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エイトは男達に部屋からの逃げ道を塞がれ身動き出来ないでいると…一人の綺麗な男が扉から顔を出した…


その顔を見て何か良くないものを感じる。


あの時首に攻撃してきたのはあの人だ…直感的に感じてまだ痛む首を押さえる。


ニコニコと笑いながら近づいてくると…感じる圧にジリジリと下がる…狭い部屋ではすぐに壁際に追いやられると…


「ふ~ん…その腕輪ねぇ…これは厄介そうね」


じっと腕輪を見つめている。


エイトは男の顔をじっと見つめるとふと目線を戻した男と目が合う。


男は女性の様な綺麗な顔をしていた…エイトは一瞬女性かな?と首を傾げると


「君可愛いね~名前はなんて言うのかしら…」


男がそっと手を伸ばす。


エイトはサッと避けると


「あら…ここの馬鹿共よりいい反応ね!」


嬉しそうにエイトを見つめる。


「こ、この光に当たると怪我するよ…」


エイトは近くで寝っ転がっている男をチラッと見ると


「あらそうなの?」


ダレンは後ろにいた男を見ると


「は、はい…なんだかの防壁なのかわかりませんがこちらの攻撃を全て跳ね返します」


男の説明ににっこりと笑うと…男を掴んでエイトに投げつけた!


「えっ…わ、わあっ!」


男は急に投げ飛ばされて為す術もなくエイトに突っ込むと…


バチンッ!


最初の男同様光に当たって弾き飛ばされた!


ダレンは飛んできた男をサッと避けると…


「なんで先に言わないのよ。この子が教えてくれなきゃ私がああなってたじゃない…」


じろりと男達を睨みつける。


「他に何か言ってないことはないかしら?」


「す、すみません…剣の攻撃も弾きます…後は武器を投げても同様でした」


チラッと脳天に剣を突き刺して死んでいる男を見ると


「なるほどねぇ~」


厄介そうだなぁ…と腕輪を見ながら考えていると…


「そうねぇ…あなたとあなた…ちょっと来てくれる?」


ダレンは近くにいた男達に手招きすると


「同時に攻撃を仕掛けて見てくれる?」


ダレンの言葉に男達の顔が真っ青になると


「そ、そんなことしたら俺達も…」


「勘弁して下さい…」


「あら…でも二人同時ならどちらかは助かる可能性があるのよ?それとも攻撃しないで私に殺されたい?」


ダレンが笑うと


「や、やります…」


「わかりました…」


男達が覚悟を決める。


「よく出来ました~じゃああなたはこっちから腕輪を狙って、あなたは反対よ方から攻撃してみて…いいちゃんと私の合図に合わせなさいよ」


「「はい…」」


男達はジリジリとエイトに近づくと…


「や、やめて…おじさん達も怪我しちゃうよ…もう諦めて帰して…」


エイトが痛々しそうに男達に話しかける。


「俺達だってやらなきゃどっちにしろ死ぬんだ…」


「行くわよ~!3~2~1~今よ!」


「「おりゃ!」」


二人が一緒に攻撃をかけると…


「「ぎゃあ!」」


二人同時に攻撃が跳ね返った…


「凄い!」


ダレンは驚いて歓喜の声をあげた!

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