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150 【開拓VRβ版実況36】 輸出品

※お使いのパソコン・情報端末は正常です。

 セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。


「みなさんのお陰で/4 /7 お金が/1 足りなくて/2 /04 輸入できない/2 って事が/01 なくて/2 /7 助かりました/2 」


 エンジ達貴族ジョブを中心に、主要なメンバーが揃って第一定都の開拓者ギルドで打ち合わせしている。


― 先物取引とか/3 金融工学的な何かは/01 無いの?/2

― ゲーム中のシステムでは/5 シンプルに/6 商品と金銭を/3 取引してるだけだな。/2 16bitのゲーム機のRPGの店と/3 同じ/6

― そういった諸々のシステム/3 厳密に/6 構築しようとしたら/2 /05 この開発陣は/1 本国の設定とかから/3 作り込みはじめて/2 /04 多分/6 死ぬ/2


 エンジの視聴者が何か難しい事を言っているが、あいにく、今のところご期待に沿えそうな経済のシステムは発達していない。


 ドーエクとエプヴィルが輸出額を見て渋い顔をしている。

「正直/6 輸出品は/1 イオナ殿、/4 ミルフマ殿、/4 ジェンシール殿に/4 頼りっぱなしだな/2 」

「魔石も/1 ちゃんと/6 売れてますよ/2 /7 エプヴィルさん、/1 ドーエクさん/1 」

 エンジがフォローする。


「エプヴィルさんは/1 兵器開発に/5 余念がなさすぎるんですよ。/3 私は/1 きちんと/6 商売に/3 打ち込んでいるのに/2 」

 エプヴィルを見ながらドーエクが口をとがらせている。


 そんなドーエクだが、イオナは色々お見通しらしい。

「ドーエクは/1 わざわざ/6 浪費してるんじゃない/2

 第一定都の花屋さんから/5 毎回/5 いろいろ/3 買ってくれてるでしょう。/2

 日持ちしない上に高価だから/4 赤字がでなくて/5 助かってるのよ/2 」

「プリザーブドフラワーや/9 花炭の/9 商品開発の一環です。/3 /7 お気になさらず。/2

 ノウハウが/1 できたら/2 /7 ご協力/3 お願いします/2 」

「あら/6 一枚噛ませてくれるの。/6 嬉しいわ/6 」


 何だかんだ言って、皆、経済を回しつつ新しい事をするのが好きなようだ。



 開拓VRゲーム。Walkers(ウォーカーズ) on(オン) the() Frontier(フロンティア)。略称WotF。

 舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。

 開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。


 現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。


 新大陸と旧大陸、いわゆる本国と商売をすることもあるのだが、最近は度重なる災害で何かと入用が多い。

 普通だったら物資の不足が起こるところだが、農業工業によって賄われた。



 イオナが売り上げの資料をぺらぺらめくる。

「主要作物も/3 作っているけど/2 /7 高く売るためには/5 この時代/5 この時期に/5 値段が高いものを/3 狙って/2 出してはいるわね。/2

 ドーエクに/5 もらった/2 ヘチマも/01 売れてるわよ/2 」


― なんで??/6

― そういえば/6 栽培してたな/2

― 美容系は/1 強い/3


 エンジの視聴者も報告を興味深く聞いている。



― イオナさんの農園には/5 温室も/1 あるからな/2

― そんな大量のガラス/3 輸入したら/2 /05 採算取れなくね/2 ?/6

― そこは/3 最先端技術で/4 クリアした/2


― そういえば/6 ガラス製品の工業化も/1 十九世紀あたりか/5

― ソルベー法とか?/3



― なまじ/6 魔法で/4 楽に加工できちゃうから/2 /04 本国は/5 工業技術の発達が/1 遅いぽい/2

― 魔法が/1 発達しすぎて/2 /04 科学技術が/1 遅れ気味感は/3 /01 ある/2

― 開拓者ギルドに/5 魔法の映像投影装置/1 あるもんな……/2

― この時代は/5 氷が/1 高価だったから/3 /04 氷を採るために/4 北を/5 開拓する/2 目的が/01 あったんだけど、/2 /7 この世界は/5 氷結魔法/1 あるしな/2



