一話 追放
一話ァ!
ある日の宿屋
「お前にはこの勇者パーティーを出ていってもらう」
最強の勇者 サンダー
「あの、早くここから立ち去ってください」
最強の僧侶 ロゼ
「早急に出ていって、あなたはこの勇者パーティーに必要ない」
最強の戦士 アルゴ
「...わかりました、今後あなた方と関わることはほとんど無いでしょう、それでは私は故郷の村へ帰ります」
最弱...?の魔法使い ローズ
「ほらよ、荷物だ退職金ってやつも100G位入ってる、達者でな」
サウザンド村
「ふー...久しぶりにここに帰って来たら...凄い発展してるなぁ」
「あれ!ローズ、久しぶりだな!」
サウザンド村の鍛冶屋 アルター
「あ!、アルターさん、お久しぶりです」
「どうしたんだ?、急に帰ってきて」
「いえ、帰って来たかったから帰って来ただけです!」
「そうか!、またいつでも冒険に出てもいいし、いつでも帰って来ていいからな!」
(勇者パーティー追放されたなんて言えるわけないよなぁ...)
その頃、最強勇者パーティー
「くそっ!こいつら体力が多すぎる!」
「勇者様!一度退いてください!」
「わかった!、とりあえず一度絶対安全空間に入る!」
「''パーフェクトセーフティー''(完全安全)」
??? ???
「っ!?、誰だ!」
「!!??、あいつのステータス...上級魔術師を軽く越えている!?」
「なんだと!?、ロゼ、そんななのあり得るのか!?」
「いえ、上級魔術師の魔力を越える''下級魔術師''なんて見たことありません...!」
「下級...!?下級であんな強いの居るのか!?」
「アルゴ!落ち着け!、あいつの強さを見てからだ...!」
「...」
「!?血の...魔方陣...!?」
「なに!?」
「血の魔方陣は本来、最上位魔術師でないと扱えないはず...なんで下級魔術師が...!?」
「炎の神よ、人間を襲う悪しき岩の巨人に鉄槌を与えよ...''ギガフレア''」
「炎の最上位魔法ギガフレア...なぜ下級の魔術師が使えるんだ!」
「水の神よ、人間を襲う悪しき岩の巨兵に鉄槌を与えよ...''メガウォーター''」
「水の最上位魔法メガウォーター...下級魔術師なのになぜここまで...!」
「雷の神よ、人間を襲う悪しき岩の悪魔に鉄槌を与えよ...''ハイパーサンダー'」
「グゴォォォォ!」バラバラバラバラバラ...
「''スモーク''」ボソッ
「っ!?」
「下級魔法スモーク...霧を発生させるだけの魔法だが目眩ましに最適...(あの下級魔術師...まさか...)」
「霧が晴れる...!」
「なにっ!?」
「あの魔術師は一体どこに...」
迷いの森
「...」
次回 襲撃
一話ァ!