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マスターの転生遊楽旅  作者: Ryuryu
一章 ダンジョン編
5/59

5話 化け物揃いのダンジョン



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「ん。こんな感じでいいか。」


三徹して出来たのがこんな感じになった。


まず10階層ずつにモンスターを配置することにする。順番で言うと。


10階層。スライムキング

20階層。オークキング

30階層。炎帝狼、氷結狼、暴風狼

40階層。暗黒蜘蛛

50階層。荒波鮫

60階層。キメラ

70階層。聖岩盤騎士(ゴーレム)

80階層。炎復鳥

90階層。スモールキャト

100階層。古神龍


まぁ。この間に砂漠やら氷やら海やら森などなどのフィールドがあるため攻略は絶望的。俺なら絶対に行きたくない。


それと少し補足で90階層のスモールキャトだがネタに近く。こいつは物凄く小さく最低で1センチと指先位のサイズで最大でも腕に抱える程度しか無いため戦うとなると素早すぎて攻撃が当たらん。


それ以外は何となく名前でわかると思うがスライムキングは普通なら魔法しか聞かないのだが魔法攻撃無効のスキルを付けているので化け物に変わっちまった。


オークキングは攻撃と防衛が平均的に強いのだが行かせん知能が悪く単調なことしか出来なかったため知能を上げたら、賢くなりすぎて日本の東大位の化け物になったがまぁ。平気だろう。


次に炎帝狼、氷結狼、暴風狼の三体は連携が凄く相手を惑わすことが得意なのだが防衛の方が悪く。一回でも切られると得意のスピードが出来なくなり、やられてしまうことから毛をダイヤモンド以上に固くしたのと同時に魔力を込めればもっと固く出来る。しかし!普通の時は柔らかくできるという柔軟な毛にしました。


そして暗黒蜘蛛。これに関しては暗殺を強みに頑張って貰おうと思う。簡単に言えば見つからなければ怖くない!の理論で殺ってもらう。以上!


荒波鮫に関してはフィールドを生かして頑張って貰おうと思う。基本ここのフィールドは全体的に海で、しかも荒ぶっていると同時にボスの部屋では時間経過とともに陸地が徐々に無くなるという鬼畜仕様にしました。頑張れ!冒険者諸君。


お次のキメラに関しては全てに対して高スペック。パコソンで言うところの高さ300メートルから落としても壊れないぐらいのフルパソコン!どのモンスターにも見劣りがなく貫禄すら見える!


そしてそして聖岩盤騎士(ゴーレム)。この子は見た目以上に欠点が多く大変だった。デメリットと改善点を上げると、まず光や聖属性に弱いため、そもそも聖属性として作り、色々と重く速さが無かったため鎧を軽量級にして物凄い速さになった。そして防衛力面での心配が出たためダンジョンの中で一番強いスキルを付与すると、あら不思議ー化け物に早変わりー。


次の次はフェニックスならぬ炎復鳥!能力としてフェニックスとほとんど変わらないが唯一違う点を上げるとするならば元々死んでいるアンデッド!しかし外見では全く分からない。世の中とは不思議だよな。


最後に古神龍。これは名前で分かりそうだが。そう。古くからある神に等しい龍である。それ以外に言うことはなく名前だけで強さがわかる。皆は知らない方がいい。世の中知らない方が幸せもある。


そんな感じでの自己紹介だったが改めて見ると凄いな。化け物揃いだ。勇者と魔王が力を合わしても難しんじゃないか?その二人の能力が分からんからなんとも言えんが。


さて。寝るか。そろそろ限界だ。三徹を極めたやつはそれ以上も開けそうだがこんな所で気絶するとヒカリに心配をかけそうだ。今でも心配されてるしな。


「マスター!」


ヒカリのことを考えていたら本人の呼ぶ声が聞こえたためそちらに足を向けて歩く。話を聞けたら聞きますか。


「どうした?ヒカリ?」


やばい。聞いたのはいいがまじで。そろそろ眠い。気絶しそうだ。フラフラする。


「敵が来てるけどどうする?敵は殺して捕まっている人達は助ける?」


なんか言っている気がするがフラフラして立っていることもきつい。さっきの言葉は訂正だ。コーヒーがなければこれ以上は難しいらしい。人間とはわかりやすい。


「どうする?マスター?」


ヒカリの顔を見ると心配そうに見つめている。あぁ。俺はマスターだもんな。そんな心配そうな顔をするなって。ちょっと気絶するだけだ。


「大丈夫だ。いいぞ。俺はちょっと寝る。」


「分かった!マスター!」


俺は記憶が曖昧のため最後の言葉は残念ながら覚えていないがこの言葉を最後に俺が思っても見なかった方法に進むのだった。


☆★☆★☆★☆★☆★


次の日。目が覚める。上は木製ではなく残念ながら岩。ゆっくり身体を持ち上げると少し身体がだるい。思っていた以上に酷使していたらしい。まぁ。三徹だからな。


俺が身体を持ち上げた辺りで気づいたのか。向こうからトテトテと可愛らしい歩き方でこちらへ。ダイブしてくる。


「グッェ。」


アヒルみたいな声を出しつつも優しく抱える。その時鳩尾に渾身の肘打ちが当たったことは内緒だ。男の名誉のために。


「どうした?ヒカリ。」


少し背中に冷や汗を掻きながらも顔はポーカーフェイスで乗り切りつつヒカリが来たことについて質問をして見た。


「マスターに言われた通りにしたよ!」


「ん?」


言われた通り?はて。俺はそんなことを言っただろうか?覚えておらんが。


「いつの事だ?」


「敵が来た時マスターに話したら敵は殺して、捕まっている人達は捕虜として捉えてるよ?」


「………うん。俺が言ったのかそれ?」


「うん。いいよって。」


あああぁぁァァァァァァ!!どうしよ!ヤバいんじゃないか?そんな命令をヒカリにしたのか?やってしまった!ヒカリに命令をしただと!?一生の不覚。それに捕虜だと!?俺はそこまでコミニュケーションは上手くないぞ!?どうする!?どうするよ!?ゆずる!


「とりあえず茶でも飲むか。」


うん。心の余裕は必要だ。精神を統一して頭の中を整理してから交渉をしよう。それが一番良いだろう。決して現実から逃げたわけではないからな?


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



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