 それを裏付けるようにパークサズラムがぼやく。

「情報設備を/3 整備したいが/2 /7 魔法通信が/1 便利すぎてなぁ……/3 」

「ラジオ!/3 ラジオ局を/3 作りましょう!/2 パークサズラムさん!/1 」

 ミルフマが元気だ。



 続いて、別の話題。

「エンジ/1 /7 灯台が/1 必要そうな場所/3 分かった/2 ?/6 」

「船員さんに/4 教えてもらった/2 船の難所は/01 こんな感じです/3 」

 エンジがバツ印のついた地図を広げる。


「じゃあ/6 次は/5 これをもとに/4 学者と開拓者の人に/4 設置場所を/3 調査してもらわないといけませんね/2 」

警備会社うちの/1 出番だな/3 」


「フレネルレンズの/3 製造は/2 /01 技術的に/5 問題ないんだな/3 ?/6 」

「はい/6 設備も/1 設計も/1 問題ありません/3 」


「ジェンシール殿は/1 必要なものは/3 ないか?/6 」

「うちの化学プラントも/1 動いてます。/2 /7 発電機も/3 無事でしたし/2 」


― あれ?/6 水力発電/1 生きてるの/2 ?/6

― 怪獣ワニには/4 電線/3 ぶっちぎられただけだからね/2

― 水力発電所は/1 今後/5 増えるかも。/2 /7 西の河港にも/5 実験的に/6 作ってたりする/2


― 火発も/3 使えるようになるのかな/2

― 魔石が/1 余るようになればね/2 /05

― 今でも/5 小型発電機ぐらいなら/1 いけるはず/2


― 直接/6 魔石から/4 電気とか/3 取り出せないのか/2 ?/6

― あれ/1 要は/6 静電気だよね?/3

― 静電気を/3 発生させるっていうと/2 /05 当時でも/5 電気盆とか/1 ヴァンデグラフ起電機とか/1 あるけどさ/2 /7 わざわざ/6 魔石を/3 使ってっていうと……/2


