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虹の章  作者: 卯月朔夜
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プロローグ

私には兄と姉の三人兄弟。年の差は離れているが仲が良い。だけど、何故だかぎこちない。それは後から知ることになる。

私の家族は長い間、ずっと“家族”になれなかった。

それは…両親に問題があったみたい。


 私達の両親は共に歩むことはなかった。母親側にあった。彼女の生家は神社だったからだ。

母親の祖母にあたる人が巫女だった。その人から入れ替わりの際に色々もめたそうで直系の孫娘だった母がその巫女をすることになったそうだ。

 当時、恋人だった父にはその事を一切話さなかった。何故なら、そのことは大体、婚約者もしくは夫婦なる予定の者のみで恋人だった父には言えなかったらしい。候補者がたくさんいて母は当時、年が最後の候補者だったらしく母自身気にもとめてなかったみたいで曾祖母が亡くなった後、話し合いの結果、母に白羽の矢が立ったため、恋人だった父とは上からの強制で泣く泣く別れたんだそう。そこで体調が悪くなり、病院に行くと妊娠が発覚し兄が誕生した。もちろん、相手は父である。避妊はしていたが何かの拍子でそうなってしまったらしい。その後、たまたま出逢った父と母が再会し、色々あって姉が誕生した。

何度か再会を繰り返した。そして、自分達の子供とも話し合い。ようやく、結婚まで漕ぎ着けて

私が産まれた。

 そんな話を聞かされた私は何も言えなかった。




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