表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

The Insulated World

●ハードな作風を維持しながらも、より分かりやすくなってキャッチーさも増した傑作。


【収録曲】


1.軽蔑と始まり

2.Devote My Life

3.人間をかぶ

4.Celebrate Empty Howls

5.うた

6.Rubbish Heap

7.あか

8.Values of Madness

9.Downfall

10.Followers

11.谿壑けいがくの欲

12.絶縁体

13.Ranunculus


 DIR EN GREYが2018年にリリースしたアルバム。今作の収録曲は全体的に短めで、ハイテンポで一気に駆け抜けていく曲が多いように思えました(『絶縁体』のように7分を超えている曲もありますが)。また、『人間を被る』や『詩踏み』、『谿壑の欲』や『Ranunculus』のように「静と動」の抑揚を付けて明確にインパクトを出した曲も目立つ印象があります。特に、『谿壑の欲』は「A、Bメロでめてサビで一気に爆発させる」という彼らにしてはかなり分かりやすい構成の曲になっています。


 また、「父よ母よ 許して欲しい」(Devote My Life)や「生きたい 生きたい 生きたいでしょ?」(Rubbish Heap)、「信じる事 そうそれだけだ」(絶縁体)のように、意味からして非常にストレートな歌詞が多くなったように思えました。まあ、こんな風に文字に起こすとダサく感じなくもないですが、サウンドは相変わらずヘビーでシリアスな要素を強くはらんでいることもあってか、「曲」として聴くと切れ味の鋭いフレーズになっており、こちらもある種の「インパクト」として上手く働いているのではないでしょうか。


 従来通りのハードな世界観を維持しながらも、程良くキャッチーさも加味された傑作。作風自体は依然としてリスナーを選びそうですが、良い意味で「間口」が広がったようにも感じられるアルバムでした。


評価:★★★★★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