― やるとしたら/5 コンデンサーみたいな用途とか?/4

― 魔石が消耗するたびに/5 取り換えんの?/2

― そもそも/6 電子部品に/5 使うなら/2 /05 小型化しないといけないし/2

― 未知の技術なので/4 魔導回路の大きさを/3 推測できない/2



「活動範囲も/1 広がってきましたから/2 /04 軽自動車みたいなのも/3 欲しいんですけどねぇ/2 」

 ドーエクが言い出した。

「作ってみたが/2 /7 始動に/3 時間が/1 かかる。/2 /7 内燃機関は/5 魔導回路が/1 複雑で/3 /04 作るのに/5 時間がかかる/2 」

「途中の道も/5 魔物が/1 全く出ないとは/2 /03 言い難いので/2 /7 まだ/5 危険ですわ/3 」


― 蒸気自動車/3 好きなんだけどなぁ/2

― 高速始動なら/4 フラッシュボイラーですよ/3

― 何それ?/6

― すげー雑に言うと/6 瞬間湯沸かし器/3

― 火の近くに/5 細い水道管を/3 ぐねんぐねんさせる事で/2 /04 水を/3 熱しやすくする/2



― 何で/6 素直に/6 化石燃料に/3 移行しないの?/2 /6 魔石に/3 こだわって/2 外燃機関に/3 する必要なくない/2 ?/6

― いつから/5 化石燃料が/1 あると/2 /03 錯覚していた/2 /06

― 石油ないの?/3

― 掘る人が/1 居なきゃ/2 /05 ないよな/3

― 当時は/5 地表に/5 じわじわにじみ出てたところを/2 /03 発見されたわけだが/2

― 今のところ/5 それらしいのは/3 見てないな/2


― ない事もない/3

― マジで?/6 誰か/1 石油王にでも/3 なった?/2


― 炭化水素は/1 ガス化したゴミから/5 合成できる/2 ていうか/7 今/5 第二定都で/5 稼働してる/2


― 二十一世紀じゃねーか/5

― フィッシャートロプシュ法は/1 二十世紀初頭だし……/5

― いやいやいやいやwww/6

― どうやって/6 作ったんだよ/2 /7 最近の焼却炉/1 特許切れてないから/2 /04 無理でしょ/3


― 箱庭ゲームの景品の一つやで/3

― 例によって/5 本国うんえいの不思議な力で/4 動いてる/2 ブラックボックス/03

― わー/6 魔法みたーい/3

― 突っ込まないぞ/2


― 第二定都と/5 北西の平原の/5 大量の瓦礫を/03 処理する/2 方法が/01 他に/6 なかった/2

― 第二定都の汚水も/1 どえらい事になってたもんな/3



― 本国って/1 何なの?/6 不思議技術/3 持ってたり/2 /7 ヘチマが/1 売れたり/2

― 本国と/3 本国うんえいを/3 混ぜると/2 わけわからなくなるぞ/6


― 本国、とは/1

 ゲームの設定上では/5 エンジ達の故郷で/3 商売相手。/3 /7 多分/6 魔法技術が/1 発達してて/2 /04 科学技術が/1 未発達気味。/3

 メタ的には/5 このゲームの運営とか/3 エンジ達が帰ってるリアル世界のことを/3 呼ぶこともある/2



― 理論上は/5 この時代でも/5 技術は/1 あるんだよな/2 /7 アーク放電とか/1 十九世紀に/5 あるし/2

― 理論上/5 存在するなら/2 /05 地下で/5 二十億と数十万年前あたりに/5 天然ウラン鉱山が/1 核分裂炉/3 やっとったわ/2

― ニュートンが/1 万有引力を/3 発見する/2 前から/05 リンゴは/1 落ちていた/2 /06



― どうりで/6 内燃機関を/3 見ないわけだ/2 /7 燃料が/1 ないのか/2

― 大雑把に言っちゃうと/6 内燃機関は/1 燃料を/3 爆発させられないといけないから/2

― 飛行機/1 どうやって/46 動いてん/2 ?/6

― 魔力/4


― 魔石から/5 誘導した/2 一定密度以上の魔力を/03 ピストンなり/4 タービンなりで/4 急速に拡散させて/2 膨張させてる/2

― つまり/7 内燃機関と/3 だいたい同じ/6 仕組み?/03


― 内燃機関風の魔導回路/1 超/6 めんどくさいぞ。/3 お陰で/4 高くつく/3


― 液体燃料でも/5 魔導回路でも/5 普及するのは/2 /01 先の話っぽいなぁ/3



 会議の方は道路事情の話が続いている。

「サスペンションと/1 タイヤは/1 改良の余地ありだが/3 /7 道路も/3 何とかしないとな/2 」

「それは/1 運輸会社うちの/5 担当っぽいですね/3 」


― そういえば/6 石油無いなら/5 アスファルト/1 ないよな/2

― コンクリ敷き……?/3

― マカダム舗装しかねぇ/3

― あれ/1 要は/6 砂利道だよね?/3

― ハダシデフムトチーデル/6


「エンジは/1 ダンピングの被害から/5 回復したところでしょう。/2

 うちも/1 農園への交通手段が/1 多いのは/3 /01 助かるもの/2 /7 道路の整備ぐらい/3 手伝うわよ/2 」

 イオナが助け舟を出してくれた。


― そういえば/6 向こうのノチリスノイラ/1 どうなったんだろうね/2 ?/6

― 北西の平原/1 壊滅/2 以来/05 行方不明なんだよな/3

― ゲーム/3 やめたのでは?/2

― 不正アクセス何ちゃらとかで/4 逮捕されたんじゃね?/2


― まだ/6 一件落着してなかったの?/2

― あの事件/5 事情聴かないといけない人が/1 世界中に/5 居るんで/2



 時代が混ざりつつ、開拓は続く。


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