もしかして負けちゃった!?」
かなたが慌てていると、ふすまの向こうからひょこっとセカイが覗いていた。
「って!全然平気そうじゃん!」
セカイは笑いながら言った。
「ごめんごめん!まさか魂使えるようになってるなんて思ってなくて、とっさによけちゃった」
そんなことだろうとかなめは呆れていた。
「で、どうする龍輝、桜のことはこっちに任せろ、時間はかかるかもしれないが絶対何とかしてやるから」
「俺は…………セカイさんをぶっ倒して、かなめを連れて行く!」
そう言うと龍輝はセカイに殴り掛かった。
もちろん勝てる訳もなく、殴り掛かった右手をセカイは素早くよけた。
龍輝はそのまま倒れたのだが、右手が床に思いっきり当たると辺り一面の家具が一瞬で破壊し、家が半壊した。
かなたはなんの話かも分からず、家まで破壊された。
「…………」
とっさにセカイがキューブを投げ、その中に入った為、かなたとかなめは無事だったがキューブから出たときのかなたは言葉を失っていた。
(かなた、俺の出番はまだか!)
水竜が語り掛けてきたが、戦う気力なんてなかった。
「…………」
本当に衝撃的なことが起こると何も言葉が思いつかない。
龍輝は立ち上がると、紙をポケットから取り出しセカイの方に見せた。
「この地図の場所にこっちの世界で唯一の研究所があります、俺はそこにいます、もちろん桜もいます、来るんだったらかなめも連れてきてくださいね」
「あ!まて龍輝!」
そう言うと龍輝は行ってしまった。
セカイは追いかけようとするがタイミングよく電話が鳴った。
「誰だこんな時に、はいもしもし」
キレ気味に電話に出た。
「おお、やっとつながった、おぬしが作った携帯の使い方が分からんくての~」
電話の相手は校長だった。
「校長、今忙しいんであとでいいですかね」
「なに、じゃあ今はこっちに戻ってこれなそうか」
「戻るって、そんなに急用なんですか」
「それがじゃのぅ……」
セカイは校長から話を聞き電話を切ると走るのをやめた。
「はぁ、戻るしかないか……さて、こっちはどうするか」
なんて説明しようか迷いながら2人のもとに戻るとかなたが言った。
「師匠、俺あいつぶっ飛ばしに行っていいですか」
かなり怒っているようだ。
それはそうだろう、家を半壊にせれているのだから。
ただ、それだけではなかった。
「あと、あいつと仲良くなりたいってのもちょっとあるし」
「え?かなた!家半壊にしたやつと仲良くなりたいってやっぱ変わってるな!」
「た、確かにそうだけど、ちょっと面白そうなやつだなって思っただけだよ!」
「そうかそうか、よし!こっちは2人に任せることにした!実は俺も急用で大星に戻らないといけなくなっちゃってだな」
かなめは少し心配そうに言った。
「もしかして、また戦うやつですか……?」
「んー、そんなに大したことないよ!4月までには迎えに来るよ」
「分かりました……」
「かなた、かなめを任せた!」
そう言うとセカイはワープゲートを呼び出した、それにかなたは大興奮。
「おおお!なんだこれすげえええ!」
「ははっ、かなたも大星に来る時いれてやるよ」
「おおお!マジか!やった!」
「じゃ!龍輝と桜のことは任せたぞ!」
セカイはゲートに入ると一瞬にして見えなくなってしまった。
「かなた様、これからどうします?」
「そんなのもちろん、龍輝のところに行くよ!」
「ほんとに大丈夫ですか?」
「任せろ!こっちには水竜もいるしな!」
(やっと俺の出番か!)
「勝負は勝たなきゃ楽しくないからな!絶対あいつぶっ飛ばして仲良くなってやるからな……!」
こうして、かなたは今日も学校を休むのであった。
なんかぐちゃぐちゃになってきてる気がしますね、、最初からか
そんなことより
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