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48 【開拓VRβ版実況14】 第二定都の評判

※お使いのパソコン・情報端末は正常です。

 セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。


 開拓VRゲーム。Walkers(ウォーカーズ) on(オン) the() Frontier(フロンティア)。略称WotF。

 舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。

 開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。


 現在βテスト中。バランス確認や不具合や説明不足をチェックするためにベータテスターに実況を推奨している。

 ついこの間、アップデートとβプレイヤーの追加募集を完了した所だ。



 新しいβテスターの拠点の街は第二定都。

 第一定都の遥か西を南北に流れる大河の西、河口付近に開かれた港町だ。



「あれ?/6 」

― 見慣れない/9 プレイヤーだな/1

 開拓者ギルドに入った時、エンジと視聴者がほぼ同時に反応した。


 開拓者ギルドの食堂の端にドーエクと一緒に座っているのはピンク色の癖っ毛をした眼鏡の少年。

 微笑を浮かべてドーエクと話している。正装をしているところから見て貴族だろうか?

 プレイヤーの証である光のエフェクトが時々煌めいている。


「おや/6 エンジさん/1 お久しぶりです/6 」

 ドーエクが声をかけてきた。


「こちら、/1 パークサズラム・ジドヴィンさんです。/3 新しくできた第二定都の街の貴族ですね/3 」

― やっぱ/6 十中八九/6 どこ系の名前か/1 分からんのよな/2

― 国籍色や/3 宗教色を/3 嫌って/2 /04 名前/3 ランダム生成する/2 人は/01 意外と多いぞ/3


 パークサズラムはにこやかに挨拶してくる。

「こんにちはー、/6 ジドヴィン第三十三情報通信会社の/9 パークサズラムです。/3 /7 公示や/2 広告/2 情報収集などの/2 お仕事は/03 ぜひ/6 うちに/5 」

 ドーエクも補足してくる。

「情報通信会社は/1 NPCに対する/5 公示に/3 補正が乗るそうです。/2 NPCに/5 情報が/1 浸透しやすくなります/2 」


「NPCや狩猟者、開拓者のために/5 複数言語にも/3 対応しておりまーす/2 」

― わー/6 外国語が苦手なNPCも/1 狩猟者・/1 開拓者も/1 安心/2


 不意打ちで通販番組みたいなノリにもっていったパークサズラムと視聴者のせいで吹き出しかけるが、エンジはこらえた。



 更に、情報通信会社を経営すると、ギルドに届けられた最新の魔物の情報、各町村の物価や貴族の会社データ、個人の能力などを調べられるようになるらしい。


― すごいじゃん/6

― いいじゃん!/6


「まぁ/6 非常に大雑把というか……/3 /7 見える能力値/1 見えない能力値が/1 ありますし/2 /7 お金も/1 かかりますし……/2 」


― あんまり/6 使えない感じ/2 ?/6

― ここの運営/1 ひどいだろ/3

― パークサズラムさんは/1 怒っていい/2

― 調査能力の習熟度は/1 上がったりはするのか/2 ?/6


「今のところ/5 一番/6 使えそうなのが/2 /01 専用通信魔法ですね/3

 複数のプレイヤーと/3 一度に/6 連絡が/3 取れます。/2

 グループを/3 切り替える/2 事で/04 必要な人だけに/5 情報を/3 伝える事も出来ます。/2

 NPCにも/3 連絡できますよ/2 」


― パーティー内チャットを/3 複数/6 持てる感じ/2 ?/6


 このゲームの遠距離連絡手段はいくつかあるが、パーティーを組んでいるプレイヤー同士が会話できるパーティー内チャットと、連絡先を交換したプレイヤーが手紙感覚で使うメッセージだ。


「ゲーム内メッセージは/1 なかなか/6 使いづらいというのは/2 /01 聞いたことがあります/2 」

 パークサズラムのコメントにドーエクが返す。

「私が/1 使った感覚では/2 /01 留守電を/3 手紙で/4 送るような感じですかね/2 」

「そうですね/7 使いづらい/2 メッセージ機能のお陰で/04 この仕事が/1 成り立つ/2 所は/01 あると思います。/2

 他に/6 情報通信会社らしいところといえば……/3 /7 本国の噂話という形で/4 開発こぼれ話みたいなのが/1 流れてきたりしますねー/2 」


― 何それ/6 見たい/2 >開発こぼれ話/1

― かなり癖が強そうな/3 職種だ/1

― 貴族って言っても/5 会社の内容によって/4 だいぶ違うなぁ/3


「こぼれ話/3 見てみたいですね/2 」

 エンジが聞くと、パークサズラムは笑顔で返してきた。

「新聞のおまけ記事にでも/3 しようかなと/2 」

「新聞を/3 作るんですか/2 ?/6 」

 パークサズラムはエンジの問いに苦笑しながら返事をするが、どこか感情が読めない。

「そうですねー/6 最初は/5 ギルドとか/5 大学とか/5 特定の施設に/5 置くとか/2 そういうのが/01 いいかなー……/2

 でも/7 部数が/1 少ないと/3 /05 単価が/1 高いでしょう。/3

 ギルドも/1 余分な予算は/3 ありませんからね/2 」


「新聞が/1 あったら/2 /05 皆/1 絶対/6 便利ですよね/2 」

 エンジが独り言のようにつぶやく。

― とりあえず/6 それを/3 チェックしてれば/2 /05 最新情報/1 手に入る/2 のは/01 強い/2

― ワールドアナウンスみたいなのは/3 今の所/5 見た事ないしな/2

― 意外だけど/7 狩猟者と/1 開拓者のプレイヤーが/1 NPCの口コミを/3 使えなくて/2 /7 一部の情報で/5 情弱化してるんよ。/2 一方/7 NPCに至っては/5 マジで/6 口コミしか/4 情報伝達手段が/1 ない/2

