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「到着ー!」


エイトは久しぶりの我が家に着くと…


「エイト?」


エイトの声にナナミが家から顔を出した…エイトの元気そうな姿を確認すると


「エイト!おかえりなさい」


家から出てきて満面の笑みでエイトを抱き上げる!


「ナナミ~」


エイトはナナミに抱きつくと胸に顔を埋める。


「やっぱりナナミはいい匂い…ほっとする」


エイトの笑顔にナナミは嬉しそうに頭を撫でている。


「おかえりなさい、どうだった?初めての旅は」


「面白かった!ラルクさんは色々と教えてくれたし、捕まったり叩かれたりしたけど頑張ったよ!」


「捕まった?叩かれた?誰にかしら…」


ナナミが固まった笑顔のままエイトに聞くと


「捕まったのは調査に行った村の村長さんに!でもラルクさん達が助けに来てくれたしダレンさんが匿ってくれたの!」


「ダレンさん?」


「ダレンさん!ナナミだよ!ナナミ、この綺麗な人がダレンさん!」


「あら、本当に綺麗な方ね」


ナナミはダレンを見つめると


「この度はエイトがお世話になりました。それでその村長さんとやらはどうされたんですか?」


ナナミがラルクに聞くと


「あー…大丈夫、ちゃんとやる事はやってきた…(カズキが…)」


ラルクは気まずそうに顔を逸らすと


「まぁならいいですけど…」


「あっ!そうだじいちゃん僕ね魔石をこのカバンにしまっちゃったんだ…魔物がたくさん出てくる魔石で…すごい固くて壊せなかったの」


「ん?魔石?」


「ああそうだったな。ちょっとカバンから出すから大変そうならカズキ手伝ってくれ」


「まぁいいぞ、じゃあちょっとカバン貸してみろ」


エイトからカバンを預かると


「エイトは私と少し離れて見てようね」


ナナミがエイトの手を引くとカズキ達から少し離れる。


「じゃあ出すぞー」


カズキがカバンに手を入れると…


「おっ…これかな?」


何か固いものが手にあたり取り出すと…


あの時と同じように黒いモヤが立ち込める!


「やっぱりまだ発動していたか…」


黒いモヤから魔物が飛び出してくるが、カズキとダレンが次々に倒していく。


ジャックも参戦して魔物を倒していると、ラルクが魔石に剣を突き立てた!


ガキンッ!


剣を弾かれると


「うおっ!本当に固いな、こりゃエイトには無理だったな…」


ラルクがエイトにすまんなと顔を見ると、エイトとナナミに向かって魔物が襲いかかっていた!


「エイト!ナナミ!」


ラルクが声をかけると…


「ナナミ!離して、僕がやっつけるよ!」


ナナミはエイトの手を掴むと後ろに下がらせる


魔物がナナミに襲いかかると…


ドスッ!


ナナミの右ストレートが魔物の顔面を捉えた!


魔物は数メートル先まで吹き飛ばされると…


「エイトが怪我でもしたらどうするつもりよ、カズキその魔石さっさと壊して欲しいわ」


「了解」


カズキは魔石に近づくとダンと足で踏みつける、すると…


ボキッ…


魔石は簡単に砕け散った…

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