MORTAL DOWNER
●ゆっくりとうごめくような「重苦しさ」は、彼らなりの落ち着きの表れか。
【収録曲】
1.ISOLATION
2.灰燼に帰す
3.蜿蜒
4.Discard
5.Bloodline
6.There's nothing else
7.歪と雨
8.The Devil In Me
9.MOBS
10.Void
11.Demand
12.楔
13.盲目が故に
14.no end
結成30年を目前としたDIR EN GREYの新作アルバム。今作は全体的な傾向として「激しさ」は控えられており、その分ゆっくりとうごめくような「重苦しい」楽曲が目立つ感じでしょうか。前々作・前作と比べてキャッチーな面を更に抑えたような印象も受けます。シングル曲は『The Devil In Me』のみですが、だからといって別段分かりやすいわけでなく、今作の雰囲気に上手く収まっていると言えるでしょう。
ただ、個人的には得体の知れない激しさを強調させた『Discard』『Demand』や、サビで明確に盛り上がる『no end』といった今作では「少数派」の曲の方が耳に残りやすく、メインとなる「重苦しい」曲は地味……とまでは言いませんが少々物足りなく思えました。総じて言うと、ヘビーなサウンドを維持したままキャリアを重ねて彼らなりに落ち着いた作風へとシフトした、といったところでしょうか。
評価:★★★★