― 天気の情報も/3 手に入るか/2 /03 聞いとけ/2 /7 海に出る人間には/5 マジで/6 命綱だから/3


 コメントを見てエンジがパークサズラムに返事する。

「新聞/3 作る/2 ときは/05 言ってください。/2

 僕も/1 お金/3 出したいので。/2

 あと/7 出来れば/2 ギルドと/5 僕の家と/5 会社と/5 大学にも/5 お願いします/2 」

 視聴者のコメントを見て、あ、お天気情報ってどれくらい細かく分かりますか?と付け加える。


 ここでパークサズラムの表情が初めて動いた。

 少し驚いたような表情で一瞬ドーエクを見る。

「うーん/6 ドーエクさんの/1 言った通り/2 」

「え?/6 ドーエクさん/1 僕を/3 なんて/3 紹介したんですか/2 ?/6 」

 ドーエクは黙って微笑んでいるだけだった。



 結局エンジが何と紹介されたかは分からなかったが、何となく和やかな雰囲気になった。


 パークサズラムとしては新聞、広告などを手掛けたいが、第二定都の街ではなかなか仕事が来ず。情報屋をやっているらしい。

「だから/7 拠点を/3 第一定都に/5 移そうかと思ってるんですよねー/2 」

「開拓の最初は/5 手探り状態ですもんね。/2 

 安定したら/5 第二定都のお仕事も/1 増えるといいですね/2 」


 フッと、パークサズラムの目が鋭くなったような気がした。

「……エンジさん/1 今/5 実況中ですよね/2 ?/6

 オフレコにできます/2 ?/6 」


「え?/6 えーと……/6 視聴者の皆さん/1 いいですか/2 ?/6 」

 エンジは虚空を見回しながら視聴者に問いかけた。

 突然の申し出だった。パークサズラムは実況を中断しろと言っている。


― ゲームルール上/5 引っかからない/2 なら/05 おけよ/2

― 切っても/5 問題ない。/2 /7 β版実況は/1 努力義務みたいなもん/3 /7 やってないやつの方が/1 多い/3


 フッとエンジのチャットルームに画面が移る。

 先ほどの木の臭い立つ酒場とは対照的な、畳の香りを感じるアニメ調の茶の間だ。

 コタツで寝ていた狸が飛び起きて、コタツの上のスケッチブックに『とりあえず/6 10分/5 休憩/2 』と書いて、寝た。

― シュール/6

― 画面の描き込み量が/1 違いすぎて/3 /04 いつも/5 目が/1 しぱしぱする/2

― 実家のような安心感/6


 エンジが再び切り替えるまで、視聴者はチャットルームに居る事になる。

 追いかけ再生も不可能だ。



「それで……/7 どうしたんですか?/6 」 

 WotFに戻ると、二人が個室に招いていた。完全な密談にしたいらしい。



「第二定都の貴族プレイヤーに/5 問題児が/1 多すぎる/3 」

 パークサズラムの言葉をドーエクが引き継いだ。

「身内贔屓と/3 いうと/2 /01 おかしいですかね?/3 /7 プレイヤー/3 偏重です。/2

 いかんせん、/6 このゲームシステムと/5 非常に/6 相性が/1 悪い/3 」


 プレイヤーはほとんど全ての数値でNPCより優秀なので、そちらを重視するのは無理もないと言える。

 しかし、結果、第二定都のNPCの雇い渋りが発生し、NPCの生活が不安定になっているらしい。


「…………NPCでも/5 移動は/1 自由ですから。/3 難民状態に/3 なって/2 /05 第一定都に/3 流入すれば/2 /05 治安も/1 悪化しますし/2 /7 食料も/1 不足しかねません/2 」


「貴族の役目は/1 街の安定化だからな。/3

 盾をしない/2 盾、/01 回復しない/2 回復。/01

 プレイスタイルは/5 自由だし/3 /7 強制する気は/1 ないが。/2

 こっちが/1 被害を/3 こうむる/2 前には/05 何か/3 手を打ちたい/2 」


 ドーエクとパークサズラムはゲーマー視点で損得に限って意見を述べてはいるが、その実、NPCとはいえ人を邪険に扱うのは不愉快なのだろう。

 まだ問題が表面化する前にこうして動き始めている。


「ルールが/1 複雑ですから/3 /04 ……そのうち/5 気付いて/2 対応してくれればいいんですけど……/2 」

 絞り出すエンジだが……とはいえ、憤りも無理は無いと思える。


「これ、/1 オフレコな。/3

 変に/6 突っつくと/2 /05 アンチだ/3 偽善者だ/3 勇者様だ/3 何だって/3 /04 無駄に/6 結束される。/2

 今んとこ/5 ノープラン/1 だけど/7 覚えといて/2 」

「分かりました/2 」


「では/7 私は/1 イオナさんとも/3 話に行きましょうかね。/2

 彼女の農園は/1 第一定都の食料蔵ですから/3 」

「ドーエクさん/1 イオナさんとも/3 仲がいいんですね/2 」

「パジャマパーティーに/3 お邪魔する/2 程度には/06 」

「パ……!?/6 」


 固まったエンジにパークサズラムが突っ込む。

「ドーエクさん/1 女性ですよー/3 」

「自分で言うのもなんですが/6 男装の麗人というものですね。/3

 この情報料は/1 百クァンほどです。/3 エンジさんから/5 徴収しておいてください/2 パークサズラムさん/1 」

「まいど/6 」

「ええ!?/6 」


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