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超人達の警察学校  作者: ことなり
新しい日常へ
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日常2

近所のおじちゃんおばちゃんに挨拶しながらいつもの登校ルート。

学校に着いたら、友達と喋りながら授業を受け、休み時間に喋り、また授業を受ける繰り返し。

特に何もないまま帰路につき、家に着いたらネットを開くか、動物の絵を描くか。

平日も大して変わらない。

お風呂にツインテールの髪を解いてお風呂に入る。

結構伸びてきたな〜とか思ったり。

そういえば今日、ちっちゃくて可愛いね〜と三回も言われたな・・・


「ぬおぉぉ!大っきくなりたい!!」


当然誰からも返事はない。

お風呂から上がり牛乳を飲む。

毎日頑張っているというのに・・・成長期、まだか?

時計を見ると8時を回っていた。

今日お父さん遅いな、などと思っていると


ピンポーン


チャイムが鳴った。

こんな時間に迷惑だな〜。

ガチャリ、とドアを開けると男の人が立っていた。

整った黒髪にスーツ姿、歳は20くらいかな?

なかなか、というか普通にイケメンの部類だ。

こんな人会ったことあるっけ?

お父さんの仕事仲間?にしては若すぎる気が・・・


「夜分遅くにすみません。洲神玲奈さんですか?」


「え?あ、そ、そうですけど・・・」


初めて会う人との会話は緊張するなぁ・・・


「お父さんはいますか?大事なお話があるのですが」


やっぱりお父さんの仕事仲間か。

と、思ったらちょうど帰って来た。


「ただいま〜、ん?こちらの方は?」


「え?お父さんの知り合いじゃないの?」


完全に面食らってしまった。

じゃあ誰よ?


「突然すみません、こちら私の名刺になります。」


そう言ってお父さんに名刺を渡した。


「今日は娘さんの、洲神玲奈さんのことで重要なお話がありますのでこれからお時間大丈夫ですか?」


「はい・・・」


そうやりとりしてその青年を家に上げた。

その時見えてしまった。

私が関わりたくないと思っていた2文字が。

名刺にはこう書いていた。


超人 警備局副局長

繁原 大地  と。

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