9 【開拓VRβ版実況2】開拓者ギルドに行く
※お使いのパソコン・情報端末は正常です。
セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。
― 実況ペース/1 速いじゃん/3 どうしたの?/6
― おつおつ/6
「外に出て/5 三歩で/6 死ぬ/2 ゲーム/01 /7 という噂が/1 立つのも/2 /01 不本意なので/3 」
と、視聴者の軽口に応えるエンジ。
今日も引き続きWalkers on the Frontier。略称WotFのβ版の実況をしている。
前回、キャラメイクして外に出たら、銀行強盗っぽいのに偶発的に倒される、というより交通事故でゲームオーバーという終わり方をしたのだ。
結論から言うと。先日の強盗のイベントは特殊イベントでも何でもない、町中でランダムに発生する日常イベントに巻き込まれただけだった。
普通のゲームだったらプレイヤーが強盗団をやっつけて終了し、お礼が貰えるタイプのイベントだ。
貴族が打たれ弱いとは注意されていたものの、街中の騒ぎに巻き込まれただけで倒れるというのは流石にちょっと凹む。
今、エンジは昼の大通りを目的地に向かって歩いている。特にイベントは起きない。
― 治安っていう隠れパラメータ/1 ありそう/2
― 隠れパラメータも何も、/6 このゲーム/5 全数字情報が/1 隠れとる/2
― 狩猟者なら/1 強盗/3 返り討ちにできたと/2 /03 思うんだけどね/2
― いつ/5 キャラメイク/3 やり直しても/2 いいんだよ/6
コメントを見るに、視聴者は退屈かもしれないが、エンジは今の所キャラを作り直す気はない。
「まぁ、/6 それは/1 貴族で/4 一通り/3 確認してから/2 /05 追々/6 」
― 開拓者ギルドの場所/1 分かるん/2 ?/6
「市街地の/9 地図が/1 あって/2 、/7 印が/1 付いてます/2 」
市街地の地図は建物を赤、川を水色で塗っただけのシンプルな地図帳だ。
目的地にペンで丸が付けられている。
しかし、現在地を中心に表示されており、自分が動けば地図も動く、拡大、縮小、目的地を指定すればそこまでのルートを表示してくれる。というカーナビゲーションシステム並みの高性能。
地図上にはARの様に現在地の周囲が浮かび上がり、自分がどこにいるのか分かるようになっている。
ピエロ人形のサポートキャラクター、ハロウさん曰く、キャラが脳内で街の構造を地図上に組み立てている演出だそうだ。地図が読めなくても安心だ。
「はい、/6 こちらが/1 開拓者ギルドみたいです/3 」
着いたのは西部劇に出てくる酒場のような構造の、かなり大きな二階建ての建物だ。
― パカパカ開く/2 西部劇の/9 ドアだ/01
― ウェスタンドアな/1
― また/5 荒くれものに/4 絡まれて/2 倒されるんちゃうの/2
― 貴族は/1 仕事/3 持ってくる/2 側でしょ/05 、/7 そいつに/3 イキって/2 絡んでも/2 /05 損にしかならないでしょ/2
「早速/6 中に/3 入ってみますね/2 」
これからお世話になる身で物怖じしてても仕方がないので、帽子をとって入る。
中は武骨な木造、強いて言うならログハウスのバーかレストランと言った感じだ。二階に上がる階段がある。
一階奥の方に何人か座っているが、今は特に用事はない。
カウンターの女の子がにこやかに挨拶をしてくれる。
「いらっしゃいませ/6 本日は/5 どのような/6 ご用件ですか/3 ?/6 」
「ご挨拶に伺いました。/2 エンジ・ノチリスノイラと/3 申します/2 」
それを聞いたカウンターの女の子は「あっ」という顔をした。
「すいません。/6 今/5 マスターが/1 不在なんです。/2
もう少ししたら/5 帰ってこられると思うんですけど/2 」
「いえ、/6 こちらこそ/5 すみません/6 」
― ワイ、/1 いきなり/6 「どのようなご用件ですか?」とか/03 言われたら/2 /05 絶対/9 キョドる/2 自信がある/6
― 冒険者登録みたいなの/3 やらんの/2 ?/6
「貴族様よ~、/1 仕事かぁ/3 ?/6 」
不意に遠くのテーブルから声をかけられた。
「景気のいい話を/3 頼むっす/2 」
「わしら/1 開店休業で/5 おまんま食い上げなんだわい/2 」
― 酔っぱらいだ/1
― 想像と/3 違う/2 絡まれ方/03 した/2
― この飲んだくれ調/3 自動翻訳で/4 変換してんの?/2 /6 すごいな/6
「こらっ!/6 アードットさん!/1 べクローさん!/1 カーマンさん!/1 失礼な事しちゃ/2 だめでしょ!/6 」
カウンターの女の子に叱られている開拓者達。エンジは思い切ってその三人に声をかけた。
「ちょうどいいので/6 何か/3 おごりますから/2 /04 いろいろ/3 教えてください。/2
この町も/5 外の事も/5 何も/3 知らないもので/2 /04 」
現金な三人組は注文を追加し始めた。
「わーい、/6 ミルウェちゃん/1 ビール/3 追加―/2 」
「肉も頼んまぁ/3 」
「ここ/5 煮込みが/1 旨いんすよ/2 」
― 情報収集か/2
