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27 【開拓VRβ版実況7】魔物と魔石と魔素循環

※お使いのパソコン・情報端末は正常です。

 セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。


 開拓VRゲーム。Walkers(ウォーカーズ) on(オン) the() Frontier(フロンティア)。略称WotF。


 19世紀ごろの科学技術と、それとは別に魔法技術のある世界を舞台に新大陸を開拓していくゲーム。

 拠点としての街を守らないとロストしてしまう可能性が上がるなど、一筋縄ではないバランスを持っている。


 今、絶賛β版で試験運転中。不具合や説明不足をチェックするためにベータテスターに実況を推奨している。


 エンジはこのゲームのβテスター、ジョブは貴族。

 ゲーム中にある自分の会社などに指示を出し、大きな問題を解決していくジョブ、だと思われる。


 しかし、現在何から手を付けていいか分からず、とりあえずお家に居る学者のNPC、ジェクルさんに相談している。

「……まず/7 問題点を/3 整理してみr……るべきです/2 」


― 列挙していくと?/2

― 貧民街の水道/1

― 水質汚染/1

― 貧民街の燃料/1

― 街の子供達の生活環境/1

― スライム/1 あと/7 川の化け物?/1


― まとめると/5 貧民街の環境が/1 劣悪で/3 /04 水も/3 燃料も/3 足りてない。/2

 河に/5 ごみ/3 流してるせいで/2 /04 街中で/5 スライム/1 大発生/2 /7 スライムを/3 餌にして/2 /04 魔物が/1 育つので/2 /04 やばい。/3

 エンジも/1 街中で/5 大きめの/9 スライムに/3 やられる/2 /7 多分/6 共食いで/4 強化された/2 スライム/01

 河に/5 やば強い魔物も/1 居るっぽい?/2 未確認/8


 ジェクルさんに聞きながら色々情報を集める。

 しかし、そこまで目新しい話はない。そもそもいきなり一介の学生が解決法を提案できる問題だったら苦労はない。


― スライムは/1 開拓者ギルドに/3 連絡入れて/2 今/5 警戒してくれてるっぽいけど/2

― 汚染は/1 浄化技術を/3 探す/2 /7 大学かな/5 ?/6

― ゴミが/1 河に/5 放り込まれるの/2 /03 何とかしないと/2

― 貧民街の水は/5 開拓者ギルドが/1 持ってくれてる/2 けど/7 燃料が/1 やばい/2

― これは/1 マジで/6 お船の燃料を/3 節約をしないといけないのでは……/2

― 川の船/3 減らしていいんじゃね/2 ?/6


 視聴者のコメントにサポートされて暗中模索ながら攻略中だ。




「馬車の渋滞が/1 増えています。/2

 現在の/5 水飲み場が/1 足りず/2 /04 増える馬車に/3 対応できていません/2 /04 遠回りが/3 必要になったり/2 混雑する/2 のが/01 問題の様です/3 」


 会社に行ったら課題が増えていた。


― むしろ/7 これ/1 使えないか/2 ?/6

― 人も/1 飲めるようにして/2 /7 馬さんの水桶は/1 別に/6 設置する/2 ?/6

― お馬さんの給水所の/5 ついでに/6 公共の水飲み場?/3

― ランニングコストに/3 見合うのか/2 ?/6

― 馬車が/1 効率化するなら/5 いいんでないの/3 ?/6

― このままだと/5 街に/5 馬車/3 増やせないって事でしょ/2 /7 ゴミの収集が/1 必要になるかもしれないんだから/2 /04 早めに/6 解決しないと/2

― ボトルネックは/1 解消すべき/2


― 衛生的に/4 大丈夫なの/3 ?/6

― 飲む場所/3 分ければ/2 /05 問題/1 無いのでは?/3

― 新宿駅前の馬水槽は/5 人用/4 犬猫用の/4 水飲み口も/01 ありますが/2 ?/6

― 赤い大理石のやつか/3

― 昔は/5 口蹄疫の拡大とか/3 注意だったな/2


― 馬には/5 口蹄疫/1 感染しないでしょ/2

― ヒント:/6 自動車にも/5 口蹄疫は/1 感染しない/2

― 口蹄疫が/1 広まった/2 地域に/05 出入りする/2 自動車は/01 消毒するよね/2 /7 感染性の高い/3 病原体が/01 くっついて/2 運ばれちゃうのは/2 /03 避けないとね/2


