◇ ① 冒険者の階級編 ◇
個人の階級は、いわゆる鉱石タイプ。同階級内の等級あり。パーティやクランはS、A〜Eくらいのランク制。
◆石級 見習い
仮登録の冒険者で、半人前とも呼ばれる。登録料の払えない子供や、訓練学校の学生など未成年者が多い。
ギルドメンバーとして認められているため仕事を請け報酬を得られる。
仮登録ではあるが、ギルドの規則に従う責任が生じる。規則に違反したり、依頼に失敗すれば罰則や罰金が派生する。
フローライト級
石級の特別階級。才能ある貴族や将来を有望された子供に与えられる。
魔法的な素養がある、特に治癒に適性があると期待された者を示す事も。
アパタイト級
石級の特別階級。高い能力は認められるものの、精神性や言動や素行などが不安視されるものへ隠語的な意味に使われる。
◆銅級 駆け出し
一から十五等級
登録料を支払い正式に冒険者として認められた者へと贈られる最初の階級。冒険者人口の多い都市では、石級から銅級に成り立ての二桁等級を初心者、鉄に上がれない万年銅級を含めて一桁等級を初級と分ける。
訓練学校や貴族や騎士などの出身者は五等級以上が約束されている。
マラカイト級
銅級の特別階級。銀級並の才能と認められるものの実績、年齢、経歴、貢献度などが考慮された者や、フローライト級からスライド昇格した者に与えられる。
ゾイサイト級
銅級の特別階級。救護活動や特別奉仕などで社会的な貢献度が高いものや活動の実績を認められたものに与えられる。
◆鉄級 一端
一から十二等級
冒険者として一人前扱いされる階級。子供を除けば鉄級に在籍する冒険者の割合が一番多いと言われる。
依頼の種類や数が増えてゆくのもこの鉄級以上からとなる。
各国の領兵、警備兵などの基準は冒険者における鉄級以上を基準にしているといわれている。
コバルト級
鉄級の特別階級。所属するギルドや都市や地域に功績、貢献のあるものへと与えられる名誉ある称号。
カイヤナイト級
鉄級の特別階級。突発的な依頼や討伐などで優れた活躍をした者に与えられる。英雄級に至る者の目印にもなりうる。
◆鋼級 手練
一から十等級
実力、実績の安定している冒険者の階級。鉄級〜鋼級は中級といわれるが、鋼の三級以上は特に熟練者と呼ばれる。
単独行動の冒険者の壁となる階級でクラン設立の目安となる階級でもある。
兵士における隊長クラスの実力は破壊級以上を条件として望まれる。
アイオライト級
鋼級の特別階級。都市や地域へと根付き、所属ギルドの依頼や実務をよくこなした者に与えられる功労賞的な称号。
アメジスト級
鋼級の特別階級。所属ギルドへの功績が高く、ギルドメンバーとの友好が良い者が選ばれやすい。指導や育成を行うものに立場を望まれやすい。
◆銀級 傑物
一から八等級
一流の冒険者として扱われる階級。銀級以上を上級冒険者と呼ぶ。依頼の難易度が上がり、貴族、王族、大商人など信頼の求められる高額報酬の依頼や指名依頼が増える階級。
依頼の傾向や能力や戦闘スタイルなどにより二つ名が付けられる。
近衛騎士や護衛騎士には銀級冒険者以上の実力を求められると言われる。
クランやギルドやパーティーなどのBランク認定に必要となる階級。
ルナシルバー級
銀級の特別階級。マナメタル級、ミスリル級と呼称されることもある。国や領主や所属ギルドの依頼の受領率と達成率の高い者へと贈られる栄誉ある称号。
クロムナイト級
銀級の特別階級。シルバーマスター、クロムマスターとも呼ばれる英雄級扱いの階級。個人で突出した戦果、単一パーティーでの活躍を称えるために設置された称号。
◆金級 名匠
一から五等級
特別称号階級を除いた冒険者の最上位階級。クランやギルドやパーティーのAランク認定に必要となる階級。
冒険者としての優遇措置に加えて、最低でも男爵位相当の爵位と認められる立場を得られる。
所属する国家によって、特別称号を付与されることもある。
金級一等級はプラチナ級として別格の扱いになる所もある。
オリハルコン級
金級の特別階級。特技、特装などの目立つ特徴を持ち国やギルドの依頼達成率の高いものに与えられる栄誉ある称号。ゴールドスターとも呼ばれる。
アダマンタイト級
金級の特別階級。所属する国、所属するギルドを定めて活動して大きな貢献を果たした者へ与えられる称号。
◆英雄級 匠位
当代の英傑と称されたもの。金級の中でも実力、実績が際立ったもので、所属する国家や勢力が与える名誉称号。
他にも勇者、賢将、剣匠などがある。
冒険者の階級に関しては、オリジナルの設定よりも、一般的なものを基本にして読み手にわかりやすく表記しました。
特別階級にほんの少し独自の階級を設定。
初投稿作となった、逃げた神々と迎撃魔王の作中は低階級の称号など出て来ないというのに。
金級以上になると、二つ名とは別に英雄や勇者(匠位)、国宝(王位、帝位、皇位)、聖人、聖女、仙人(聖位)、世界、伝説、神話(神位)、竜王(龍位)、精霊、星天(星位)などと呼ばれる設定ですが今の所使われるのはいつになるやら、といった感じです。