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アイエー3 残酷な決断

状況は混乱していた。せっかく召喚した勇者のスキルがケツ魔法という得たいの知れないものだったからだ。メイドは上司である王女に報告をしていた。ケツ魔法については解析班が文献を当たっていた。メイドは彼の人となりを話した。彼の第一印象は頼りない、であった。彼は魔族との決戦兵器として召喚された。戦いの道具である。


「つまり、ハズレってわけね」

王女は率直に判断した。

「スキル次第ではありますが、正直戦いには向いていないと思います」

メイドは答える。

「戦闘兵器が戦闘苦手とか、話になりませんわね!」

王女は吐き捨てるように言った。


そうこうしているうちに、解析結果があがってきた。その答えは、解なしというものだった。王都にある膨大な文献の中にも、ケツ魔法という奇怪なスキルの情報はなかったのである。


「殺して次を召喚しましょう」

王女はそう結論づけた。



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