― そういえば/6 この時代は/5 コップの/3 使いまわしで/2 /04 結核感染とか/1 あったんだっけか/2

― 一方/7 アメリカは/1 紙コップを/3 作った/2

― 昔の新幹線の紙コップみたいなのなら/3 すぐ/6 作れそうな気がするけどな/2 /7 質を/3 問わなければ/2

― 新幹線の紙コップ???/3

― 封筒型コップって/3 検索すれば/2 /05 出てくるぞ/2

― なに/6 これ/1 省スペースで/3 良さそう/3

― 机に/5 置いたりできねーぞ/2


― そもそも/7 この世界/5 病気/1 あるのか/2 ?/6

― 大学の授業とか/3 聞くに/2 /04 あるぽい/2

― 状態異常?/3

― 足/3 怪我して/2 膿んだ/2 子が/01 居るって/2 /03 言ってたな/2



 かなり悩んだが、必要とあれば水道を作らないわけにはいかない。

 エオフォンファードさんに試算をしてもらってから検討することにした。

 そう指示を出したら、ちょっとフリーズしかけていたが多分何とかしてくれるだろう。


 続いてエオフォンファードさんからもう一つの連絡。

「汽船ですが/5 /7 第一定都の上流で/5 大型の河船を/3 利用したい/2 ので、/04 賃貸借契約を/3 結びたいと/03 申し入れが来ています/2 」

― 河船は/1 遊んでるから/2 /7 一部/3 貸しちゃっていいんじゃないか/2 ?/6

― 定期便/5 利用者/1 少ないし/3

― 河港が/1 なかなか/6 整備されてない/2 件/01

― 街を/3 作ろうとして/2 /05 人が/1 集まってると/2 /05 魔物が/1 寄ってきて/2 潰されるんだよな/2

― 河に/5 でかい魔物が/1 居る/2 可能性が/01 あるし/2 /7 万一を/3 考えると/2 /05 船の位置を/3 分散させられるから/2 /04 上流で/5 使ってもらうのは/2 /01 いいんじゃないかな/3


 書類仕事にも慣れてきたエンジは午前中に仕事を終わらせて大学に向かった。



 今日のテリューナル教授の授業は魔石利用の歴史、魔石のサイズと用途について。


 魔石が内蔵している魔力量は、基本的に大きいほど強く、小さいほど弱い。

 一方で密度が高いほど魔力の開放に必要な魔力量が増えて制御も難しくなるため、高密度の魔石は儀式魔法などでしか使われないという。


「蒸気機関のシンプルな魔導回路に/5 大魔石を/3 使っても/2 /57 一瞬で/5 大火力が/1 発生し/2 、/7 火室が/1 壊れるだけです/2 ので/7 小魔石を/3 使います。/2

 より多くの人が/1 簡単に/6 出力を/3 調整し/2 /7 安全に/6 使えるための/2 設計ですね。/03 家庭用の暖房や/1 コンロもそうです/1 」


― それで/4 汽船の燃料に/4 魔石/3 砕いてたのね/2

― もーちょっと早く/5 教えて/2 ほしかった/8


― それなら/7 屑魔石も/3 買いとってもらえるだろ/2 /7 店/1 何してん?/6

― 質とかを/3 計測するのが/2 面倒とかじゃないかなぁ/3

― 紙だって/1 パルプ専用に/5 木材/3 買ってるじゃん/2

― レーヨン/3 作る/2 工場だって/05 その辺の/5 刈ってきた/2 草を/03 持ち込まれても/2 /05 困るだろうし/2

― 汽船は/1 ともかく/6 /7 煮炊きには/1 使えそうな気がするけどね/2


 授業の後、教授室にお邪魔して話をさせてもらう。

 視聴者発案、『スライムをゴミで養殖して魔石として回収する』。可能なのか?