― こんな動きにも/3 対応してくれるの?/2 /6 最近の演算人格は/1 よくできてるんだなぁ/2
― ワイ/1 コミュ障、/3 /7 ロールプレイできず/2 WotFを/3 断念/2
― 生きろ/2 そなたは/1 演算人格に/5 相手してもらって/2 /04 そのコミュ障/3 直したほうがいい/2
― 何気に/6 罵倒/1 酷くて/2 草/6 >生きろ/5
「まずは/5 皆さんの/9 お仕事の事とか/3 お聞きして/2 よろしいですか?/6 」
「ぼちぼちっす/6 」
そっけない態度のバンダナで三白眼、多分カーマン。
「俺らは/1 狩猟者なんだがよ/3 、/7 魔物を/3 狩りに行くにも/2 /7 地図が/1 出来てないから/2 /04 遠出もできねぇ/2 」
金髪で髭の大男、確かアードット。
「未知の土地に/5 測量要員/3 護衛するだけの/2 パーティーなんて/01 、/7 個人が/1 ほいほい/6 出せる/2 金額じゃあないんだわい/03 」
筋骨隆々だが小柄な、おそらくベクロー。
「貴族様にゃ/1 測量隊/3 出してほしいんだよ/2 」
エンジは延々とクダをまく狩猟者たちの話を黙って聞く。
― ここ/1 開拓者ギルド/3 なのに/7 狩猟者が/1 いるの/2 ?/6
― おるで/2 /7 開拓者・狩猟者・学者は/1 最初に/5 ここに/5 行くで/2
― 開拓に関わる人は全員/3 ここで/5 面倒見てるんじゃね/2 ?/6
― ばあやさんも/1 挨拶に行くように/3 言ってたし/2
― 学者や開拓者の/3 護衛として/2 /04 狩猟者が/1 必要みたいだしな/2
― まず/5 貴族が/1 スポンサーになる。/3
測量隊が/1 結成されて/2 /7 地図が/1 作られる。/2
NPCの行動範囲が/1 広がる。/2
最終的に/5 町が/1 発展/2
こうか?/6
― 開拓者には/4 村とか/9 新しい拠点を/3 作ってもらうとか/2 ?/6
― このゲーム、/5 システムを/3 理解するのが/2 /01 クソめんどそう/6
狩猟者は魔物を狩って得た素材を売る事が出来る。
開拓も時間をかければ農産物などが売れる。
測量の土地も買い手が付けば売れるのだが……
測量ができる学者ジョブは戦闘が不得手だ。
測量に行くにはどうしても先立つものが要る。護衛に食費に、遠くに行くなら宿泊費、と、何かとお金がかかるのだが、そういうまとまったお金を用意できるジョブが貴族だけなのだ。
確かに学者は生産職だが、その素材を採りに行くにも護衛が要る。
「学者さんは/1 三人必要なんですか/2 ?/6 」
「一人の時もあれば/5 三人ぐらい要る時も/5 あるよな/2 」
「何してるか/3 分かんねぇから/2 /04 分かんねぇんだわい/2 」
「測量は/5 学者が一人/1 居れば/2 /05 開拓者が/1 手伝ってできるみたいっすよ。/2
俺ら狩猟者は/1 普通は/6 数字が/3 苦手だから/2 /04 手伝いは/1 無理す/2 」
「開拓者が/1 指示してくれれば/2 /05 小屋ぐらいは/1 作れるんだけどな/2 」
「狩猟者の中にも/5 勉強して/4 数学/3 できる/2 やつもいる/01 が/7 ありゃ/1 すげえわ/3 」
― 測量では/5 導線法とか/3 交会法とか/3 使い分けてそう/2
― クロノメーターちゃうの?/6
― 学者ジョブの実況/3 見たら/2 /05 魔法の測量基準点を/3 立てて/2 計算してたぞ/2
― そこは/5 魔法で/4 全部/3 やってくれよ……/2
― ジョブによって/5 細かく得手不得手が/1 あるな/2 、/7 各ジョブの/9 できること/2 できないことの表が/2 /03 欲しい/2
― 開拓者は/1 たしか/6 半戦闘職だよな/3
― 護衛対象の/9 学者の代わりに/5 戦闘職が/3 混ぜられるなら/2 /05 測量は/5 かなり楽/2 じゃないか?/6
― 他になんか/6 いい編成/1 ないの/2 ?/6
エンジはヘルプのハロウさんを呼んでみる。
天井から降りてくる謎のピエロ人形なのに、NPC達はハロウさんに特に反応する様子はない。
システムの一部なのだろう。
― そういえば/6 知らない言葉と/4 技術で/4 本国と/3 連絡してる/2 って設定なんだっけ/03 ?/6
『測量を/3 行えるのは/2 /01 学者・貴族です。/3 測量の補助を/3 行えるのは/2 /01 開拓者です/3 』
というのがハロウさんの答えだった。
― となると/7 測量に/5 必要なのって、/2 /7 貴族のエンジでしょ、/1 アシスタントの/4 開拓者二人、/1 護衛の/4 狩猟者のこいつら三人、/1 /7 測量は/1 できるんちゃうか/2 ?/6
「僕、/1 皆さん三人、/1 あと開拓者さん二人が/1 一番少人数/3 ですか?/6 」
そう聞くとNPC三人は渋い顔をした。
「うーん/6 ……貴族様はなぁ……/1 」
「うーん/6 連れてくとなるとなぁ/2 」
「そうっすねー……/6 」
― 何だ何だ?/6
― 何かあんのかな?/6
― 大体/6 予想つく/2
2019.12. 一部表現追加、変更