「できますよ/2 」

― 出来るんだ!/2

― まじか!/6


「もちろん/6 理論上はですが/5 」

 魔力循環の権威の教授の研究室ではスライムたちが水槽で飼われていた。

 スライムの大きさはビーズ大から精々パン半斤ほど。水槽の中をゆらゆら泳ぎ回り、光の加減でスライムの中の魔石が煌めく、大きさは砂粒から大きめのビー玉ぐらい。

 ドブ川の群れと違って、こうしてみるとクラゲっぽいアクアリウムに見えなくもない。


「あまり成長してしまうと/5 危険ですから/4 研究室では/5 この大きさに/3 育てるの/2 が/01 精々なんです/3 」

― そりゃそうだろう/6

― それ/1 /7 でっかくなるまで/5 育てたら/2 /05 自分の/1 作った/2 化け物に/3 /04 やられる/2 マッドサイエンティストの/09 フラグ/01 ですやん/2


「ですが/7 安全を/3 確保できる/2 環境が/01 できれば/2 、/57 全霊をもって/6 協力させていただきます。/2 むしろ/6 研究させてください!/2 」

― 教授も/1 やってみたかったのね/2

― つまり/7 エンジが/1 資金援助すれば/2 /05 実験できる/2 ?/6

― 研究に/5 金と/1 権力/1 大事/3

― 一歩間違えば/5 バイオハザードだもんな/1 /7 難しかったんだろ/3

― 生物災害/1 言い得て妙/6


 更に言えば、一般的な魔物から落ちる魔石も屑魔石もそこまで密度にばらつきはないらしい。

― え!?/6

― じゃあ/6 燃料として/4 売れるじゃん!/2

「流通していない理由は/1 シンプルに/6 換金基準が/1 整備されていないことと/2 /7 コストが/1 高いからですね/3 」

 拾い集めるのも大変だし換金できるかも分からない、大量に持っていても邪魔、というのが屑魔石が放置される要因になっているようだ。




「スライム/3 養殖ねぇ……/2 」

― 皆/1 チベットスナギツネみたいな/9 顔/3 してるな/2


 エンジは開拓者ギルドに相談に来ていた。

 実際にスライム養殖を運用できるのか確認するには実地試験しかない、しかし学者と貴族では魔物が発生して暴れた時の収拾に心もとなすぎる。


 とはいえ、腕に自信のあるいかつい人たちに囲まれるのはなかなか怖かった。


「街から/5 あまり/6 離れられないから/2 /04 町中の仕事は/1 助かるわいな/2 」

「それより/6 カーマン/1 おめー/1 旦那に/3 礼はいいのか/2 ?/6 」

「…………助かったっすよ……/2 」


 なんでも、エンジから街中に大スライムが現れた報告を聞いて貧民街へ帰ったところ、住人がスライムに襲われかけていたらしい。

 大勢で集まっていれば脅威は低いとはいえ、真っ暗なので下手に動けず本当に危なかったようだ。

― 街灯も/1 必要だなぁ/2

― スラムのスライム/1

― やかましいわ/6


「んで/6 普段から/5 「特級市民は/1 魔物/3 見ただけで/2 /04 稼げて/2 ずるい/2 」だの/03 言ってた/2 のが/01 そのおかげで/4 命拾いしたせいで/2 /04 礼が/3 言いづらいんだとよ/2 」

「うるせーよ/2 」



「んで?/6 魔物っつーのは、あいつらぁ/1 スライムから/5 発生してんのか/2 ?/6

 近所に狩場が/3 作れるとなると/2 /05 俺らも/1 楽できるんだけどよ/2 」

― 違うの/2 ?/6


― 職業間の/5 知識の/1 断絶では/2 ?/6

― 魔物に関しては/5 狩猟者のアードットの方が/1 プロじゃん/3 ?/6

― 19世紀は/5 トンデモ/3 言い出す/2 学者は/01 結構居たけど/2 、/7 ゲームの設定まで/1 崩れる事は無い/2 と/03 信じたい/2

― テリューナル教授は/1 嘘/3 言わんと/2 /03 思うのよね/2


「違うんですか?/6 」

「四六時中/5 スライム/3 眺めてる/2 ほど/06 暇な狩猟者/1 おらんわな/2 」

― ごもっとも/6


「そんだから/7 大学で/5 スライム/3 育てて/2 /7 成長を/3 見るってわけだわな/2 ?/6 」

「逃がさないでくださいよ/2 」

「だから/7 こうして/5 旦那が/1 依頼に来てんだろーが/2 」


 町中に現れた大スライムの捜索にも人手が割かれているが、実験中の警備はなんとかなりそうだ。


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